レポートを書く機会がありました。その時は「社会心理学」の一環として選んだのが表記でした。2000年のレポートですが、現在はその危惧していたことが増幅されてきているようです。
1.問題の所在=なぜこのテーマにしたか
1923年(大正12年)9月1日午後12時40分 関東地方を大地震が襲う。いわゆる関東大震災である。この自然の猛威による大被害もさることながら、この混乱を機におきた朝鮮人の大虐殺はまったくの人災でありこの面からの究明も行なわれている。これは、地震と火災で混乱する中、どこからともなく朝鮮人が暴動を起こしたというデマが流され、その後、戒厳令がしかれ、そのもとで大量の朝鮮人の虐殺が行なわれたのであった。この事件は、今日では組織的・計画的に進められたようだということがわかってきた。この事件当時の為政者のイデオロギー、一般大衆の思想状況、教育やマスコミの果たした役割などを概観することにより課題に答えたいと思う。
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