ママの偏差値

ほぼ猫ブログです♪

祈って下さい!(シロFIP発症の疑い)

2008-09-18 23:54:31 | ハムスター&猫
今、頭が真っ白です。
何が起こったのかわかりません。



今日でシロを保護して一ヶ月経ちました。



一ヶ月前
ちょうどシロを保護しようとしてシロを探していたあの同じ時間に、
9月18日の今日は
私はシロを連れて病院へいました。



40度以上の熱を出し、息も荒く食欲もなく
かわいいピンクの肉球も真っ白になって、
小さいお鼻も白くなって、
シロは診察代の上でグッタリしていました。



二日前、病院で診て頂いた時は元気だったので
今朝、少し元気がなくても眠いのだろうとしか思いませんでした。

私は仕事があったので、昼頃から出かけ
帰って来てから直接実家に出向き
シロの様子を見に行きました。
「食欲もないし水も飲まない。元気が無い。」と母と妹が心配していました。

シロはいつもの猫鍋の中で丸くなっていましたが、
その時は明らかに目が違いました。



もう診察時間は過ぎていましたが
すぐにかかりつけの病院へ電話をしました。

幸い、先生が自宅に帰る直前だったらしく
症状を話すとすぐ診て下さるという事でした。

キノ子の事は実家の両親に頼み
妹と私はすぐにシロを連れて病院へ行きました。

シロは先週の火曜日にも発熱しています。
一昨日の火曜日は何ともなく元気でしたが
もしかしたら、また風邪でもひいたのでは・・・

先生に診て頂いて、血液検査をすると
数値が悪く、黄疸も出ていて
「ウィルス性の腹膜炎(猫伝染性腹膜炎・FIP)」の疑いがあるという事でした。

猫伝染性腹膜炎(FIP)???

腹膜炎?お腹がどうかしたの???
何か炎症起こしたの???

・・・それは、とんでもない病気でした。


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 猫伝染性腹膜炎(FIP)  

  ウィルスが猫の体内で突然変異し、
  血管に炎症を起こします。
  炎症が多臓器に及び様々な疾患を引き起こす恐ろしい病気で、
  不治の病と言われています。
  (FIPとは、Feline Infectious Peritonitisの略)


【原因】
 コロナウィルスが原因ですが、発症の経緯が他のウィルスとは異なります。

(1)接触感染でコロナウィルスに感染
  コロナウィルスは多くの猫がすでに感染しているものと思われます。
  このウィルスはほとんど無症状、
  時に消化器疾患を発症する程度でたいして怖いものではありません。
  感染経路は接触感染で、猫同士が舐め合うなどして感染します。
  空気感染するとは考えられていません。

(2)コロナウィルスが猫の体内で突然変異
  猫の体内にあるコロナウィルスが、ある日突然変異してFIPウィルスになります。
  一度変異したウィルスは元に戻ることはありません。
  ウィルス変異のきっかけはストレスが関与するのではないかと考えられています。

(3)ストレスの原因は多頭飼い
  FIPに突然変異するきっかけとしてあげられるストレスは
  主に多頭飼いだと言われています。
  テリトリー意識の強い性質から
  他の猫の存在が自分のテリトリーをおびやかす
  ストレスになると考えられています。
  以前は、多頭飼いの環境でFIPがよく発症するのは
  ウィルスが伝染するためと考えられていました
  (それで伝染性腹膜炎という名前がつきました)。
  しかし、FIP発症率を多頭飼いの場合と単頭飼いの場合で比較すると、
  多頭飼いの方が異常に高い確率であることがわかりました。
  2頭目を飼育し始めたら、
  翌月に先住猫がFIP発症というパターンがとても多く見られます。
  これは2頭目がウィルスを持ち込むのではなく、
  ストレスをかけた為と考えられます。

(4)発症の年齢分布
  生後1年以内での発症がもっとも多く、
  壮年期にはあまり見られません。
  老齢になるとまた発症率が上昇します。


【症状】
 
 血管炎が起こるので、症状は全身の臓器に現れます。代表的な症状は3つあります。

(1) 腹水の貯留
 お腹に水が溜まります。
 胸に胸水として溜まる場合も多いです。
 腹または胸にお水が溜まるタイプはウェットタイプと呼ばれます。
 体液の貯留を認めないものはドライタイプと呼ばれます。

(2) 高熱

(3) 黄疸
  地肌(毛の無い部分)・猫の白目の部分などが黄色くなります。
  また尿が山吹色になります。

(その他の症状)
  目に炎症が認められる猫もいますが、必ずでるものではありません。
  血管炎から多臓器が同時に障害をうけるので、
  慢性下痢、嘔吐、腎不全(脱水・痩せる・多飲多尿)や
  肝不全(嘔吐、神経症状)、呼吸器症状(息が上がる)など
  様々な症状がでます。


 診断
 
(1)症状がある場合
  診断は比較的容易です。
  見た目で腹水貯留・黄疸があれば血液検査にうつり、
  ここで高蛋白血症が出ていれば仮診断を下します。
  FIP抗体を測定して高い数値が出ていれば確定とします。

(2)無症状の場合
  FIP抗体を測定した値が測定限界以下で
  コロナウィルスも陰性であれば全く問題ありません。
  コロナウィルスに感染している猫は
  FIP抗体の値がある程度高く出ます。
  コロナウィルスを持っているだけで
  FIPに変異はしていないかもしれませんし、
  これからFIPを発症してくるところかもしれません。
  
