妄想ジャンキー。202x

あたし好きなもんは好きだし、強引に諦める術も知らない

『てるてる家族』11週 感傷的な旅に出よう 、感傷的なわが家への旅

2016-06-25 11:20:20 | 朝ドラ
BSプレミアム・朝ドラアンコールにて再放送中、2003年BK制作の『てるてる家族』
11週目の、まとめようにもまとまらないネタバレ感想レビュー。



夏子の夜間飛行機、飛び立ちます。


※大変長めのエントリーとなっております。




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●冬ちゃん宝塚目指すんだって


10週ラスト、突然「宝塚歌劇団はどうだ」と薦められた冬子。


「わからない、迷ってる」のわりにノリノリの冬子


雑コラしてんじゃないよwww



久世さん(照子が入院してたときの担当NS)は『タカラファンヌ』ってより。
『ヅカオタ』なんじゃないか。

 
「お母ちゃんは見るよりやった方が楽しいと思うで」

さあいつもの無茶ブリ強引な照子の大博打の始まりです。



●照子というジャンル


とまあ照子は宝塚をごり押しするのですが、春男はそうもいかず。


「普通にしてたらええやろ、普通にしてたらええねん」

春子はプロフィギュアスケーター、夏子は梅田グランド劇場の歌手。
秋子は優等生、じゃあ冬子は……

ってかこの岩田家、本当の意味の『普通』の人いるのかっていう疑問。



三面鏡による画面分割のテクニックがお見事な夫婦の寝室シーンなのですが。


「子ども放っといたら、私の人生じゃなくなる」
「子どもの人生は子どものもの」
「私の人生は私のもの」


果たして照子は毒親なのか。

春男さんの言ってることはぐう正論なんだけど。
でも照子の言ってることも、180度間違いってほどではなく。
「干渉or放任」の対立軸のようにも見えるし。

ていうかむしろ、照子は照子というジャンルのような気もするし。
(なんだかそれが一番しっくりくる)



●物干し台で




ひとり月を見上げて歌う夏子。

先週は秋子がマンボを踊った物干し台。
象徴的に描かれるこの場が素敵です。




●姉妹の距離感


春子は急性肝炎による全日本選手権出場辞退から、少しスランプ気味の様子でした。
で、ハマってみているのが『夜霧のブルース』

 
浅丘ルリ子の台詞覚えちゃったよ(あるある

そんな春子を照子に頼まれて、春子を見張っていた冬子。
尾行していたのをばらして、喫茶店で夏子の様子について話すふたり。



「夏ちゃんも悩んでんじゃないかな」

「子供の頃からずっと同じことしてきて、人から褒めてもろて、そやから努力してきて。
 負けたらいつも悔しいて、『もうここまでにしとこう』なんていつまで経っても決められへんような気ぃすんねん。
 『そのあとに私には何が残るんやろ』て思たら…」


落ち込んでない、と言いつつも本音がポロポロこぼれる春子。
冬子と秋子の関係があるように、同じくらいに夏子と春子の関係がある。
冬子の知らない夏子を春子は知っている。


「みんな楽しそうに見えてても、ほんまは悩んでんな。自分のことで…」

その春子へ、教訓めいた言葉をかけるでもない冬子。
そっと話を聞いているだけ。

この距離感が好き。
秋冬子のときもそうだったけど、干渉し過ぎずしなさ過ぎず。
信頼しあってる距離感が好き。




●時間が経ったということ




パンを食べたくなった夏子が厨房にやってきた。
(喜助との顔のサイズ差、遠近感覚が狂うわ!)

