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萩を揺らす雨

2020-10-05 | 読む

 

観音さまが見下ろす街で、コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営む気丈なおばあさん、杉浦草。

人々を温かく見守り続ける彼女は、無料のコーヒーを目当てに訪れる常連たちとの会話がきっかけで、

街で起きた小さな事件の存在に気づく。

オール讀物推理小説新人賞受賞のデビュー作を含む「日常の謎」を解く連作短編集。

 

以上、内容紹介はアマゾンよりお借りしました。

 

 

主人公、杉浦草76才

こだわりの和食器とコーヒー豆を販売するお店のオーナーである。

お草さん、76才?!

お店はじめたのが65才っていうんだから、もう凄いとしかいいようがない。

60過ぎてから新しいことを初める、たとえば趣味だとかは十分わかるのだが・・・

 

かくいうわたしだって60から絵とか歌とか習いだしたもんね^^

 

雇われ仕事ではなく起業するという心意気に参った!である。

 

窯元まで行って作家ものの食器を買いつけてお店におき

コーヒー豆も自分が納得した仕入れ先からのもの、

特筆すべきは、コーヒーの試飲が無料だということ。

 

試飲っていっても、こだわりの器で丁寧に淹れたコーヒーを

テーブル席やカウンターで友人とおしゃべりしながら楽しめる・・・

 

コーヒー豆を購入することが大前提で

コーヒーを飲めるお店は近くにもあるし、普通はそうだと思うけれど・・・

お草さん、太っ腹ですわ^^

 

あ~こんなお店が近所にあればなあ。。

 

なので、毎日タダコーヒーを飲みにやってくる人たちで

お店は大忙し。

 

いわゆる「日常の謎」解きなので、殺人があったり物騒なことはないが

うーん。。少しはあるか。。

コージーミステリと呼ばれる、ほのぼのしてユーモラスなミステリとは趣がすこし違う。

 

なにせ、お草さん、年齢が年齢なだけに足腰の不安があったり

過去にいろいろあって複雑な人生を歩んでいるようで、

珈琲同様、後味にビターが残る連作集となっている。

 

このシリーズ、すでに8巻くらいでているようで、楽しみである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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