  診断に迷う時は3ヶ月ほどおいて再検査をします。
  数値が1回目以下であればただのコロナウィルスと診断します。
  1回目よりも高くなっていればFIPの診断をします。
  ただのコロナウィルスの場合はとりあえず安心ですが、
  今後FIPを発症する可能性はあります。


【治療】
 
  血管炎を抑えると症状は一時的に軽快しますので、
  強力な抗炎剤であるステロイドが治療のメインとなります。
  テトラサイクリン系やマクロライド系の抗生剤も併用されます。
  ウィルス疾患なので
  インターフェロン(抗ウィルス剤)も効果があります。


治療して一時的に症状が軽快しても、
再発して亡くなるケースが多いので、
治療のポイントは初めの治療から症状が緩和された期間をいかに延長できるか、ということになります。

再発はドライタイプ(腹水がない症状の方)で出てくる猫が多く、
予後もドライタイプの方が悪いと言われています。
再発の場合はステロイドの効果がなく
多臓器不全をおこして短期間のうちに亡くなります。

中には1~2年生存した幸運な猫もいますが、再発は必ず来ます。
また、1歳以下での発症の場合は同じ治療を用いても3ヶ月ほどで亡くなる猫がほとんどです。


【予防】
 
(1) 密飼育を避ける(ストレスの緩和)
(2) 室内飼いをする(コロナウィルスの感染を防ぐ)

  ワクチンはアメリカでは販売されていますが、
  効果が期待できず発症もあり得るというので
  ほとんど使用されていないようです。日本では市販されていません。


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もしシロがFIPだとしたら、どこで移され、何が原因なのか。

先生は、野良猫時代に他の猫から移されたのか、
親が病気で母子感染したのか
原因はわからないとおっしゃっていました。

保護する前、シロは風邪気味で声が出ませんでした。
ガリガリで仔猫のように見えました。

体中、傷だらけでした・・・



先生はとにかくどこかから移されて
何かのストレスで出た(発症のことですね・・・たぶん)のだろうと
いう事でした。


「先生、シロは助かりますか?」

先生のお話だと何とも言えないそうです。
このまま悪くなるか、持ち直すか。

持ち直したとしても、こうやって発熱と食欲不振を繰り返し
弱っていくそうです。

上の病気の説明にも書きましたが
FIPは治る病気ではありませんでした。




 「治療して一時的に症状が軽快しても、
  再発して亡くなるケースが多い」

いったんFIPが発症すると、
インターフェロンやステロイド剤を投与して
症状を緩和する対症療法しか方法はなく、

・・・ほとんどの場合助からない。




どうして!?
どうしてシロがそんな病気に!


極めて可能性が高いものの
今のシロの段階では
疑いです。

明日の朝、また病院へ行き
検査してもらって、状態が悪ければ入院です。

FIPは病院では検査できず、検査機関に出すので結果が分かるのは数日先です。




人懐っこいのに捨てられたシロ

野良猫生活で傷だらけになったシロ

そこで病気をもらってしまったかもしれないシロ・・・

シロがどうしてこんな目に!!!

そして

なぜ私じゃ守れないの?

ストレスが発症に関係あるって、

私がシロの病気を発症させたの???





辛くて悲しくて悔しくて
でも涙を流したら病気を認めるようで

だけど
やっぱり涙が出る。



神様
私の幸せのひとつをもぎとってシロにあげて下さい。

私の命をわけてあげてもいいです。

助けて下さい!
助けて下さい!
助けて下さい!!!




シロはどこか幸せなお家に行って
別の素敵な名前をつけてもらって
いっぱいいっぱい愛されて

捨てられた事も 飢えた事も 怖い思いをした事も

全部忘れて
お膝でグーパーグーパーする毎日を願っていました。

それなのに・・・




シロの里親募集は結果が分かった時点でストップします。


今すぐ止めてしまうと
病気を認めたようで嫌なので
結果が出てからにします。

シロの世話がどんなに大変でも
実家に一日何度通っても
病院に毎日行かなくてはいけなくても
病院代がいくらかかっても
何でもいいから
何でもしますから、シロを元気にしてやって下さい。




みなさん、どうか力を貸して下さい。

ほんの一瞬祈って下さい。
祈るだけでいいです。お願いです。

シロの検査結果が何ともありませんように!!!

いつもの私の大騒ぎですように!!!


写真はどれも昨日の夜のものです。
そう言えば少し食欲がなかったような気がしましたが
いつものように元気でした。

なぜ・・・



**********************

追記です

もう2時なのに眠れないです。
明日も5時半起きなのに。

頭がボーッとして記事を書きましたが
やはり明日にでもシロの里親募集をストップしようと思います。

病気は認めてないです!

でも、シロを家族にしたいんです。
家にはピータンもちょびもいるので無理ですが
実家に協力してもらって
私たちの家族、シロにしてもらう予定です。

今も気持ちが乱れています。

明日、一番に病院へ行って
シロを診てもらったら、またご報告します。


どうか、みなさま、
シロが猫エイズより猫白血病より感染の少ない
FIPになっていないよう、一緒に祈って下さい。
お願いします。

かわいいシロです。
おとなしくて良い子のシロです。

こんないい子が病気になっていませんように。