~夢

私語りメモ

ごちそうの木

2017-09-10 20:00:00 | 絵本(幼低中)


ごちそうの木 タンザニアのむかしばなし
ジョン・キラカ 作
さくま ゆみこ 訳
西村書店
幼児~小学校中学年向け(9分)


「ントゥングル・メンゲニェ」
言うことが できますか?

久しぶりの むかしばなし

といっても 表紙の絵は Webで見ると
CG かと思うぐらいの 鮮やかさ
実際に 手に取ると その美しさがわかる
(ティンガティンガ・アート派って いうらしい)

現代的な アートで 彩られた むかしばなしは まさに

“The むかしばなし”

出てくる動物たちは
アフリカの タンザニアの サバンナの 動物たち
食べる ということでは・・・

その中で登場する “ごちそうの木”
その実を 手に入れるための なまえ
「ントゥングル・メンゲニェ」

現地の人たちには 簡単なようだが
(意味もステキ!)
日本人の 私には 難しい
動物たちの 苦労が 分かるわ・・・

素朴で ユーモアのある ストーリーから 感じられる
タンザンニアの人々の 動物たちの とらえ方や
自然の厳しさからくる “ごちそうの木” への憧憬

作者によると 
語りの文化は 消えていきつつあり
昔話を見つけるのは 簡単ではない のだそう

こんな絵本で 語り継がれていって欲しいと 願う

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30000このすいか

2017-09-07 20:00:00 | 絵本(幼低中高)


30000このすいか
あきびんご
くもん出版
幼児~向け(5分)


すいか の 気持ちを 考えれば
なんだろうけど・・・

怖い? シュール?

ある意味・・・

怪談 より 怪談 

この絵本を
どんな風に 判断したら良いのか わからない

読み聞かせ

やってみたいような
やってみたくないような

子ども達に どう伝わるか

知りたいような
知りたくないような

という
かなり インパクトの強い 絵本


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手おけのふくろう

2017-09-03 20:00:00 | 絵本(幼低中高)


手おけのふくろう
ひらの のぶあき ぶん
あべ弘士 え
福音館書店
幼児~小学校中学年(8分)


表紙の 2羽のフクロウの顔 怖い

って 最初 思ってしまった

深淵を イメージする 暗い瞳

でも 
この つがいのフクロウの 瞳の奥にひそむのは
優しさ と 勇気 だった

生命を産み 育てる 野生の動物の 親の強さ
ヒナたちの 成長
それは いつでも 感動を届けてくれるけど

私たちは 忘れては いけない

手おけの持ち主の おじいさんのような 存在
直接 手を出す訳ではないけど
見守り続ける 温かな心

全体的に 落ち着いたトーンの絵が
深く 語りかけてくる
飾ることなく 子ども達に伝えたい 絵本

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