筑紫文化財研究所

筑紫における歴史的文化の探求と漫遊

野間焼について22-名残の遺構11-

2013-06-15 06:14:23 | 野間焼

皿山1丁目の山王神社の隣にかつてあった西花畑公民館に
野間焼のコレクションがありました。
92年の時点では徳利(染付磁器)、土瓶、行平、瓶子、土釜、駅売り茶瓶(徳利型)
などが写真に写っています。




駅売り土瓶は徳利の形をしていて、肩の部分に紐穴のあいた耳が付いており、
お猪口がセットになっています。
黄灰褐色の素地に透明の釉薬が掛けられています。

2009年更新の福岡市のHPにはカラーでひとつひとつの製品が紹介されています。
http://www.city.fukuoka.lg.jp/minamiku/k-shinko/charm-event/minamijouhouhassinntai/nisihanahata/nishihanahata-nomayaki.html

明治時代のものと比べると、山水土瓶などは小型化して
絵柄も簡略化され後退している感がありますが、様式は
しっかり受け継がれています。

昭和の段階で作られていた野間焼の概要が知られます。

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