こんばんは。
今日は、MLBの「ドジャースvsカブス」戦の日です。先ほどから開幕戦が始まっています。
今日は、朝よりお昼前からの方が気温が下がったようで、雨も降りました。予報では「荒れる」とのことでしたが、今のところ大丈夫です。
【紙の教科書復活】
そろそろ春休みで、月が替わって新学期となる時期です。
昨日は、福岡県立高校の合格発表があったようです。
(読売新聞オンライン)より
『デジタル導入の「教育先進国」で成績低下や心身の不調が顕在化…フィンランド、紙の教科書復活「歓迎」』
デジタルを積極導入した海外の「教育先進国」で、子どもの学力低下や心身の不調が顕在化し、見直しの動きが相次いでいるとのこと。
反対に日本は、学校教育の根幹にある教科書を、髪からデジタルに置き換えようと文部科学省主導で突き進んでおり、その検討段階で海外の動向については考慮されていなように見えるとのことです。
北欧のフィンランドでは、1990年代からデジタル導入が進められたとのこと。2000年に始まった国際学習到達度調査(PISA)で、フィンランドの子どもの読解力は世界一だたっとのこと。2003年に数学的応用力、2006年からは科学的応用力もPISAで本格的に測られるようになり、フィンライドは初回は2位と1位の好成績で、各国の「フィンランド詣で」が続いたとのことです。
それが、2022年には3分野の準員が14位、20位、9位に落ち、教育相は「教育は、急速なデジタル化に対応できるものではなかった」と述懐したとのこと。
今年2月下旬に首都ヘルシンキ近郊の小都市リーヒマキの中学校を記者が訪ねると、2年生の英語の授業で、「みんな、文法のページを開いてください」と教師が言い、生徒たちが手を伸ばしたのでは、パソコンではなく紙の教科書。解説を読んで理解した後、鉛筆やペンで問題プリントに答えを書き込んでいたとのこと。リーヒマキでは、中学校の英語を含む外国語と数学の授業で使う教科書がデジタルから紙に戻されたとのこと。
ある生徒は、「パソコンで見る教科書は、どこを読めばいいか分からない時があった。紙の方が近いしやすい」と答えたとのこと。
また、以前のリーヒマキでは、パソコンを使った授業が週に20時間を超えることもあったそうですが、「子どもの集中力が低下し、短期になるといったことが、その頃、フィンランド全体で問題化し、デジタルに偏った上位九への懸念が高まった」そうです。
韓国では今月から、政府がAIを搭載したデジタル教科書の配布を始めたとのことですが、韓国メディアによれば導入するのは32%にとどまるとのこと。
教育省が今年初めに実施した調査では保護者の7割が「デジタル依存に陥る」ことに懸念を示し、5割が「教師と生徒のコミュニケーションを促進するものではない」と否定的だったとのこと。また、導入に反対する教員労組は「未来の教育に必要なのは、AI技術より問題解決能力だ」と訴えているとのこと。
フィンランドに限らず、「デジタル教育先人国」では、同様の見直しが行われているとのことで、日本はまだこれからですが、その「教育先進国」の状況も調査、分析し、『デジタル導入』に関しては慎重に進める必要があるかも知れません。
教育に携わる方、保護者の皆さんは、『声を上げる』必要があるのかも知れません。
メジャーの野球中継を観ます。
では、また。