月に酔って

　　　　月に酔って




　　　　　　　　窓辺に映る月明かり　　　あなたの影が浮かんでくるの



　　　　　　　　月の雫もあなたが滲む　　今夜は手酌で酔いたくなるの



　　　　　　
　　　　　　　　あなたの残したひとつの言葉に　　わたしの心が揺れながら



　　　　　　　　忘れたいのに　忘れられなくて　　　離れたいのに　　　離れられなくて




　　　　　　　　月の明かりに酔いしれて　　酔えばあなたに逢いたくて



　　　　　　　　ひとりさびしく探しながら　　　　あなたの姿を思い浮かべるの















　　　　　　　　部屋の明かりも悲しくて　　　　思い出ばかり募ってくるの




　　　　　　　　月の明かりはやさしいけれど　　　涙を誘って泣きたくなるの




　　　　　　　　あなたの残したひとつの仕草に　　わたしの胸が乱されて




　　　　　　　　　忘れたいのに　忘れられなくて　　　別れたいのに　　別れられなくて





　　　　　　　　　月の明かりに酔いしれて　　　酔えばあなたに逢いたくて



　　　　　　　　　ひとり悲しく待ちながら　　　あなたの姿を思い続けるの






　　　　　

神戸物語Ⅱ

　　　神戸物語Ⅱ




　　　　　　港のライトが船を照らして　　　　夜霧がふたりを引き離す



　　　　　
　　　　　　交わした口付け置き去りにして　　　別れたふたりは涙に濡れて




　　　　　　夢という名のあなたを尋ねて　　　　恋という名のあなたを探して




　　　　　　夢のつづき　　恋のつづき　　　　神戸物語








　　　　
　　　　　　六甲山が夜景を映し　　　　街のネオンが別れを灯す



　　　　
　　　　　　愛しい言葉を振り捨てて　　　　誓ったふたりを引き離し




　　　　　　夢という名のあなたと出逢って　　　恋という名のあなたと別れて




　　　　　　夢のつづき　　　恋のつづき　　　神戸物語

神戸物語Ⅲ

　　　神戸物語Ⅲ





　　　港のライトが船を照らして　　　　夜霧がふたりを引き離す




　　　夢という名のあなたを尋ねて　　　恋という名のあなたを探して





　　　今日もひとりシルクロードを　　　　明日はあなたと異人館




　　　夢のつづき　　　恋のつづき　　　神戸物語










　　　
　　　六甲山が夜景を映し　　　街のネオンが別れを灯す




　　　夢という名のあなたと出逢って　　　恋という名のあなたと別れて




　　　今日もひとりハーバーランド　　　　明日はあなたと須磨海岸





　　　　夢のつづき　　　恋のつづき　　　神戸物語

函館の恋

」
かわいい笑顔だね 惚れてしまったよ





今夜はこのままふたりだけで




見つめる瞳が愛しくて 絡める小指がいじらしい




そばにおいでよ俺のそばに




夕陽が見ている 函館の恋










泣かないでいいから 涙はいらない




ふたりの夜はネオンが飾る






初めて知った恋だから 瞳と瞳でわかる恋だから





離したくない 離さない





夕陽が囁く 函館の恋









明日をつかむ恋だから 幸せつかむ恋だから




ずーとこのまま このままで




夕陽が微笑む 函館の恋

そんなあなたが好きなの

そんなあなたが好きなの




そっとわたしに囁いて

　　　　　　今夜のルージュは素敵だね

　　　　　　いつものように何気なく


　　　　　　恋をつま弾くあなたなの



そんなあなたがわたしにとって


　　　　　　　魅惑的なの魅力なの

　　　　　甘いマスク甘い囁き


　　　　　わかっているの知ってるの



好きよ　好きなの そんなあなたが好きなの








背中を向けてタバコの煙

　　　　　　　後ろ姿に乱されて

　　　　　　　夢をなくしたわたしには

　　　　　　　それが一番うれしいの


黙って振り向く静かな姿


　　　　　　　さりげない仕草その言葉

　　　　　　　
　　　　　　　見ているだけで見つめるだけで　　　


　　　　　　　　とりこになるの　とりこなの




好きよ 好きなの そんなあなたが好きなの







女心をくすぐって うその上手な憎い人

　　　　　　　　わかっているの　知ってるの

　　　　　　　　だけどいつでも許してる　



今夜はあなたの腕に抱かれて

