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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

うれしかった言葉

2015-10-12 19:16:16 | 日記
 秋空が高い。気持ちのいい1日でした。雨降りの日は、足腰が痛みます。昨日は右上半身と左下半身が痛みました。なんでこんなに痛みがでるのだろうと 思います。交通事故の後遺症はなかなか治りません。脊椎の手術をすれば痛みが軽減するかもしれないとも言われます。「でも、もういいの、そんなに長生きするわけでもなし・・」「そんなことないですよ。まだまだこれからですよ」「そうかな、もういいなぁ・・」「そんな悲しいこと言わないでください。だめですよ。そんなこといっちゃ・・・」私はその言葉がとてもうれしかったです。その言葉がごく自然にその人から出たからだ と思います。素直で必死の言葉でした。そうか、それだけで私は満足でした。

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博士の愛した数式

2015-10-10 20:00:59 | 日記
 朝晩が寒いくらいになった。昨年と同じ時期に宮城県松島町へ75歳以上のシニアサッカー大会の取材に出かけた。東北の方たちのあたたかいぬくもりに出逢う。認知症の母がいろいろ問題を起こした後だったので、そのぬくもりに癒された。小川洋子さんの「博士の愛した数式」では、博士は80分しか記憶がもたなかった。母は10分くらいだろう。10分前に電話で話したことも、当然内容も何も覚えていない。それに気がついて、とてもつらそうだ。メモを取っても、そのメモの意味が分からない。でも、その10分を母はしっかりと判断し、理解し、自分に都合のいいように解釈する。それはみごとで、その瞬間が母のすべてなのかもしれない と思う。そして、母にはそれが10分なのであり、私も限りある記憶の時間を、母のように生きている気がする。限られた時間にまことしやかに自己表現をして、自分に必要な(都合のいい)記憶だけ残して人は生きているのかもしれない。だから、私はその中にある純粋な数式を愛したいと思う。


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白蓮(2)

2015-10-04 01:07:27 | 日記
 ラグビー、日本対サモア戦を見る。気が滅入る日にはサッカーよりもいい。まっすぐ進めばいい。このぶろぐの人気記事に白蓮ある。女性が読むことが多いのだろうが、なぜだろうかと思う。「花子とアン」で仲間由紀恵が演じた白蓮の影響だろうか。心の中にそんな願望があるのだろうか。すべてを捨てて愛する人のもとに走る。それも大富豪の奥さまの地位を捨て若い大学生のもとへ。今でも大変なことなのに、大正時代に起こったことだ。恋に落ちるのは3秒あればいいという。落ちてはいけないその恋に落ちて、どうするのか?自分の心のなかにだけ密かにとどめるのか、それともいけないと思いながら二人の会う瀬を続けるのか、自分をだますことができず相手のもとに走るのか。昔は、女性が離婚をする場合は、陰にだれか愛する人がいたからだ と言った。いまはそんんこともなくなんとなく合わないからと別居になことが多いらしい。白蓮のように生きるのは無駄なエネルギーを使うことと、今の人はしないようだ。賢いのだ。骨が折れようが命がけで愛する人のもとに走るなんて・・・ばかなことだったのだ。心がそこにないのに、暮らしを続ける・・・。時間の無駄使いだとは思わないのだろう。やっぱり私は白蓮が好きだ。そのエネルギーがまだあるかもしれないのが怖いこの頃だ。

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