大山レンゲ

花の歳時記

ブログ開設三周年

2010-05-29 18:50:04 | Weblog

今日でブログ開設三周年、1095日を迎えました。もう三年目、月日の流れの速さに驚いています。相変わらずのブログにお出で戴き、また暖かいコメントに感謝しています。いつまで続くかわかりませんが、これからもよろしくお願いいたします。

 

タイトルにしている大山レンゲが一輪咲きました。深山に咲いている花に想いを寄せながら、日々眺めています。


シャクヤク園へ

2010-05-27 23:22:56 | Weblog

自宅から八キロ余り行ったところの里山。緑豊かな静かな山間の集落は田植えが済んで水の満ちている田もあり、荒れて草が伸びている休耕田もある。荒れた田畑を見ると実家の田畑を思い胸が痛む。

 

休耕田五ヶ所をシャクヤク園として整備され、数種類のシャクヤクが栽培されている。白、ピンク、赤の早咲きのシャクヤクは満開になっているが、一枚の田が全部固い蕾の所もあった。昨年友人に連れて来てもらった時は花が終わっていたが、今年は寒く開花も遅れたのだろう。外に立っていると五月ももう終わる頃なのに風が冷たく肌寒い。

我が家に咲いている数輪のシャクヤクもきれいだが、田んぼ一面に咲いているシャクヤクは見事だった。静かな緑豊かなこの地を夫は気に入ったようだ。「気分がうつうつした時はここに来よう」と言っていた。


えびねを訪ねて

2010-05-23 21:52:13 | Weblog

先日、県境を越えてえびねを見に行った。家から一時間余り、新緑の眩しい山道を通りいくつもの集落を行くと田植えの済んだ田んぼに水が満ち溢れている。一軒の店もない。「このような所に住みたい」といつも夫は言う。「病気をしなかったらね」いつも同じ会話だ。

 

山道には一輪草の群生、ちいさなスミレ、名を知らぬ山野草等が咲いている。

 

目指すえびねの温室は小川の辺にあった。温室には200種ほどのえびねが鉢に植えられ整然と並んでいた。作っておられる方は七十代半ばで温厚そうな人だ。還暦の頃からえびねに魅せられて工夫を重ねて育てられているとか。

温室の外の畑にはクマガイソウ、サクラソウなどが植えられている。この頃は夫も山野草に興味を持っているようだ。とは言っても遠くまでえびねを見に連れて来てくれた夫に深く感謝している。


クレマチス(一)

2010-05-20 22:24:01 | Weblog

今年もクレマチスが咲いた。大輪、小輪、蔓性、木立性。昨年咲いた花が今年は消えたのもあるし、初登場の花もある。花との一期一会。

一番きれいに咲いた時を写して欲しいという願いはなかなか叶えられない。狭い所で写しにくかったり、少し花が終わりかけたりと見苦しい画像も多いがけなげに咲いた花の姿をとどめておきたい。


母の日

2010-05-09 18:32:17 | Weblog

新緑が爽やかな母の日。母の所にカーネーションを持って行くと義妹が送ってくれたカーネーションが玄関に飾ってあった。訪れるたびに心配なことが増えてくる。夫は外の仕事私は家の中と限られた時間で用事を済ませた。帰る途中、入院中の義母の所による。義母はいつもお饅頭を喜んで食べていたが、最近はプリンやゼリーになった。持っていったカーネーションの花篭を目で追い、小さな声でありがとうと言うのが聞こえた。二人の母の老いの坂は厳しい。

千葉に住む長男夫婦からはばら咲きの紫陽花が届き、近くの二男夫婦は靴を持って来てくれた。Tちゃんは花が好きな私に素敵な花を選んでくれ、Mちゃんは足の悪い私に自分のはいているメーカーの素敵な靴を選んでくれた。母の日のプレゼントと一緒に暖かい心も戴き感謝している。息子達、嫁のTちゃん、Mちゃんありがとう。

母の日を祝ってあげることが出来た二人の母。私の為に祝ってくれた子供達家族。感謝の母の日だった。


山野草展へ

2010-05-01 22:52:56 | Weblog

夫が「新聞に出ていた山野草展に行こう」と言う。私に異存があるはずはなく、急いで出かける仕度をした。

県北へ向かう山々は五月と言うのにまだ春浅く、新緑の眩しいきらめきは見えない。山野草展は昨秋行ったところとは違う町にある。

会場は二階で、手摺りも無く厳しい。夫の手を借りて上がるとたくさんの山野草が整然と展示されていた。予想以上の展示品をワクワクしながら見てまわる。イカリソウ、クマガイソウ、エビネ、シラネアオイ、桜草などのほか初めて見る山野草もあった。夫が写真を撮ってくれている間、出品されているご夫妻と話が弾み、山野草の手入れの仕方を教えてもらったり、好きな花の話など話が尽きない。会場にいる人も少なく好きな山野草を楽しんだ嬉しい時間だった。

夫が開花しているシラネアオイ、珍しい桜草を四種類買ってくれた。えー?と思ったが先月28日が結婚記念日、サファイア婚だったと思い出した。お互いプレゼントもなく食事に行くこともなかった節目の記念日を気にしてプレゼントしてくれたのだろう。

奥田元宋美術館で開催されている高山辰夫と奥田元宋展を見に行った。高山辰夫は数年前に亡くなった画家。作品を見るのは初めてだが、絵画に添えてある作者のコメントに描かれてた心情がわかり、鑑賞に役立った。次は北広島町で花の写真展を見た。たくさんの花の写真。写真の前に佇んで、疲れも忘れて素晴らしい花に見とれていた。二日分の日程を一日でまわった休日、どの場所も素晴らしく楽しい日だった。連れ出してくれた夫に感謝。