本 三冊
<フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ> ELジェイムズ 著
ステファニーメイヤーの「トワイライト」シリーズのファンフィクション
(ファンがオリジナルからキャラクターや舞台設定などを借りて書いた二次創作)として
ウェブで発表されたもの。
確かに正統派ラブロマンスのツボをしっかりふまえていて、美貌のクリスチャングレイ
はハンパなくステキなんだけど、なんと彼はSM愛好者という設定、ガーーン。。
半分ほど読んで挫折した。
愛する男がSMプレイ愛好者、ヴァンパイア、どちらか選べという究極の選択を
提示されたら一秒の迷いもなく
「吸血鬼でお願いします^^」
という私みたいなあかんたれには絶対ムリな小説だけれど、
トワイライト系ロマンス小説が好きでSMプレイもへっちゃらよ!という向きには
座右の書となるかもしれない。。。
<海の見える街> 畑野智美 著
図書館と児童館で働く男女4~5人物語。
お昼にコロッケサンドを食べたり、下の喫茶店でナポリタンを食べたり
ちょっときばって新しくできたイタリアンでランチする。
あの人はこの人が気になっていてその人はかの人が気がかりで・・こじんまりとした町の
ちまちました生活がすごく楽しそうで、できるなら私も混ぜてもらいたい。
ちょっと年増で陰のあるバツイチの司書という役どころでぜひお願いしたい。
で、本田クンをめぐる三つ巴の恋のさやあてに参加せさせていただきたい。
しかし地味で素朴な彼らだが、かかえているものは結構おもい。
誰にも告げず辞めていった児童館の松田クン (彼は小児性愛者)のその後が
気になる。
何とか彼の力になってあげたいが、年増でバツイチの私には荷が重いです・・って
まだ言うか。。
<強欲な羊 > 美輪和音 著
今年(まだふた月ほどしかたってないが)最高の掘り出しモノだった。
ムムチャクチャおもしろい! よくできている。
強欲な羊、背徳の羊、眠れぬ夜の羊、ストックホルムの羊、生贄の羊、
五つの短編どれもハズレがない。
狼を喰うほどの羊 女性の怖さに同性ながら震える。
本のカバー絵がいまひとつなのでその分を減らしても星四つのオススメ。
ぜひ図書館で予約して読んで見てください。
ぜったい読んでソンはさせへんで~♪
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