昨日の夜LIVEで観れなかった、第1シードのノバク・ジョコビッチ(ATP 1位)×第3シードのアンディ・マリー(ATP 2位)戦。結果がわかってるから観るのやめようかと思ったっけど、連荘で今日が決勝なのでジョコビッチのコンディションも観たくて結果録画を観てしまう。
余談だが。ナダル vs ツォンガは「Babolat aero」を使っていたが、ジョコビッチ vs マリーは「HEAD」対決になってる。
ナダルのルーティンのことを書いたので、今回はジョコビッチのことを。
ジョコビッチは、かつてダブルフォルトが多く、サーブがとても不安定で大事な場面になればなるほど、ボールを突く回数・時間が増えて注意を受けるほど。ジョコビッチに対するフェデラーは、ボールを突く回数をよんで、リターンのポジションに入ったとか。それを改善した結果、今では大事なポイントでもルーティンを変えず、サーブが安定して、1位に返り咲いたとか。シャラポアやナダルのルーティンをマネするジョコビッチの動画が有名ですが、当のジョコビッチがルーティンを軽視していたとはびっくりです。
マリーはサービス前に、ラケットで必ず5~6回でボールを一つポケットに入れ、手で6回突いて、さらに直前で3回突く。セカンドはちなみに3回突く。ジョコビッチは、ポケットにボールを一つ入れてから、もう一つのボールをラケットで必ず3~5回突いたのちに、手で10回突いてからサーブを打つ。
第1セットの1-1で迎えた第3ゲームのマリーのミスは多いし、ネット、アウトと痛い。ジョコビッチにブレークされて第4ゲームでは両者チャレンジすれど、ジョコビッチはチャレンジ成功するも、マリーは失敗と、ことごとくジョコビッチが流れを作っている感じ。ことごとくマリーは動きを読まれて、ドロップショット、ネットプレーでジョコビッチがゲームをリードした状況で6-1であっさり終わってしまった。
第2セットも第2ゲームのブレークポイントですごいラリーの後、ジョコビッチが取り、ガッツポーズで観客を沸かせる。異国での「ホームコート」のように雰囲気を作っていくやり方なのかしら。第4ゲームもマリーは集中力を欠いて、完全に自滅。マリーらしいゲームをさせてもらえず、6-3で終わる。
全ゲームを通して力が抜けているジョコビッチ優勢を保ち、6-1 6-3のストレート勝ちで終わったわけだが、ジョコビッチのミスが1ケタに比して、マリーはファーストサービスも5割以上入らず、Unforced errorは30本近く、Double Faultも7回と、ジョコビッチがよかったのもあるが、ミスを誘う前にマリーが自滅した感じに映った。
素人テニスでもあるんだよな~こういうの。コートに入って、ゲームを重ねるうちに、流れを変えたいのに変えられない。変えようとすればするほど、ミスが多くなる。
まさにメンタルスポーツの一面を見ることができた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます