いきなりですが・・・
原作の方が良かったです^^;
ブルブル寒い季節には、こんな生ぬる~い昭和にひたるのもいいかもしれませんけれどね。
原作を読んだ印象では、女中タキちゃんのとき子奥様に対する憧れが
少しづつ恋心へとかわっていって、奥様から託された手紙を届けずに
奥様の不倫を阻止した理由の半分はタキちゃんの嫉妬があった・・と感じたんですが、
そのあたりはさらりとしたものでした。
あと、吉岡ひで何とか(笑)忘れた!が演じる芸術家肌の青年に
モダンで美しいとき子奥様が惹かれていくんですが、
私も松たか子さんに感情移入して一緒にラブな気持ちになりたいわん!と思いながらも
努力むなしくまったくその気になれず、何でこんな男に惚れるのさ??と
頭の中疑問符100個以上の増殖っぷり。
縁側に腰掛けて汗を流しながらスケッチする彼のうなじあたりをドキリとしながら見つめる
とき子奥様・・・私には単なる暑苦しいヤツとしか見えなかったし。
もっさり素朴でいいんだけれど、ちょっとしたしぐさや表情にセクシーさやフェロモンが
香るような俳優さんでお願いしたかったです、はい、これ個人的な好みの問題ですけど。
でも、おうちの中や小道具は懐かしいモノでいっぱい、たきおばあちゃんの作るトンカツも
おいしそうだし、手編みのカーディガンをはおり鉛筆なめなめノートにむかうおばあちゃんを
見ていると祖母や母に重ね合わせて胸が熱くなります。
ぬるめのお湯につかるようにノスタルジーに浸るにはいい映画かなあ^^
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