　　　　　
　　　　　　　　　眠ってみたい眠りたい

　　　　　　　ふたりでいっしょに夢を運んで



　　　　　　　どこか遠くへ　行きましょう




好きよ 好きなの そんなあなたが好きなの

そんなあなたが好きなのⅡ

　　　そんなあなたが好きなのⅡ



そっとわたしに囁いて


今夜のルージュは素敵だね


そんなあなたが魅力なの


　甘い囁き知ってるの


　　好きよ　好きなの　そんなあなたが好きなの





背中を向けてタバコの煙


後ろ姿に乱されて


黙って振り向くその仕草


見つめるだけでとりこなの


　好きよ　好きなの　そんなあなたが好きなの






　女心をくすぐって


　嘘の上手な憎い人


　今夜はあなたの腕の中


　　どこか遠くへ行きましょう


　　好きよ　好きなの　　そんなあなたが好きなの
　　　　

愛を知らないふたり

　　愛を知らないふたり



　こんな悲しい恋なんか　したくはないし　見たくない


　　あなたを好きということは　隠せないけれど


　　瞳閉じて見つめてた　あの日の夜の腕の中　　

　　　胸の鼓動はあの時に感じていたの
　
　　
　　愛を知らないふたりだから

　　別れはすぐに待っているけど


　　　忘れられない　あなたの眼差し


　　　わたしの瞳に　映っているの　

　　

　　
　　離れられない　　あなたの面影


　　　わたしの胸に　　残っているの

　　　
　　　ひとり涙の　ロンリーハート





　　　夜空の彼方の星達が　わたしを照らし探してる


　　　迷いつづける行き先を　揺さぶるように


　　　夜を通して語り合い　わかりあえてもいたのに


　　　ひびがはいったふたりには　傷が多すぎる

　　　　
　　　愛を知らないふたりだから

　　　　ふたりは今日で別れるけど



　　　　　

　　　　ふたりで刻んだ　時間が巡って


　　　　あなたの言葉を　　思い出すの　　

　　　


　　　ふたりで結んだ　　愛しい願いが　　


　　　　心を繋いで　　泣いてしまうの



　　　　ひとり涙の　ロンリーラブ

岡山の街

岡山の街





今日もひとりこの街にきて 路面電車の面影を探す




あの頃見かけた 気になる人よ 後ろ姿に想いが巡り





僕の思い出 岡山の街







バスに乗って いつものように 後楽園の庭へ行く




緑の空気の 心地の良さに 心安らぎ新鮮気分





今日も来ました 岡山の街











駅の前の バス停に立ち まわりの景色を見渡しながら







今度また来ると 別れを告げて 背中を向けて新幹線へ





僕の好きな 岡山の街

あなたはどこに

　　　　　あなたはどこに




　　　　　夢に見たあの人は今ではもういない


　　　　　帰らぬあの日はさびしく雨が降る


　　　　　あなたを追いかけた雨の夜



　　　　　雨にすがってあなたを呼んだ



　　　　　今では逢えないあなたはどこに






　　　　　恋しくて泣き濡れてあなたを探しても




　　　　　見知らぬ人影通りすぎるだけ


　　　　　悲しみこらえて叫んでも


　　　　　雨に隠れるあなたの背中



　　　　　お願い帰ってわたしの胸に







　　
　　　　　今度あなたはいつ来るの


　　　　　胸をしずめて待っているのよ


　　　　　帰らぬあなたあなたはどこに
　　　　

函館に

　　　　　　函館に







　　　　　　愛した人はあなただけなの




　　　　　　どうぞ信じてわたしのことを




　　　　　　ひとりきりこの町へあなたに逢いに



　　　
　　　　　　夢をくださいさびしいわたしのこの胸に




　　　　　　あなたを探して　　函館へ











　　　　　　夢を刻んだ函館山に

　　　



　　　　　　あなたを偲んで涙に耽る





　　　　　　ふたりきりこの町で歩いた坂で




　　　　　　夢をください今でもひとりのこの胸に





　　　　　　あなたを追いかけ　　　函館へ









　　　　　　むかしのことは言わないあなた




　　　　　　そんなあなたに未練が残る




　　　　　　思い出の美術館忘れられなくて





　　　　　　夢をくださいこれからひとりのこの胸に




　　　　　　あなたを呼んでる　　函館に





　　　　

