A Clockwork Gallus

A Clockwork Gallus

ブロークバックマウンテン

2009年08月27日 | 今日の〈ねじ式〉(完結)
近くのレンタルショップが、旧作はすべて¥100円と言うイベントを行っているので言ってみた。
しかし、旧作がすべて¥100円なんて、思いきった事をするなあ、と感心していたのだが行ってみてちょっとがっかり。

新作と称するものが最近の話題作であり、半年くらい経ったら新作ではなくなっていたのだが、新たに準新作と言う基準が設けられ、ここ3~4年の間の映画はその準新作となっていてレンタルショップに置いてあるDVDのほとんどが新作、あるいは準新作だった。そんな中で、以前から見てみたかった映画で旧作扱いになっていたのがこれ。



あらすじはご存知の人が多いと思うが、あえて説明すれば、カミングアウトする事なんて考えられなかった頃の男の愛情物語だ。

1年に数度、妻や人目を忍んで遠路はるばる逢瀬に出かけると言う、とてもとてもせつない話なのだ。
そして二人はその為にそれぞれの妻に嘘をつく。「友人と釣りに行く」と。

やはり男が妻に内緒で出かける口実は「釣り」なんだ。
ああせつない。

ブロークバックマウンテン(実在の山なのかどうかは知りませんが)から広がるロケーションには見入ってしまう。

しかし、男同士の愛情と言うのは、うーーん、やはり良くわからんなあ。
釣り竿持って嘘付いて溪でキャンプをしながら其処で楽しんじゃう訳だが、どうも感情移入出来んなあ。

そして一番の問題はこの二人「ホってばかり」で一匹も魚を釣ろうとしないなんて、まったく理解出来ない映画なのだ。ああもったいない。



でも、面白かったので返却前にも一度見ます。

※    ※

ちなみに奥がホる人、手前がホられる人です。
そして互いにホれてホれられるんです。