
「クローバーレイン」や本屋さんや出版社を舞台にした
お話を何冊か読んで、好きになった作家さんですが
今回も期待を裏切られることはありませんでした。
後妻の子供として財閥のうちに引き取られたものの
母が亡くなり身の置き所のなくなった主人公。
偶然にも亡き兄の忘れ形見を見つけ、その女の子を
使って自分が優位にたち、一族のものを見返して
やろうと画策します。
同居する友人二人のキャラもいいし
この女の子結希ちゃんのおてんばぶりも可愛い。
なんやかやあって・・というか
このざっくりな「なんやかや」がおもしろくて
ページをめくり続けるはめになるのですが・・。
この画策が結局上手くいかず
おおー!ここでネタバレ?(笑)
失意の底に落とすのかとおもいきや
爽やかな空を飛ぶ小鳥のような気持ちに
主人公や読者をすくい上げてくれるのです。
読後感の良さはピカイチですね~♪
紫陽花を植えてみたくなりますが
マンションなんで我慢やなあ~(笑)
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