そこへ工場長が酒種パンの話をしはじめます。

12歳の頃から修行を積んできた酒種パンの技術。
でも気がついたときにはそれは時代遅れのもの。
新たなイースト菌で生きていくしかない。
イースト隊として、イースト菌の歌を歌い……




春子の体型が変わるように、夏子も『場慣れ』していくように。
時間が経てば、パンに使う酵母菌も変わっていく。

時代の変化に戸惑いを隠せないけれど前に進んでいくしかない。
工場長の向こうに春子と夏子が見えたような気がした。


明るさのなかに時々ピリッと切ないスパイス効かせてくる。
料理のさしすさそではないけれど、登場人物の味がグッと深くなる。


って喜介さんと恒ちゃんの頭に鍋掴みのっけ続けるバランス能力な。




●ヨネばあちゃん


酒種あんぱんは時代遅れになったかもしれない。
けれど喜ぶ人が一人いる。
懐かしい味がそこにある。



「本当は好きだった」

無駄な努力はない。
どこかで誰かが待っている。


お婆ちゃんにそれを持っていったのが夏子姉ちゃんっていうのは意味がありそう。



それにしても酒種パンを見たときのばーちゃんの嬉しそうな表情と、お上品な食べ方よ。




●歌声喫茶


春子のデートのお相手は……と気になっていたところ。


なんだデートの相手って無能田中コーチじゃまいか。
田中おい教え子に手を出すのか。



なんだ……す、すごい衣装だな。

田中コーチが、春子と冬子(ついてきた)連れてきたのは歌声喫茶。
実は田中コーチの副業先でした。

「誰かてここで一つになって歌歌たらな、すぐ仲良うなれるんや」、と2人をご案内。

 
テュリャテュリャテュリャテュリャテュリャリャ♪
ヾ(。・ω・。)ノ゙ヾ(。・ω・。)ノ゙


なんだ歌声喫茶楽しそうだなあ!!!



●東京へ!


そのころ照子のもとにやってきたのは、7週で夏子をスカウトした斎藤さん。


「どうでしょう?!もっと上を臨んでみては…?」
「東京に出て本当のスターを目指してみては…?」
「東京です」


東京!ついに東京!
俄然石川数正味やらミズタク味やらが増してきた斎藤さん。



ここ、回をまたいで大盛り上がりの歌声喫茶シーンと、斎藤さんと照子が東京進出を話しているシーンが交互に挟まっていました。
驚く照子に歌声喫茶の力強い合唱がかぶっさって、思わず見ている方の気分も盛り上がりました。


すごい技法。




●上原多香子の鼻に


春子と冬子がテュリャテュリャしてるころ。



秋子と静子さんは煎餅まるごと食べるし。
それ何枚いけるか競争はじまるし。



夏子は!!パチンコ玉を!!

鼻の穴に入れたら!!!


取れなくなって!!!




上原多香子に何させてんのwww
史実だとしても何させてんのwww




●地球がひっくり返ってもボケッとしてる人だけど


爆笑する一方、これに激おこなのが春男さん。



誤:パチンコ玉で夏子は死にかけてえらい目にあった。

正:見ている方の腹筋死にかけてどえらい目にあった。



「地球がひっくり返ってもボケッとしてる人やけど、娘がひっくり返っただけでカッとなる人なんや!」
「心配だけは人一倍するんや」


パチンコ玉ひとつの話なのに春男の背中に涙腺がっ(´;ω;`)



●石田三成が関ヶ原で負けたのがもめごとの原因


夏子の鼻栓がとれました。



夏子に東京行きを提案してみた照子。
心配性なお父さんはそれを事後報告に近い形で聞く、と。

カオスなエピソードにみえて、繋がってるのがすげえ。



ところで、『大阪よりも東京』の理由。


「昔関ヶ原で負けたのがあかんのと違う?」

照子強いwww
治部殿がんばれwww


って関ヶ原で笑ってたら……


「お前が(夏子の話を)聞くいうことは、もうそうせえ言うことやろが!」

珍しく怒号を上げる春男の言葉に思わずハッとした。

あるある。
うん、わかる。
で、照子ならそうなりえなくもなかった。



●「勝手」




照子がそう言うからじゃない。
自分で決めて、自分で東京に行く、と宣言する夏子。


「そやったら勝手に東京に出ていくことや!」

『勝手に』出てけなんてお父ちゃん言いたくなかったんだろな。
冬子の件もあってそれだけ堪えてたんだろか、と。


(どうでもいいけど、夏子は絵的にユイちゃん味がある)



