大山レンゲ

花の歳時記

秋を訪ねて

2007-09-18 20:45:20 | Weblog

秋を訪ねて、八幡高原に行った。

友人から秋の花を見に行こうと、誘いがあった。彼女は、多忙な毎日にもかかわらず、時折、我が家を訪れて、楽しい時間を作ってくれる頼れる友人だ。料理上手な彼女は手作りのお菓子や保存食を持って来てくれる。さり気ない心遣いがありがたく、とっても感謝している。どこに行くのも一緒の夫も、一人になるのが嬉しそうで、どうぞ、どうぞと送り出してくれた。

八幡高原に行く途中、井仁の棚田に行くことにした。○下さんの紫陽花園の話をしながら、側を通ると姿が見えたので寄った。花の話をしながら、アルバムをを見せてもらい、ちゃっかりと写真の撮り方を教えてもらった。

 

お昼は「野みち」に寄り、冷やしうどんとばらずしを食べた。ここは亡くなった友人の息子さんが経営されているお店である。画家であるご主人の絵がたくさん展示されている。「先生お元気ですか」と尋ねたら、今、北海道だそうだ。また、素晴らしい絵を描いておられることだろう。

八幡高原への道はススキと萩が咲き乱れ、すっかり秋の装いである。お花に詳しい彼女は道端の花の名前を次々と教えてくれた。フウロソウ、ツリフネソウ、シラヒゲソウ、トリカブト、サラシナショウマ、ツルニンジン、サワギキョウ、メタカラコウ、タムラソウ、アキノキリンソウ、シラネセンキュウ、アケボノソウ、キンミズヒキ、アキチョウジ、ママコナ、アカミズヒキソウ、ミゾソバ、タニソバ、マツムシソウ、カキツバタ、こんなに沢山のお花の名前を彼女はすらすらと言う。夫とだと「きれいね」で終わっている会話もつぎつぎと弾む。猛暑に耐えてかきつばたが咲いているのも嬉しい。今年は会えないと思っていた、マツムシソウにも会えた。彼女のお陰で充実した楽しい一日だった。ありがとう、みなみちゃんのおばあちゃん。