勉強に野球に…

読売新聞
平成31年3月23日に掲載のあった人物とは…

当施設で働いている
「五十嵐竜亮さん」でした
パートで働きたいと
平成30年年明けに応募いただき
2月からお勤めいただいています

高校野球の監督になる夢を持ち
通信制大学にて教員免許取得中
そして、会津農林高校野球部の
コーチを行っているとの事

当施設は、会津農林高校とは
なんと10分かからないところに
位置しています
今も、その当時も、
福祉業界は人手不足
当法人も全くその通りで
特に男性職員は喉から手が出るほど…

しかし、障がい者の支援は初めて
とのことだったので、
まずは施設内を見学いただきました

人懐っこい利用者さん
「どっからきたの？」
「名前なんて言うの？」と質問攻め

五十嵐さんは、嫌な顔せず、穏やかな表情で
また丁寧な受け答えでした

その時に、こんな質問をしてみました

「我々の職種は、サービス業。
そして感情コントロール職と言われています。
思うように動いていただけない
利用者さんもいます。
感情的になる場面もあるかも知れません。
野球を指導する中で
怒りたくなったりすることもあると思いますが
そのあたりはどうですか？」

五十嵐さんは、こう答えました。

「怒る指導は必要ないと思っています。
　怒って上達はありません。」

ここで、五十嵐さんの人間性を感じました

五十嵐さんも見学をし
抵抗はないとのことだったので、
お勤めいただくことになり、
かれこれ1年のお付き合いとなりました

利用者さんへの誠実な対応や、
任された仕事はきちんと遂行し、
周囲の状況をみて行動する姿勢に
助けられています

この1年の間には、レポート提出、
スクーリング、野球の指導など
忙しかったと思いますが
この3月で、無事大学を卒業
そして4月からは、会津農林高校野球部監督に
就任が決まったそうで、
夢に一歩一歩近づいています

そんな若者の応援が出来た法人もちょっと、
嬉しいですよね
次の夢に向かって
頑張って欲しいと思います

利用者さんの中には野球観戦が
大好きな方もいますので
利用者さんと一緒に
応援に行きたいと思います