神戸物語Ⅱ

宵闇せまる　　神戸　元町　三ノ宮　　　　　揺られて揺れる　　ポートタワーライン




　　今日のあなたに　　尋ねながら　　　明日のあなたを　　探しながら



　　　
　　　夢のひとつの　シルクロード　　　恋のひとつの　　センタープラザ



　　　　　　
　　　　　夢のつづき　　恋のつづき　　　　神戸物語








　　　　ネオンに染まる　　神戸　元町　　三ノ宮　　　水面に映る　　　ポートアイランド



　　　
　　　　　　　今日のあなたに　　出逢いを見つけて　　　　明日のあなたと　　別れを告げて




　　　　　　　夢という名の　　ハーバーランド　　　　恋という名の　　ポートライナーー




　　　　　　　　　　夢のつづき　　　　恋のつづき　　　　神戸物語

わたしの東京

わたしの東京




愛して東京 恋して東京 夢見て東京



わたしの出逢った人がいるから




微笑み交わした 銀座の街角 日本橋プラザが待っている




両手をつないだ 新宿のターミナル 渋谷のサインが待っているから




そーと抱きしめて 恋を抱きしめて わたしをやさしく包んでほしい



ずーと捨てないで 夢を捨てないで わたしを静かに見つめてほしい











愛して東京 恋して東京 夢見て東京




わたしの出逢った人がいるから




瞳を合わせた 上野のステーション 原宿のタイムが呼んでいる




肩寄せ歩いた 丸の内のエリアと六本木のホームが呼んでいるから




このまま逃げないで 恋から逃げないで わたしを近くで眺めてほしい



だから追いかけて 夢を追いかけて わたしのそばで守ってほしい

ウィズアドリーム

　　　　ウィズアドリーム



　　　　夢を描いているけど　叶えることができない

　　　
　　　　　それでもあきらめきれず　いついつまでも夢見て


　　　　　夢と希望を抱いて　明日という日に賭けてる


　　　　　いつか必ずくるはず　そんな思いの毎日


　　　　　いつになったらこの夢　つかむことができるのか







　　　　　ひとつの夢がつぶされ　ひとつの夢が現れ



　　　　　　夢と夢とが重なり　　捨てることさえできない



　　　　　夢が心を支えて　今日も一日過ぎ去る



　　　　　いつか必ずくるはず　そんな願いの毎日



　　　　　何処へ行ったらこの夢　見つけることができるのか

子守唄を歌ってよ

　　　　　子守唄を歌ってよ




　　　　
　　　さびしい風が部屋に押し寄せる　　　独り寝の悲しさに涙がこぼれ出る



　　　流れる風が冷たさを投げてきて　　　心の灯火　なくしてしまう




　　　だから歌ってよ歌ってよ　　赤子に聞かせる歌のように



　　　だから歌って歌ってよ　　明日が見える子守唄を








　　　
　　　時計の針を聴きながら　　　夜の暗さに身を任せ　　



　　　独り寝のさびしさに　　心がないている




　　　ルームランプを灯しても　　　夜の長さが身に沁みて



　　　独り篭った部屋の中　　　胸に涙を運んでくる





　　　だから歌って歌ってよ　　母に聞いてた歌のように



　　　だから歌って歌ってよ　　　子守歌を歌ってほしい







　

わたしの虹の街大阪

　　　　わたしの虹の街大阪





　　　　わたしの夢の街大阪　　　　わたしの恋の街大阪




　　　　わたしの虹の街大阪　　　　わたしの愛した人がいる




　　　　手と手をつないだ淀屋橋　　　片寄せ歩いた御堂筋



　　　　
　　　　小指をからませ道頓堀で　　　約束交わした梅田の駅で




　　　　見つめあって　瞳を閉じて　　口づけ交わした　　虹の街














　　　　わたしの夢の街大阪　　　わたしの恋の街大阪




　　　　わたしの虹の街大阪　　　わたしの愛した人がいる




　　　　両手をつないだ心斎橋を　　　腕組み歩いた大阪城で




　　　　指先握った大阪港で　　　　微笑み交わした通天閣で





　　　　見つめあって　瞳を閉じて　　抱きしめあった虹の街