こんばんは。
今日は、15時頃からの雨の予報が、お昼前には降り出しました。
今のところ、博多ではそこまで激しい雨にはなっていませんが、少し風も出てきました。
それに伴って、気温も少し下がったのですが。この気温の乱高下。
まだ暑さに慣れていない身体にはきついです。
体調管理に気を付けなければ。
【トランプの成果は?】
また、トランプたちが馬鹿な事を言い出しています。
ウクライナとロシアの和平案として、
「クリミアについてアメリカがロシアの領有権を承認する」
「ウクライナのNATO加盟を認めない」
これは、ロシアにとっては願ってもない提案ですが、ウクライナ側は受け入れられるものではないでしょう。
「クリミアについてアメリカがロシアの領有権を承認すれば」、軍事力によって不当に占拠した他国の領土の領有権を認めることになり、「力による現状変更」を認めることになります。
それは、中国の南シナ海での行いについても「認めた」も同然ということです。
なら、トランプのアメリカも、「グリーンランド」や「パナマ運河」を軍事力を使ってアメリカの領土にする気なのか。本気で、カナダを51番目の州にするというのか。
このアメリカ(トランプ)のクリミア承認は、国際的な枠組みの中で、とんでもない悪手になります。
「ウクライナのNATO加盟を認めない」も、ウクライナとしては自国の安全保障上、他に安全保障を担ってくれるところがない訳ですから、仮に今の戦争が終わっても、不安は尽きないことになります。
トランプ政権がスタートして3か月。
「ウクライナとロシアの戦争」、「イスラエルとハマスの紛争(ガザの問題)」について、『自分(トランプ)なら、すぐにでも納めて見せる」と豪語していましたが、何も進んでいない。
あげくには、「手を引く」可能性まで言及している。
そして、「今週中には合意するのではないか」と発信している訳ですが。
その中身が、先ほどのロシアに有利な、ロシア寄りの「和平案」。
ウクライナが受け入れられるものではないはずですが、ここで(裏か表で)出てくるのが、弱いウクライナへの『脅し』です。『完全な支援の打ち切り』など、『脅して』従わせようとするのでしょう。
もうすでに、アメリカ国内の世論調査で、「トランプを支持しない」割合が5割を超えている、支持率が過去最低となっている状況。
これだけのことをやってきて、国際的な「アメリカの信頼」、「ドルへの信頼」、「アメリカ国債」への信頼は、もうとっくに失墜しています。
仮に、何年後かにトランプが去っても、この信頼を回復するのは容易ではないでしょう。その前に、トランプが去る前に、国際社会は「アメリカに依存しない」体制を作ろうと努力するでしょう。
中国にも大きなリスクがあることは、十分分かっていること。
中国政府の意向で、どんな事も、すぐできてしまいますから。法改正も。
怖くて、投資などできません。
もちろん、ロシアも承知の通り。一切信頼のない国。
そこへきて、『アメリカよ、お前もか』です。
世界をリードすべき「大国」が、ことごとくこんな状態。
トランプとルビオ(国務省)が、アフリカの無駄な「大使館」、「領事館」の廃止を検討していると、アメリカのメディアが報じ、ルビオは「フェイクニュースだ」と否定しています。
ただでさえ、トランプになってから、WTOやWHO、パリ協定などからの離脱を表明し、アメリカ政府から世界各国への支援を「停止」し、それに加えて「大使館」、「領事館」の閉鎖までするとなれば、国際的なアメリカの立場、影響力は大きく低下するでしょう。
すると、誰が喜ぶのか。
中国であり、ロシアです。
アメリカの肩代わりをすることで、国際的な影響力を強めようと水面下では動くでしょう。すでに、アフリカの各国には中国もロシアも資源を求めて影響力を拡大しています。それが、更に強化されることになります。
シリアなどでもそうですが、シリアではロシアがアサド政権側を支援し、アメリカがクルド人部隊などを支援していました。内戦が勃発しているところでは、ロシアとアメリカは相対する支援を行ってきた訳です。
それが、片方のアメリカが手を引いてしまえばどうなるか。
トランプは何の成果もあげられないだけでなく、世界でのアメリカの立場、影響力を失い、友好国を失い。なら、アメリカ国内は良くなっているのか。
今、FRBのパウエル議長と「利下げ」で対立していて、(法的に簡単ではないようですが)パウエル議長の解任を検討しているとか。
その影響で、また、株価が大きく下落しています。
今月、「相互関税」に関連して、「国債」の下落による利幅の増加があり、「アメリカ国債」の信頼性がぐらつきました。
これは、アメリカの、トランプ政権の「弱点」をさらけ出してしまいました。
そうなると、最悪、「返り血を浴びても」、「アメリカ国債売り」に走れば、「弱点」をつくことができます。自身もただではすみませんが。
世界で「アメリカ国債の保有額第2位」の中国が、こっそり売りに出したら。
なんなら、「1位の日本」が、少しだけ売りに出しますか。
大昔でもあるまいし。
今は、世界中でどの国も、「一国で成り立つ」ことは無理です。仮にそれができたとしても、どこかで(内需だけでは)頭打ちです。そうなれば、他の国に買ってもらうしかありません。
それを、同盟国、友好国、協力的であった国までも「敵」に回していたら。
トランプは、「アメリカはもっと豊かになる」と言っていますが。仮に一時的そうなっても、他国とうまく付き合わなければ長期的に伸びることはできません。
自分の事になると「フェイクだ」と言いまくるトランプですが。
自身がどれだけ「フェイク」を発信しているか。
ちょっと興奮して、長くなってしまいました。
これで終わります。
では、また。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます