久しぶりに地元の友だちとごはんを食べた。
その前日に「出先なんだけど財布忘れちゃって自分の家帰るより、シェアハウスの方が近いからお金貸して?」という詐欺のような電話がかかってきて、30分くらいで友だちが来たのでお金を貸した。
それで久しぶりに翌日ランチをした。(お金は返してもらった)
そして久しぶりにお酒に呑まれた私。
完全な二日酔い。
いつも行くピザ屋さんで3人で白ワインをデキャンタで5回も6回も頼むことなんて、今はもうない。
お酒をたしなむ、どころではない。
いろんな話をしながら、普通にするするとワインを飲み続ける友だちとその彼女を見ながら、「あー。私もだいぶヘンだけど友だちもだいぶヘンだわ。」と思った。
ただ、根本的なところはすごく理解し合える。
あたりまえだけど、そういう人だけを、友だちと呼ぶんだろな。
たとえ、ヘンだとしても。
「まあおまえも狂ってるけど、まわりもみんな狂ってるんだから、その中ではまだおまえは狂ってない方だよな。」などと中学生からの友だちでなかったら許されない発言もさらりとする友だち。
そこはいつも行くピザ屋さん。
なんなら2日前も行った。
私はいつもさらりとオトナみたいに感じよく食事しているはずで、店員さんたちとも顔なじみでお話ししたりする。
2日前は「秋の新しいメニューの試作なんだけどよかったら」と前菜をもらったりした。
だけどその日の私は昔からの友だちとゲラゲラ笑いながら猛烈にワインを飲んでうるさくしている。
おまけに友だちとその彼女は、なにがあったのかと思うほど、異常によく日に焼けていて、まっ黒。
おもしろい。
お台場がまだなくて工事していた頃、私たちは友だち4人で車で出かけて道路を思い切り逆走していたこともある。
工事中の水道管に乗ったら、水道管のつなぎ目が思い切り外れて猛烈な量の水が出てきて逃げたこともある。
昔からの友だちは、だいたいヘンだけど、今からでは決して出会えないすごく大切な人たちだなと思う。
別の日。
さわやかに梨狩りに行ってきた。
いちばん好きな食べ物は、梨です。