●歌こなーい。



「僕の恋人東京へいっちっち♪」

歌くるー?!(゚∀゚)と見せかけて


「歌う気持ちにならへんわ」

夏子よ……

歌をただの歌じゃなく、心情表すのに効果的に使ってるのが上手だなーと。
やはり「ちかえもん」とよく似てるなーと。




●「普通」




春男は「秋子冬子は普通の子」とした上で、「何で普通の人生やったらあかんねん」
でも照子は「夏子は普通やない」

先週「普通に生きたい普通じゃない秋子」が描かれたからか、
『普通ってなんだろう?』って考えるなあ。




●ローリーの名言


「じゃあそれは運命だ」と夫婦が結論付けたら。
ジャジャジヤジャーンと冬子のピアノに『運命』をパス。
この場面転換が本当に秀逸。(伝えきれないのがつらい)



「親と子なんてそもそもが異文化交流や」

ローリー、おまえ何ローリーいいこと言ってんの。
すげえじゃんローリー。



「あんた……老けたボンボンやね」

照子の関ヶ原発言もたいがいだったけど、冬子の老けたボンボン発言も酷いwww



●斎藤さん俺の家祭り


で、夏子の東京の話なのですが。


「しばらくは私の家で」

って、ええ!!斎藤さんちなの?!
こっちも俺の部屋祭りなの?!


えーそれはー…と思ったら

「うちには妻と4歳の娘がいますから」
と。

そ れ を 早 く 言 え 。



●佐世保はあの日雨だった


 
「私勝手に生きるから!勝手に行くから!」

怒ってるような泣きたいような表情の夏子よ……



ほんでお父ちゃん、お父ちゃんはいつもこの床屋の鏡で姉妹を見てたんだよねえ。
姉妹を守ってたんだよね。


そんな夏子に声をかけたのは、ヨネばーちゃんでした。



夏子がヨネばーちゃんから渡された手紙。
佐世保から春男が書いた手紙でした。
第4回~5回

 

肺炎で死にかけた夏子。
センチメンタルジャーニー。
世の中にはこんな歌が流れてた。
自由に生きてほしい。



「あんたは勝手に生きてきた訳と違いますね。これからも勝手に生きる思たら罰当たるで」

『自由』に生きることを望んだ両親。
『勝手』に生きようとした/その言葉を選んだ夏子。


そこに「そうじゃない」とばーちゃん。
ばーちゃんの存在、効いてる。


まさかペニシリン話をここで回収するとは。
しかも春男でも照子でもなくばーちゃんによってとは。
夏子が朗読するでもなくBGM入るでもなく、ただ夕日が差し込むだけとは。



この婆ちゃんの言葉。
10週で米原さんの言葉とも重なります。


「自由と身勝手をはき違えたら駄目なんです」

1回/1週/全体の中でシーンやセリフの繋ぎが秀逸だなあと。
伏線の張りっつーか。
これ2回目3回目の視聴で感想変わってくる作品だわ、きっと

(だから円盤!円盤!!うち焼けないんだよう!)




●季節感




「その日は冬の訪れを感じる肌寒い日曜日でした」

枯葉や風の空気感、腕をさする仕草。
季節感の演出があるだけで、登場人物への感情移入がしやすくなるんだわ。


あっ、UMA増殖してる…!!




●何をいまさら



「(喫茶店で歌うことが)そんなん恥ずかしいわ」っておまえら今更だし。


弘子姉ちゃん歌い出すし。


秋子にはマンボも謎人形もあるし。

ほんとにもうこのドラマは!!( ゚д゚)




●冬子が何を見ているか



「誰かてここで一つになって歌歌たらな、すぐ仲良うなれるんや」

冬子が春子に連れられて歌声喫茶に行った意味。
言い争う照子、春男、夏子を見ていた意味。

冬子が見ているもので描いていく。
だから冬子は、春男を歌声喫茶にひきずっていく。



どのシーンで誰が何を見て何を思ってきたかを大切にしてるんだなあと実感。



●楽しそうな歌声喫茶


春子は夏子をつれて歌声喫茶へ。(マジ春子長女だわ)


テュリャテュリャテュリャテュリャテュリャテュリャリャ♪♪♪



ってイースト隊www
それ多分逆に目立つwww




●あの子はどこに行った


東京から、西山Dがやってきました。
『あさが来た』では、山王寺屋一家の面倒をみてた倉掛さん、中村育男さん。



「いとしいあの子の姿が見えへん」
「あの子はどこ行ったんやろ?」


スリコの曲紹介を聞きながら西山Dと向き合う夏子、というカットですが。
曲紹介はまるで春男の声を代弁しているようでした。

春男は今まさに歌声喫茶に向かってる最中なんだけども。
夏子鹿に泣いていた春男の心情表してるみたいで。



●笑顔と真顔


その西山Dの前で歌うことになった夏子。
おばあちゃんに見せてもらった手紙にあった、思い出の『センチメンタル・ジャーニー』を歌います。



夏子がステージに立って、冬子に見せた笑顔、春男に見せた真顔。
それが見える場所に座る照子。




明るい歌声喫茶の中でここだけ違う空間みたい。
うまく言えないし、そうじゃないんだけど、バージンロードのようなそんなような。




●歌とドラマの相互作用


 



ステージから客席へ、ぐるりと回るカメラワークに思わず息をのむ。


『トットてれび』の毎回終盤の歌シーンで見た、と思い出した。
歌とドラマの力を存分に使ってるんだなあと思うと、これが13年前の作品かと思うとさらに鳥肌。

どこかに大友さんのビックバンドいても違和感ない。



●センチメンタルジャーニー




『自由』に生きられるのは、歌を歌えるのは、佐世保で命を助けてくれた両親のおかげ。
デービッドはんやハリー医師のおかげ。

感謝の気持ちがセンチメンタルジャーニーに乗って。
春男にも照子にも、きっと佐世保にも届いてるんだなあって。


 

でも少し寂しい、センチメンタルジャーニー。

春男が父になり、照子が母になり、夏子が飛び立っていく。

そんな「普通」の家庭の出来事って、結構切ない。
それが「普通」なのかもしれない。

佐世保時代からの長い、長いロングパス回収。
『あさが来た』や『あまちゃん』でもそうでしたが。
伏線やロングパスって、長期間続けてみていた視聴者へのご褒美ですかね。
それって制作側と視聴側の信頼関係の上に成り立ってると思うんです。

伏線回収、ロングパス回収、行間表現。
製作スタッフを信頼できるドラマ、視聴者冥利に尽きるものです。



しかしこの佐世保回ですが。

 

照子がのけぞって歌って踊って、春男が「背骨折れるで」ってツッコミ入れてたのはナイミツニナ!



●語りが冬子という意味


で、〆のナレよ……


「寂しそうに去っていくお父ちゃんの背中に、私は声をかけることができませんでした」

冬子だけが春男の背中を見ている。
戸惑うような冬子がまたひとつ成長するんだなあ、と。

それにしてもすごい15分だった。




●酒種あんパン


 
「娘を…夏子を…どうぞ…よろしゅうお願いします」

不器用な言葉ながら、誠実に西山Dと斎藤さんに向き合う春男が、あんパンを手渡します。
それは酒種あんパン。
時代遅れかもしれない、でもどこかで誰かが待っているあんパン。

母の顔をしてる照子、父の顔をしている春男。
それを誠実に受け取る西山Dが優しい顔してるんだろうなあって。



●ちょっと普通と違う



だからでけえってのそれ!!

歌声喫茶で、照子が春男に気づかなかった意味。
だから西山Dがきたときに、思わず照子が焦っていたわけだ。
それが照子のあの母の顔になったわけか。




自由に生きてほしい、と願った照子。
普通に生きてほしい、と願った春男。




夏子はちょっと普通と違う、と照子。

『普通』とは?とずっと考えてきたけれど。
例えば秋子にとっての『普通』が、「好きなものは好き、楽しいものは楽しい」と生きる『普通』ならば。
夏子にとっての『普通』は、「誰よりも親のことを思って、その思いを届けたい」という『普通』なんではないかと。

それって当たり前の『普通』なんだけれど。
秋子にしろ夏子にしろ同じ『普通』は誰一人としていない。




●運命によって助けられた命


「あの子の命は運命によって助けられた」と佐世保時代を振り返る照子。
春男がデービッドはんに気に入られていたから。
そこにハリー医師がいたから。
高額であれペニシリンがあったから。


