福島原発メルトダウン 
著者 広瀬 隆 さま 
Ｐ １４いま私の悪い予感が現実になり、しかも刻一刻と事態は悪化しています。
学者でも専門家でもない私が予測できたことを、電力会社や国の原子力関係機関、
原子力の専門家が予測できないとすれば、彼らは一体何のために存在するのか。
Ｐ ２０もし、福島以上の原発震災が起こってしまったら ー
そのとき私は、まちがいなく黙り込むことになるはずです。
もう原子力の本は書きません。
書く意味はないでしょうから。
Ｐ ３９『 津波に負ける原発を四〇年も運転していた怠慢が天災によって暴かれた 』
ということであり、 『 天災によって人災犯罪が暴かれた 』 ということなのです。
Ｐ ４７学者は、エンジニアではありません。したがって原発に事故が起こったら、
原発メーカーの設計者に解決してもらうほかないのです。
しかし、福島第一原発が危機に瀕しても東京電力は原発をつくったメーカーに相談
しなかったといわれます。それどころか、メーカーから支援の申し出があったのに、
なぜかそれを断ったという話も報じられています。
Ｐ ５３原発一基の廃炉には、通常でも６００億円
( １１０万キロワットの場合 ) かかるとされます。
原発一基を新設するには、それ以上の金額 ー
数千億円単位の費用と長い年月がかかります。
Ｐ ７０２０１０年１０月２６日には福島第一原発三号機でプルサーマル営業運転に入っていたのです。
プルサーマル http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AB
