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西やん67歳、日々の出来事独り言

今日のいろいろ1036 【食の安全『産地偽装』】

2022-12-27 07:28:53 | 今日のいろいろ
おはようございます。

いよいよ年末です。
明日には「仕事納め」の職場も多いと思います。
年末年始にまた「寒波」も予想されているようです。
先日の様な事態にならなければいいのですが。

【食の安全『産地偽装』】
熊本県で発生した「有明海産のアサリ産地偽装」の問題。
あれも今年2月頃の話でした。

熊本県産とされたアサリ。実際に熊本県で生産されたアサリの収穫量の9倍以上の生産量になっていて。
ひとつの原因は「育成した期間の長い方を『産地』とできる」制度。
中国産のアサリを輸入し、先方の業者から育成期間を短くした書類を受け取り、実際には熊本県内の有明海での育成期間が短いにもかかわらず、『熊本県産』としていました。
中には、輸入したものをそのまま『熊本県産』と偽装した例もありました。

熊本県は、1か月間の「出荷停止措置」を講じて『熊本県産』のブランドを守る措置にでる結果となりました。

それが、今度は『北朝鮮産シジミ』の産地偽装。
これは、韓国や中国ルートで輸入された『北朝鮮産シジミ』を国内産として偽装して販売していたというもの。
よくニュースで出てくる、東京の「アキダイ」というスーパー店長。
「プロでも見ただけでは分かりません。」とのコメント。
山口県他、数か所の業者に捜査の手が入りました。

更には、『中国産ごぼう』の産地偽装の問題。
鹿児島県の業者が約10年前から「産地偽装」を行っており、農林水産省の抜き打ちの検査で発覚したというもの。
その業者が取り扱う「ゴボウ」の約2割が偽装されていたとのこと。
その業者の社長へのインタビューがニュースで流れましたが。
「国内産では、卸した時点で赤字なので、従業員もいるし仕方なくやりました」的な話で。
でも、許されるものではありません。

過去には、牛肉や鶏肉などの「産地偽装」もありました。

私達消費者は、表示を信じて購入するしかない訳で。
残念ながら、まだまだ「氷山の一角」としか思えない状況です。

ましてや、「加工品」となってしまうと、どこの産地のものが使われているのかなど分かりません。

今、「ロシアのウクライナ侵攻」による穀物などの不足、石油などエネルギーの高騰による原材料費や輸送費の値上がりで、商品、製品の価格上昇に歯止めがかからない状況。
更には、世界的な「食料の争奪戦」による価格上昇と必要量の確保が難しい状態が続いています。
「魚離れ」が進んでいるとは言われていますが、それでも「地球温暖化」による「黒潮」などの海流の変化、海水温の上昇などにより、水産資源の漁獲量が大幅に減ったりしています。

『産地偽装』などの不正を排除し、その上で『食の安全』の確保が必要です。
では、私達は何ができるか。
『食品ロス』を減らすことですね。

今年は続いてしまった『産地偽装』問題。
来年は、そんな事が起こらないよう願いたいものです。

では、また。



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