MacあんどDTP&デザイン奮闘記

購入したMacが5台連続で初期不良品だった為、トラブル対策で学んだ事、DTP、デザインについて書いている。

イラレの異なるバージョン間のデータ流用トラブル

2006年03月18日 23時25分31秒 | Weblog
元データはOS X環境のイラレCSで制作されたもの。
こちらはOS 9でイラレ8。フォントはモリサワのOCFという環境でのことです。

クオーク(以下QX)内のページのほとんどがイラレファイルのリンクで、なんちゃってQXという状態でした。
それでデータを流用する為に、会社内にあるイラレCSで下位バージョンに保存、イラレ8で組み直すという流用だったのですが。

行間が狂いまくり、同じ数値での行間指定をしても、バラバラの空きに。
しかも、ディスプレイ上ではちゃんとしているのに、プリントするとなぜか文字が重なって出力されてくる。

イラレ再起動>パソコン再起動>ATMのフォント指定し直し>重なった文字だけ打ち直す。
という事をしましたが、まだトラブルが解決しなかったのでベテランさんに教えを乞いに行きました。

すると

1. 重なる文字の前から打ち直さなくては駄目。
なぜなら、表示されない何かしらのコードが入っていて悪さをしている場合があるから。
2.イラレ8だけのお話だけど、文字のツメを同じにする。
文字間で細かく異なるツメをしていると、稀に文字が重なる原因となる事がある。
3.テキストエディットに文字を落として(コピーして)、再度イラレに落とし直す。
4.それでも駄目なら、最終手段。
別名保存でバックアップを取ってから、リンクファイルの文字のアウトラインを取ってしまう。

という手順でやってごらん、というアドバイスをいただきました。

テキストエディットに文字を落とした段階で、見た事のないマークが出現。
これを取ってイラレに文字を落としたら、文字の重なる問題は解決。

行間の空きが狂う問題は、一筋縄ではいきませんでした。
テキストエディットに文字を落としても、変なマークは無い。
でも、イラレに落としなおすと改行されるべきところで、そこからなぜだか文字サイズが倍の大きさになり、色も黒から薄紫に。

それで、改行を取ってからテキストエディットに落とし、それをイラレ落とし直し。
という事をやってみました。

結果、文字の状態が変わってしまうトラブルは治り、最初よりはましな行間隔になりましたが、まだ空きがおかしい行間があったので、そこは見た目で調整してからアウトラインを取ってしまい、ドキドキしながら入稿。
(色見がおかしくなるとかいう、トラブルがありそうな気がしたのです。)
結果、色稿ではちゃんとなっていて、ほっとしました。
こういう事があるんですね~。

今、会社ではOS 9からOS Xへ移行するべく1人でG4とG5の2台持ち環境を整え初めていて、まずオペレーターから急速に移行準備が行われています。
デザイナーの環境移行はその後となりますが、本格的な移行時にはこういうトラブルが多くなりそうな予感。

QXからインデザインの移行も、ソフト間の問題だけでなく、フォントの問題も絡んでくるので、どうなることやら予想がつきませんが、社長は
「インデザインだけのお仕事ってたくさんあるのよね、QXから早く移行しよう」
と、意気揚々。
夏前には、OS移行との戦いが始まりそうです。