ゆきわりぶろぐ

社会福祉法人 鶴翔会のブログです

平成29年度役職員合同研修会

2018年03月04日 | イベント
早いものでもう3月に入り
29年度も残すところあとわずかとなりました
そこで今年度実施された研修会の中から1つ
「役職員合同研修会」を紹介させて下さい
当法人では
役員と職員が一緒になって勉強をする機会を持ちたいと
毎年テーマを変えながら合同の研修会を開催してきました
今年のテーマは「自閉症」
日々の業務で接している利用者さん
どんな感覚で、何を感じながら日々を過ごしているのか、、
私たちの関わりをどのように感じるのか、、

岡本宏二様をお招きして講演をして頂きました
岡本様は現場での経験も豊富で
具体例もふんだんに取り入れて下さり
現場職員も「あの時はそういうことだったのか…」と
普段の支援場面をイメージしながら
専門的知識を学ぶことができました

「行動が落ち着いているかは、
 睡眠・食事・排便が安定しているか、
 自律神経系(内臓系)が安定しているかが大きい。
 言葉などの発達やしつけなどはそれらが整ってから、、」
「自閉症の人は頭の中で記憶が上手く並ばず星のようにバラバラ。
 楽しい思い出、悲しい思い出が
 急にフラッシュバックするのはそのため、、」
「大声、自傷、、自分を見て欲しくて
 自分の持っているスキルでアピールする。
 困るからとその行動を取り上げるとかえって落ち着かなくなる。
 代わりの方法があることを伝えていくべき、、」
「自傷=不穏ではない、
 感動した時も身体が反応してネガティブな行動を取ることはある。
 本人の行動パターンを観察し、動機を探っていくべき、、」
 これらはごく一部で
 心に残った言葉が多々ありました

テーマが広かったこともあり
「2時間では話しきれないことがたくさんある…」
と岡本様もおっしゃっていましたが
私たちももっと話を聞きたいという思いでした
是非また話を聞かせて頂きたいです
岡本様、貴重なお話の数々、ありがとうございました