Photo@Story

~ 見たり 読んだり 出かけたり ~

とめどなく囁く

2019-06-18 | 読む

 

 

~一番近くにいるのに誰よりも遠い。


海釣りに出たまま、二度と帰らなかった夫。


8年後、その姿が目撃される。そして、無言電話。
夫は生きていたのか。~

~塩崎早樹は、相模湾を望む超高級分譲地「母衣山庭園住宅」の
瀟洒な邸宅で、

歳の離れた資産家の夫と暮らす。

前妻を突然の病気で、前夫を海難事故で、

互いに配偶者を亡くした者同士の再婚生活には、
悔恨と愛情が入り混じる。

そんなある日、早樹の携帯が鳴った。


もう縁遠くなったはずの、前夫の母親からだった。
ささやきの音源はどこにある~

 

以上はアマゾンからお借りした内容紹介です。

 

海の見えるお屋敷で優雅に過ごす夫婦・・・

親子ほど年の離れた二人のゆったりした時間は

いいなあ~♪ と思いつつも

私だったら一週間で飽きるかも(笑)

 

ダンナさまの一見優しげな無言の圧力っていうのも、なにかわかるような

気もするし。

 

しかし一番のストレスは

年齢の近い義理の娘たちや弁護士の友人、極めつけが

前夫の母親。

 

なんかザワザワした不穏な空気がずーっと流れる小説ですが

この落ち着かなさを早くなんとかしたくて、ページを捲る手が

早くなるのかもしれません。

 

 

ここからネタバレです・・。

 

海釣りに出て帰らなかった夫。実は生きてました。

違う人生を送りたくて、遭難を偽装していた訳ですが、

上手くいかなくて、母親に無言電話したり実家や近辺に出没したり。。

 

コレはダメでしょ。

八年もたっておめおめと出て来るな!

その程度の覚悟で、たくさんの人をまきこんで

自分の人生、なかった事にするな!

令和改元以来、一番腹の立つヤツですな^^

 

ラストの手紙で失踪した理由をタラタラと書いて

今から死ぬとほのめかしているのですが、

まったく同情の余地なしです。

 

最後に手記や手紙で一気に真相が明らかになる小説はよくあって

嫌いではないのですが、

今回はちょっと、取り急ぎ感があったような気がします。

でも

主人公早樹さんのその後が読みたいなあ~ないですか?桐野さん^^

 

 

 

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