~夢

私語りメモ

北極サーカス

2018-04-29 20:00:00 | 絵本(幼低)


北極サーカス
庄野ナホコ
講談社
幼児~小学校低学年向け(3分)


サーカス
賑やかな イメージが 沸き上がる

けれど 北極サーカスは 全然違う

美しく 写実的な絵で 彩られる
神秘的な 幻想的な世界
夢の世界を 切り取ったよう

ことばが リズムが 心地よく流れ
クライマックス 
一瞬 世界が止まる

ただ ただ 
夢のような 白いサーカスが
絵巻物のように 綴られていく 絵本

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きつねのおはなはん

2018-04-26 20:00:00 | 絵本(幼低中)


きつねのおはなはん
中川正文 さく
二俣英五郎 え
福音館書店
幼児~小学校中学年向け(7分)


懐かしい 雰囲気が漂う
と 思ったら
初版は こどものとも1978年3月号
こどものとも絵本 として 再発行されたんだね

きつねのおはなはんの ハイカラぶりが 魅力的

そのハイカラさに むらのひとたちは 敬遠していたけれど
 これからの よのなかは、ハイカラでないと
と むすめの おたみを おはなはんにまかせた マンケはんのおっさん

 まずは よみかき

おはなはんが おたみに おしえ始めた訳だけど・・・
確かに ハイカラだ

絵も 語りも むかし話風
機知に富んだラストも 心地よい
安心して 子ども達に伝えられる絵本

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

くらやみのゾウ

2018-04-24 20:00:00 | 絵本(幼低中高)


くらやみのゾウ -ペルシャのふるい詩から-
ミナ・ジャバアービン 再話
ユージン・イェルチン 絵
山口文生 訳
評論社
幼児~向け(3~4分)


美しいミニアチュール(細密画)
これぞペルシャ
という 雰囲気を 思いっきり漂わせて
あっという間に 絵の中に 吸い込まれる

子ども達は ページをめくる度に
素直な反応をしてくれるだろう
おとな達は ちょっと苦笑い かもしれない

すき間の時間に ちょうど良い 絵本

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おちたらワニにたべられる!

2018-04-22 20:00:00 | 絵本(幼低)


おちたらワニにたべられる!
さいとう あかり
集文社
幼児~小学校低学年向け(3分)


 おちたらワニにたべられる!

おとうさんに ソファから 落とされそうになっている 女の子

 そんなのうそだもん!

なんて いっているけど 
おとうさんのことばって こどもにとっては
簡単に 否定できないもの
心の中では ひょっとしたら って・・・

そんな思いが 現実に!

誰でも ちょっと 経験のあること
おとなは 思い出し
幼い子ども達は 一緒に ハラハラし
ラスト ニッコリできる 絵本 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ローラとわたし

2018-04-19 20:00:00 | 絵本(中高)


ローラとわたし
キアラ・ヴァレンティーナ・セグレ 文
パオロ・ドメニコーニ 絵
杉本あり 訳
徳間書店
小学校中学年~向け(9分)


 ローラは、わたしの親友だ
 公園のとなりにあるアパートで、わたしたちはいっしょにくらしている。

で 始まり
淡々と 語られていく
女の子と犬の ささやかな毎日

ただし 犬目線だけど・・・
(“わたし”とは 女の子ではなくて 犬のほうだった

大人である私は 最初から
 ローラとわたしの関係
を 推測できたけど
子ども達は どうだろう?

作者の あとがき によると
意図的に 伏せてあるらしい

物語の 最後に 語られる
ローラとわたしとの 出会い

ラストの一文には 心揺さぶられる

彼らの毎日を 多くの子ども達に 知って欲しい
と 感じる絵本

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする