少し体調を悪くして皆を心配させていたオペラ「卍」の作曲家が少しずつ復活してきた。
本人が書く!と自我を通し3カ月弱で台本からオペラ一本弱音を吐くこともせず黙々と書いたわけですから、負担がかからなかったはずがないわけで…
オペラ一本と言っても、歌だけではないわけですから…。オーケストラ9パートと歌の4パート。それに、お稽古用にヴォーカルスコア…それはそれは想像以上に頭を使わなければならないことは明確。これを3カ月でたった一人でやり遂げたわけです。
私達は出来上がるまでは頑張れー!たべてるかー?寝てるかー?できたかー?とお尻を叩きながら応援するしかなかった数ヶ月でした。
生みの苦しみは私達よりもあったはずです。
先日、オケ練に行きましたが、やはり凄い曲だと思いました。個々が合ってるの?というようなメロディを弾いてるんですよ。でも、合わさるとこれがものすごく美しい。
マエストロ佐藤さんが、初めて卍の音源を聴いて、桜が浮かんだと言っていたのが印象的ですが、まさにそう!そうなんです!美しく、純粋で、儚い…オペラ「卍」は純粋な人間の心を表現しているのです。
作曲家西澤氏のつぶやきの一部です…
「卍」をオペラにした本人として皆々様をお誘い申し上げるわけですが、「わたしは谷崎は、ちょっと…」と仰るのはむしろご年配の方に多い傾向にあって、極端に好きな方と極端に嫌いな方とに別れますね。三島由紀夫もそうですが。物語の内容によってそうなるのでしょうけど、ただ、三島と谷崎はブルックナーとマーラーくらい全く違う人だと思います。
…というか、なんで頻繁に並ぶんでしょうね、この2人。せいぜい演奏時間の長さくらいしか共通点が無いのに。谷崎と三島だって、中の人の変態っぷりなら江戸川乱歩のほうがよほど救いようが無いと思うんですけど。
話を戻しますが、「谷崎がニガテ」という方にこそ、僕は自分のオペラをご覧戴きたいと思っておりまして、谷崎本人がそうであったように、ああ、大阪の言葉は美しいな、という、ただそれを聴くことに専念して作曲したまでのこと。
大阪ネイティヴの若者に「コテコテ」と評されたのは、僕としてはこれ以上ないほど嬉しい褒め言葉なのでした。
…
まだまだチケットございます。
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