待望の合田雄一郎シリーズ、最新刊!
一人の少女がいた――
合田、痛恨の未解決事件
12年前、クリスマスの早朝。
東京郊外の野川公園で写生中の元中学美術教師が殺害された。
犯人はいまだ逮捕されず、当時の捜査責任者合田の胸に、
後悔と未練がくすぶり続ける。
「俺は一体どこで、何を見落としたのか」
そこへ、思いも寄らない新証言が――
動き出す時間が世界の姿を変えていく人々の記憶の片々が織りなす物語の結晶
以上、アマゾンよりお借りした内容紹介です。
いかにもミステリー然としていますが、天下の髙村女史!
謎解きミステリーではありません。
12年前に殺された美術の先生、退職後はおうちで
絵を教えていた初老の女性・・・
その教え子だった少女Aが殺され、彼女が先生の絵の具を
持っていた事から、事件の再捜査が始まります。
犯人は少女Aだったのか?
彼女の同級生達や母親、関わった人たちの記憶と思考が
淡々と描かれています。
ストーリーに起伏等、盛り上がりはまったくなし。
人間の頭の中を覗く興味と、ため息出るようなしんどさに、
図書館で借りた別の本(返却時期のせまったヤツ)に
乗り換えようかな~と思いながらも、
登場人物達が気になって続きを読みました。
ADHDの青年がでてきますが、彼の頭の中の凄まじさ・・
さすがの描写力というか、読むと彼の思考を共通体験するという
稀なことになりますが、もう~目が回りました。
これは大変やわ。。。
薬で抑えても、また違う大変さが生まれるtって事もわかりました。
最後、彼が死にますが、あ~髙村さん。。ここは殺さないでほしかった~。
しばらく落ち込みました。
それだけ彼に感情移入してたってことなのかなあ。。
私も髙村さんに一度頭の中を覗いてもらいたい(笑)
で、文字にすると、
気付かないフリをしていた何かが暴かれるかも・・です。
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