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ミッテランの帽子

2021-05-05 | 読む

 

その帽子を手にした日から、冴えない人生は美しく輝きはじめる。

舞台は1980年代。時の大統領ミッテランがブラッスリーに置き忘れた帽子は、

持ち主が変わるたびに彼らの人生に幸運をもたらしてゆく。

うだつの上がらない会計士、不倫を断ち切れない女、スランプ中の天才調香師、退屈なブルジョワ男。

まだ携帯もインターネットもなく、フランスが最も輝いていた時代の、洒脱な大人のおとぎ話。

 

 

以上、内容紹介はアマゾンよりお借りしました。

 

こちらの「新潮クレストブックス」

タイトルは忘れましたが、以前何冊か読んだことがあってその時も感じたのですが

装丁が美しくしゃれていてソフトカバーなのも扱いやすいですね。

 

同じ著者の「モレスキンの女」が借りれなくて、とりあえずミッテランでも読んどこか・・と

思い借りてきたのですが、大正解!

 

フランスらしい・・・といっても、行ったこともなく知らないのですが、とりあえず印象だけでの話。

エレガントでお洒落で、いわゆるフランスのエスプリが詰まっている感じがしました。

空気感はまぎれもなくフランスでしょ。

知らんけど(笑)

 

食べ物やワイン、香水、ドレスや芸術、いつか行ってみたいな~おフランス~♪

 

ミッテランの帽子を手にすることで人生が変わった四人。

特に共感したのは最後に登場したいわゆる富裕層で古い価値観でコリコリのブルジョワ男性。

 

男性が収集した現代アートのバスキアの作品は、彼が早逝したことで値が上がり

すごい資産価値になるのですが、バスキア

 

初めて知りましたよ。

こういうアーティストが存在したこと。

部屋に飾る気にはなりませんが、見ていると脈拍が早くなるというか活力が

わいてくる感じがしますね。

 

「人生の重要な出来事はいつもささいなことの連鎖の結果である」

などなど、心にとめ置きたい言葉がたくさんありました。

 

 

 

 

 

 



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