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転載ー百田氏発言をめぐる琉球新報・沖縄タイムス共同抗議声明

2015年06月27日 | 政治・社会
「百田氏発言をめぐる琉球新報・沖縄タイムス共同抗議声明」というタイトルです。
安倍政権の進める戦争法案の行く先に待っている日本の社会がどのようなものになるかを示しているものです。まだ決まらぬうちから、自民党の憲法草案のそのまま、国民の権利を制限する思想が当然のように実行に移され始めているのですから。
以下共同声明です。

          百田氏発言をめぐる琉球新報・沖縄タイムス共同抗議声明
                                      6月25日 19:39
 百田尚樹氏の「沖縄の2つの新聞はつぶさないといけない」という発言は、政権の意に沿わない報道は許さないという”言論弾圧”の発想そのものであり、民主主義の根幹である表現の自由、報道の自由を否定する暴論にほかならない。
 
 百田氏の発言は自由だが、政権与党である自民党の国会議員が党本部で開いた会合の席上であり、むしろ出席した議員側が沖縄の地元紙への批判を展開し、百田氏の発言を引き出している。その経緯も含め、看過できるものではない。
 さらに「(米軍普天間飛行場は)もともと田んぼの中にあった。基地の周りに行けば商売になるということで人が住みだした」とも述べた。戦前の宜野湾村役場は現在の滑走路近くにあり、琉球王国以来、地域の中心地だった。沖縄の基地問題をめぐる最たる誤解が自民党内で振りまかれたことは重大だ。その訂正も求めたい。
 戦後、沖縄の新聞は戦争に加担した新聞人の反省から出発した。戦争につながるような報道は二度としないという考えが、報道姿勢のベースにある。
 政府に批判的な報道は、権力監視の役割を担うメディアにとって当然であり、批判的な報道ができる社会こそが健全だと考える。にもかかわらず、批判的だからつぶすべきだ—という短絡的な発想は極めて危険であり、沖縄の2つの新聞に限らず、いずれ全国のマスコミに向けられる恐れのある危険きわまりないものだと思う。沖縄タイムス・琉球新報は、今後も言論の自由、表現の自由を弾圧するかのような動きには断固として反対する。
 琉球新報編集局長・潮平芳和
 沖縄タイムス編集局長・武富和彦

 沖縄の両紙だけではなく、侮辱されている沖縄県民、国民は当然のこと、マスココミがすべて抗議行動をすべきでしょう。
 安倍首相の「言論の自由は守る」などという口先には騙されないぞと。何しろ安倍首相の輩下の議員ですし、親しい百田氏の発言ですから。
 ところで、このとき発言した、大西議員(東京16区選出)、井上議員(福岡1区選出)、長尾議員(近畿比例)などは、選挙中どのような公約をしていたのでしょうか。議員の守るべき憲法と、その下の言論の自由についてはどのような考えか、選挙民は知っていて選んだのでしょうか。

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1 コメント

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Unknown (こぶし)
2015-06-27 21:57:20
翁長さんの挨拶が沖縄の心を代表しています。
自民党の若手議員たちは、翁長さんから学ぼうとしていません。許せないですね。
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