西やん中洲にいます。

西やん66歳、日々の出来事独り言

今日のいろいろ1041 【ドキュメント72時間。防衛産業。】

2022-12-30 19:09:03 | 今日のいろいろ
こんばんは。

今年も残り少なくなりました。
そんな中でも、ロシアはウクライナへのミサイル攻撃を激化させています。
ウクライナの地対空ミサイルが隣国ベラルーシ国内で迎撃されたとの発表もありました。ポーランドのケースと同じ、ロシアのミサイル迎撃で外れたものでしょう。
ウクライナからの映像を観れば分かることですが、あくまでもロシアは「民間施設への攻撃はしていない」と主張し続けています。腹立たしい。
中国は、「ゼロコロナ政策」を放棄してコントロールできなくなっているのに、水際対策まで緩めて。その上で、日本、アメリカなど各国での中国からの入国者に対する「水際対策強化」に対して「差別的だ」と。
「お前たちが言うな」という感じですね。
尖閣諸島への中国船の問題もだんだんエスカレートしてきています。中国の常套手段です。
残念ながら、年末になっても「腹立たしい」ことばかりです。

【ドキュメント72時間】
NHKの『ドキュメント72時間』の『年末スペシャル』が今日の午後から6時間30分放送されました。

1年間に放送された『ドキュメント72時間』の「もう一度観たい」を視聴者から募集し、そのランキングで1~10位を発表しています。
私としては、発表された10作品は全部観ていましたが。

その中で気になったものは。
第6位『山陰・国道9号線 うどん自販機ありけり』
島根県内の国道9号線沿いには9件の「うどん自販機」を置いているお店があるそうです。それが残ってきたのは、「高速道路」が無かったからなのですが、現在建設中。

もう何年も行っていませんが、かみさんの実家がある熊本県天草市。
福岡からだと九州道で「松橋インター」まで行って天草に向かうのですが、途中に有料道路が建設され、確かに便利になり時間も短縮されました。
行かなくなる少し前には、天草大橋の1号橋の付け替えも行われていて、その先も工事中でした。もう完成していると思いますが。
その有料道路はいわゆる「バイパス」で、途中にある町を通らないように山間部に作られています。
ということは、完成するとそれまでの道路を利用する車が減る訳で。
その道路の利用者向けに商売をされていたところからすると、本当の近隣地元の方しか通らなくなる訳で、それはそれで大変だろうと思います。
利用者からすれば「便利」になることなのですが、それによって影響を受けるところは少なからずある訳で。

なので、『山陰・国道9号線 うどん自販機』も、高速道路が開通すると、いくつが残ってくれるのだろう、と心配になります。
便利になるかわりに、すたれてしまう、無くなってしまうものも出てくる。それはそれでさみしいな。でも、仕方ないことなのかな。

他にもいい作品がたくさんありました。
第1位『”どろんこパーク”雨を走る子どもたち』
この中で出て来た「造形」が得意な男の子。自閉症で自傷、他傷があった時期もあったそうですが、ここに来始めて落ち着いてきたそうで。
更に、この番組を観た小学校の先生方が「子どもたちを受け入れることに資力された」そうで、この男の子は週に3日ほど学校に通っているとのお母さんからの報告の手紙があって。感動しました。

よろしかったら「NHK+」でご覧下さい。

【防衛産業】
日本の防衛産業で、装備品などの製造設備などを維持できな企業(撤退する企業)の(その部門の)国有化を進めることが検討されているとのニュース。
良い事だと思います。

「ロシアのウクライナ侵攻」で、アメリカやNATO諸国からウクライナに「武器供与」がされていますが、「武器・弾薬の在庫不足」が発生しています。それを解消するためには、追加生産を行うよう防衛産業の企業に依頼している訳ですが、すぐには製造を再開できないなどの問題も起きているようです。

そもそも、第二次世界大戦以降、国と国での戦争はこれまでありませんでした。地域紛争、内戦、国境紛争などは世界中にあった訳ですが、これだけ大規模な「戦争」は今までありませんでした。
そのため各国は、必要最低限の「武器・弾薬」の量の確保しか行ってこなかったため、今、「武器・弾薬」不足が発生しています。

今、日本の防衛予算の増額が検討されていますが、「現在の装備品で使用する弾薬」の追加調達も含まれています。日本も「弾薬不足」状態です。
ただ、日本の防衛産業は「武器輸出3原則」に縛られ、これまで輸出ができませんでした。そのため、日本の防衛予算内での「売上」しか期待できないため、防衛産業も生産ラインを維持することが難しいところも出てきます。
必要だからといっても生産できない事態となります。
そのための対策として、先の「国有化」案が出て来た訳です。

そして、もう一つ必要なのが「武器輸出」を可能とすること。
「武器輸出3原則」が見直され、ある程度の輸出は可能となりましたが、だからと言って簡単に輸出できる訳ではありません。そこには国際競争もあります。

オーストラリアが「潜水艦」を保有する際に日本も売り込みをかけましたが、フランスに決定しました。その後、それをキャンセルして、アメリカ・イギリスと「原子力潜水艦」を持つことで合意し、それに決定した経緯があります。

日本の「次期戦闘機」は、イギリス、イタリアとの共同開発が決定しました。
もちろん、イギリス、イタリアは他国への売り込みも考えています。その前に、共同開発となる場合に、日本で生産した部品を輸出することになります。それには「武器輸出3原則」(防衛装備品輸出3原則)の見直しが必要であり、そのための「法改正」も必要となります。

日本の場合、ウクライナへの支援で、自衛隊が保有している「ヘルメット」「防弾チョッキ」の支援でも「反対」が出てきます。
ただ、将来的なことを考え、日本の防衛産業、しいては、日本の防衛装備品などのレベルを向上させ、防衛力を強化するためには、「防衛産業の維持」も必要です。

何かと、こういうものに対しては『反発』が出てくるのですが。
国の防衛は『相手国』がある訳です。
いくら『外交努力で』と言ったところで、信用できない『相手国』が周囲にある訳ですから、備えは必要です。
『相手国』がどこであるかは、みなさん浮かびますよね。

「法整備」を含め、今回の「防衛産業」の維持、保護も必要です。
とうとう年越しになり、まだまだ予断を許さない「ウクライナ情勢」をリアルタイムで観て、知って。
訳の分からない「北朝鮮」のミサイル発射があり。
尖閣諸島の領海、接続水域への中国船の進入が今年すでに334日に達している現実。いつ「台湾有事」が起こるかも分からない状態。

私達の意識も変えないといけない時代になってきていると思います。


また、長く語ってしまいました。
では、また。




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