運命って、出会った人々のことなのかもしれない。
そうすれば、「じゃあそれは運命だ」にも合点がいく。
「普通」や「運命」の抽象的な言葉へ、ダブルミーニングが加えられる。




照子お前歌うのかよ、そこで終わるのかよ。
いいよ歌っていいよ。


照子にとっても春男にとっても、センチメンタルジャーニーなんだから。



●それは思いつき


ってしんみりしてたらまたBGMが遊びだして……


「運命いったらあんた……今日行ったあの店ものすっごい流行ってたね」
「私がね、今日あの店行ったのもなんか運命ちゃうやろか」
「このシャトーを『歌声喫茶にしなさいよ』いう」


照子の商魂強いwww
春男、顔www



「それ運命ちゃう」
「ただの思いつきや」


クスっと笑える夫婦コントがありがたい。



●桜の花の咲くころに



秋ちゃん高校合格おめでとう!!!
週またいでがんばってたもんね!!
よかったね!!


…何か、いる!!!!!



●すき焼きと餞別




みんな箸を出す、すき焼き。
みんな笑ってる、すき焼き。


(この上から構図って結構新鮮)



秋子からの餞別は、縁起の良いマンボのレコード。

「何やのそれ」って聞く照子。
秋子のマンボは照子入院中の出来事でした。
こういう細かいところがいい。




弘子姉ちゃんと静子姉ちゃんからのプレゼントはパジャマでした。

静子姉ちゃんは佐世保の人だったね。
赤ちゃんのころからの夏子もペニシリンで命が助かったことも知っている。

弘子姉ちゃんといい、こういう家族以外の同居人の存在感がいい。


 
「東京に負けたらあかんで」
「戦いくわけちゃうんやから」


戦争を知ってる春男にこれを言わせるのがまた妙技。
しかも前半に「大阪が東京に負けてるのは関ヶ原で西軍が負けたからだ!」ってなことを言っておいて。
それを紅白歌合戦に持っていくという。



春子からはハンカチ。
哀しいとき、嬉しいとき。
きっと春子の中に、春子だけしか分からない夏子の姿があるんだと思うと胸アツ。



冬子からは目覚まし時計。
冬子しか気がつかないこと、と褒める照子がまたいい。



おばあちゃんからお財布。
お年玉をあげなかったおばあちゃんからのお財布。(3週


「中身は出さんと外見はだした!」
「そらそうや。中身を稼ぐのが岩田家の女や」


照子とおばあちゃんの距離感も素敵。
干渉し過ぎず、しなさすぎず。


で、この一連の光景をテンション高めに見守っていた春男父ちゃん。


「ほんま女だらけやな」

何 を 今 さ ら 。



●旅立ちの雨


翌朝。
床屋さんも松本さんもみんな駆けつけた夏子の旅立ちです。


「行ってきます」
「行っといで…気ぃつけてな」


婆ちゃんの役やってるのは藤村志保さんなんだけど、めちゃくちゃいいですね!!
朝ドラにおける歴代ばっぱは数あれど、上位にグイグイ来てます。




●きっと晴れる




空色の傘を開いて。
BGM雨の音だけ。




春男からの餞別。
それは家族写真。

(これ、もう一枚ある?)

 

夏子を抱きしめて、そっと背中を押す。
7週、物干し台で春男と照子は「いくら心配でも、いつまでも背中を掴んでいるわけにはいかない」と話していたのを思い出します。



涙なのか雨なのか。
冬子の後ろで、春男の後ろで、カメラ見切れるような位置にいる人たちがみんな泣いてるのがよかった。

特に静子姉ちゃんが印象に残りました。
感慨深いものがあるのかもな。

頑張れ夏子。

ヒロインだけでなく登場人物みんなを応援したくなるドラマです。




●初見なのでこの後の展開知りません



「岩田家はてんやわんやの大騒ぎ」ってそれはいつものことだとわかるものの。

えっ誰?誰?錦戸亮なの?

えっこのニュータイプのヒゲなに?えっ?



だめだ予告がまたわかんねえ












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