シンプルな色彩に昔の暮らしぶりを表現したミニタペストリーです。白い生地に赤い刺繍を施して、仕上げるレッドワークを完成させたuさんの作品。小さなギザギザ模様も丁寧な手縫いです。赤にも色々ありますが、朱赤よりもやや紫ががった赤を使うとより白とのコントラストがくっきりとしてきます。日常のなんでもない風景をデッサンして、それを刺繍にした古き良き時代のアメリカに思いが巡ります。家族が協力して家の仕事をこなす、貧しくとも温かい田舎の風景がレッドワークから伝わってくるようです。※図案は日本手芸普及協会高等科テキストより。