A Clockwork Gallus

A Clockwork Gallus

検察側は「合格点」

2009年08月07日 | 今日の〈ねじ式〉(完結)
と、新聞の見出しに書いてあった。
裁判員裁判の記事にて、東京地検の青沼特別公判部長の裁判員に対する評価だ。

私はそもそも裁判員制度に反対で、裁判に携わる人のていたらくを、なぜ我々一般市民がフォローしなければいけないのだろうかと思っている。

裁判の採決の中に一般的な判断基準を取り入れたいのなら、そのような裁判官を育て上げればいいのだ。高い給料もらっているくせに。
嗚呼ムカつく。

でも、その制度が決まってしまった以上、もし私が裁判員を任命されたなら、その時は、自分の考えられるべき正しい判断が出来るよう努力するだろう。
悩みに悩み抜き正しいと信じた判断を下すと思う。

その行為に対して私は誰からも「合格点ですね」などと言われたくないのだ。

プチが

2009年08月07日 | 今日の〈ねじ式〉(完結)
もうそろそろ布団から抜け出そうかなと思っていた早朝に「私じゃないって言っているのに!!」とまたいつもの剣幕の声が聞こえた。

プチだ。

大抵朝は彼女とプチとでもめ事が起きるのだが、彼女はまだ私の横で眠っているので「早朝から長男と喧嘩かなあ、まったく」と思ったのだがどうも様子が変だ。
少し前にトイレに言った時、長男は一階の和室で寝ていたし(自分の部屋よりも涼しいので)、プチは私たちの寝室の隣の部屋で寝ていた。
ドアが開いていたので、寝相の悪いのがちらりと見えたのだ。

しばらく聞き耳を立ててみたが、その後特に争う様子がない。
誰かが起きている気配もないので、どうやら先ほどの声は寝言のようだ。

それにしても、いつも反抗するときのような声ではっきりと「私じゃないって言っているのに!!」と聞こえたのにはちょっと驚いた。

プチは日頃あまり素直に聞き入れない精神状態にあるので、つまらない事で叱られてしまう。
素直になれない部分がつい言葉使いをぶっきらぼうな物にしてしまうので、答えるこちらも少し語気が荒くなるのだ。
するとプチはそれに対して過敏に反応してしまう。

「そっちがそう言ったから!」「いや、そう言う言い方をするから!」と、卵かニワトリか みたいな争いになってしまうのだ。

彼女にも「プチは今言うなれば病気なのだからある程度理解してあげなければいけないなあ」と喋っているのだが、そうはいいつつ、どうしてもふだんの生活がいつの間にか対決モードになってしまうのだ。

夢を見、寝言が出てしまうくらいストレスを感じているんだろうなあと思うと、少し胸が痛んだ。