平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、認知症の妻を傷つけたくない夫。
元不倫相手を見返したい料理研究家…始まりは、ささやかな秘密。
気付かぬうちにじわりじわりと「お金」の魔の手はやってきて、見逃したはずの小さな綻びは、
彼ら自身を絡め取り、蝕んでいく。
取り扱い注意!研ぎ澄まされたミステリ5篇
以上、内容紹介はアマゾンよりお借りしました。
なにせ本カバーの絵が怖いです。
タイトルも不気味。
表題作がないのが少し残念ですが、
汚れた手って、何で汚れたんだろう・・泥遊びなんかではなく当ったり前ですが(笑)
血?嘘?罪?
そこで拭かないって、そこってどこだろう。。
アイツの白いシャツ?欺瞞で汚れきったタオル?善人ぶったあの人の良心?
想像がふくらむタイトルではありますねえ。
内容もじわりじわりと追いつめられる感じが恐ろしい。
個人的には最後の「ミモザ」が好きかな。
主人公の女性料理家にすぐ感情移入できるだけに怖さも半端ないです。
こういう粘着質の男に付きまとわれる恐怖・・
臭いゴミ捨て場や暗いエレベーターのこもった匂いを嗅ぐたびに
思い出しそう(笑)
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