ボブ・ディラン、音楽を考察したエッセイ集を出版へ。
Photo: Harry Scott/Redferns
ボブ・ディランがエッセイ集『The Philosophy of Modern Song(原題)』を11月8日に発売する。
2010年から書き溜めていたエッセイ60本を収めた本書では、エルヴィス・コステロ、ハンク・ウィリアムズ、ニーナ・シモンなどの音楽をボブ自ら考察しているという。 出版社サイモン&シャスターのジョナサン・カープCEOは、こう声明を発表している。「ボブ・ディランによる万華鏡の如く素晴らしい作品を出版すること、それは我々の時代の最も偉大なアーティストの一人の楽曲に対する国際的な祝福です。『ザ・フィロソフィー・オブ・モダン・ソング』は、ボブ・ディランにしか書き得なかったものです。
彼の意見は独特で、楽曲、作曲者、我々にとってのその曲の意義について深い感謝と理解を示しています」 本書はオーディオブック版も発売予定となっており、その中にはボブ本人が朗読を担当しているエッセイもあるそうだ。2011年にサイモン&シャスターと6冊の本を出版する契約を結んでいたボブは、2016年にノーベル文学賞に輝いた際の受賞スピーチは『The Nobel Lecture』
として1冊の本にまとめられた。また自伝『Chronicles: Volume One(原題)』は2004年に発売されている。