遊童子のひとり遊び

日々の生活の中で心を休ませる時間と趣味を独り言の中で話すブログです

12月1日は屋敷祭りである

2013年12月01日 | 年中行事

お晩でがんす

12月1日は我が家は屋敷祭りの日だ、普通稲荷祭りと言って稲荷様のお祭りをするが、当家は屋敷祭りと称して屋敷内の神様すべてにご供物を進ぜてお祭りをする、

まず屋敷の神様の御座所を清掃して神前の鳥居の冠木を取り換える、冠木は真竹の太いものを使用する、昔はすべて新しくしたが今は省略して、親柱と貫きは鉄で作ってあり笠木のみ新しくする、笠木と貫きとは真ん中の芯で神様の御柱の数だけ荒縄で結わえてまとめて結束して、掲額の代わりにする、

そして篠竹で片幣束を結わえて各所に奉献する、まず門の左右にお供えする

そして神様と屋敷内の全部の建物にお供えする、建物が10か所、稲荷社と八幡宮で4か所。山の神様ほかで5か所、大日如来と御眷族で13か所、 内飾りが5か所で計37か所に奉納する

そうしていよいよ暗くなると、主人、後継者、子供、でご供物を奉献に行く、今年は孫娘がもう大人なので、親子孫の三代で廻った、稲荷社には半紙の上に、鰯、油揚げ、お赤飯、を進ぜる

山の神様にはお赤飯と酒を進ぜる

大日如来と、薬師様、お地蔵様、観音様、お庚申様、お不動様、などなど13の石仏にはお赤飯だけを進ぜる

当家の守り本尊大日如来様だ

そしてそのほかの御眷族の仏様方方である

こうして外のすべての神様に」ご供物を進ぜきると最後に「お手のこぶ」と言う、お赤飯を双しゃもじ手にじかに乗せて戴く、これが寒い北風の中で暖かいお赤飯でとてもおいしく感じる、神様には祝詞をあげ。仏様には読経をあげて帰る

こうして一家全員が集まりお夕飯をいただく、お赤飯と鰯の丸焼きと、煮物、巻繊汁などなどの御馳走が出る。こうして屋敷祭りの行事が終える、屋敷祭りも、男衆はしめ縄を用意し、冠木竹や篠竹を用意し、御幣束を切る、御座所の掃除などの準備があり、女衆はお勝手でいろいろな調理がある、こうしたことが綿々と毎年毎年繰り返されているのだ、だが面倒臭いとは一度も思ったことがない、こうした季節の変わり目やその月の節目節目にいろいろな行事をして心の豊かさを手に入れるのだ、そしてそれが現代病のストレス解消にもつながる

何か良いところがなければ伝統行事は繋がらない、これからも豊かな心でいられるように、、、、、、。

そんじゃあまたはなすべえ    遊童子

 

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