個展のはがきが来たので
電話した
個展の主の母上
若者時代お世話になった
家出して彼女の家に厄介になり
お納戸に住まわせもらった
私をお納戸のお姉ちゃんと呼んで
仲良ししてくれた坊やが
大人になって
画家になって個展
前に行ったことがあるが
今回は行かれない
それで電話したがお元気そうで若々しい声だった
お世話になった当時は蒲田におうちがあった
旦那は建築設計士で
おばさんち設計してもらった
生活に重点を置く設計士で
おかげでおばさんは車椅子で家の中歩き回れる設計になっている
若かったんですね。
一度の家出でも納戸のお姉ちゃん。
何度も懲りずに家出したの?
暴れまくるから
自分の進路つかむのに家にいたらできない!
って家出しちゃって
バイト山盛りやりながら
自力で大学に通った
母の病気が悪くなったので
酔っ払いおやじに預けておくと殺される!
って思って家に帰ったのよ
生みの父は戦争に殺され
酔っ払いおやじが狂ってたのも
戦争の残骸だったわ
なんかこれからも心配だ