きのう水曜日は映画レディスデイ~
大阪ステイションシネマへ行ってきました。ここははじめてですが、シネコンは
どこも一緒、、入りやすいけれど個性がない
<裏切りのサーカス>
東西冷戦下、イギリス諜報部「サーカス」にひそむソ連の二重スパイを探すという
スパイ映画ですが、詳しくはこちら 公式HPを。。。
静かな静かなスパイ映画です。
ドンパチやカーチェイスはありません。静かな拷問シーンは少々
70年代イギリスの街や建物、インテリア、服装等々、セピア色の世界が
スクリーンに次々と映し出されると、
よっしゃ~スパイを見つけるぞ!と意気込む気持ちが
だんだんと削がれてしまった。
私って前世はきっとイギリス人だったんではないだろうか・・・と錯覚するくらい
和んでしまった。
スパイ映画でなごむっていうのも、ナンですが・・・
もぐらさがしはスマイリーにまかせて、イギリスを楽しもう~って気分
クラシック&エレガントな英国万歳(笑)
そして、なんといっても
スマイリー役のゲイリーオールドマンがステキです
ちなみに
時間軸が前後するややこしいストーリーですが、彼のメガネの色で判別可能なのが
良かったかも・・・これも映画のいい所。
ややこしいついでに、内容も入り組んでるので相関図やあらすじを
ざーっと頭に入れてから見るほうがいいらしく、サイトにもそう書かれてるし
私もいいつけ守りましたよ
が、しかし
映画鑑賞後、細かーいクエッションマークはいっぱい頭にちらばるので
きれいにお掃除しようと思えば、やっぱり原作本を読むのが一番かと
同じルクアにある三省堂に寄ったところ・・・ない
同じビルにある映画館でやってる原作なんだから、わかりやすく目につく場所に
並べるべきでしょ
ちょっと探したけれど、お腹もすいてたのであきらめました。
ひとり客を逃したね・・・三省堂さん。
ゲイリーオールドマン扮するスマイリーに戻りますが、
静かで知的で寡黙、しかし冷徹なスパイという役柄、ものすごい存在感があります。
ぱしっと良い姿勢でスーツを着こなしゆっくり歩き静かに話す・・それだけで
思わず息をのませるものがあります。
しぶい かっこいい 腕くんで歩きたい
一方で、愛する妻を寝取られてしょんぼりする初老の男でもあり、
池で泳いだあと、半裸で腰掛けるシーンがありますが
うーん・・おじいさん・・です、まぎれもなく、おじいさん
やっぱり人間年を重ねると、衰えた身体を包む上質な衣服が必要ですね。
ヨレヨレのジャージーや白T着てて様になる時期は短い。
社会に出て戦うためのツールとして衣服は重要だということかも。
ダンナの今日のスーツ・・・何年前のだったっけ・・記憶にない
スパイという職業、危険で孤独で哀しい仕事です。
ラストシーン、諜報部リーダーに返り咲いたスマイリーに複雑な心境でした。
穏やかな老後なんてムリ、彼には死んだも同然なんだろうなあ。。
この前みた映画は 確か「僕らがいた」前編 ・・・そして昨日の 「裏切りのサーカス」
振れ幅の大きさは尋常ではございません
大人なみなさまには超オススメ映画です。
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