同性愛者な私の日常を綴るブログです。閲覧は自由ですが、誹謗中傷等、マナー違反な行為だけは断固お断り致します。

号泣。。。

2006年10月10日 15時56分20秒 | 語り
タイトルにヒヤっとしたかな??笑
ま、その真相はおいおい話すね


さて、今日は1時から大学で民法の講義
てことで、12時半くらいに大学へ
大講義室での授業なんだけどね、教室に入ったら……、














Wちゃんが巨大な袋を!




W「はい、yukaちゃん♪お誕生日おめでとう★」




って言って巨大な袋を渡してくれたんだ。







なんと言うか……、













やっぱ嬉しいんだけど、恥ずかしいよぉ!



だって、みんなこっち見てたし。。。
もちろん、凄く嬉しかったよ
でも恥ずかしいの。笑

だからね、椅子の上でこっそり開けたんだ
で、中にいたのが今日の写真の中で1番でっかいカエル君
他は全部UFOキャッチャーね。

恥ずかしかったけどね、










めっちゃかわいい♪


あれは抱き枕……なんかな??笑
うちの部屋ね、基本はグリーンだからめっちゃ馴染んでるよ
エルモが浮いてる。。。

ありがとね♪


でもね、気になってたことがあったから聞いてみたんだ。
Wちゃんいつも昼は食堂で食べるのよ。
でも、今日は講義室で食べてたみたいだったから。。。
そしたら、なんて答えたと思う??

W「この子を見てないとって思って★」

いい子だねぇ。笑
一緒にいて本当に楽しい
微笑ましくなるわ。
いつも彼女に癒されてる
あの子の周りはそんな感じの子が集まってるからね。


さて、そんな癒しのひと時のあとは真面目に授業。
今回の民法の授業は家族法分野なんだ。
そして今日は『婚姻』がテーマ。

うちは今、男性と付き合ってるからいいかもしれないけど、
セクシュアルマイノリティにとって避けられない課題が婚姻
何で同性同士の婚姻を認めてくれないの??
授業では「民法には同性婚を禁止する規定は見られない」って言ってた。
事実、民法では婚姻の効力発生要件について、739条1項の規定があるだけ。
その内容はね、
「婚姻は、戸籍法の定めるところによって、その効力を生ずる」
ってもの。
どこにも「異性間」とか、「男女」なんて言葉はない。
禁止規定も全く無い。
でも、同性間はダメってのが慣わし。
わけわかんない。。。

じゃあ、根拠条文はどこに求めているのか。

なんと、憲法だとか言う苦しい学説を立ててるらしい!

確かに、憲法24条では「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立し……」ってある。
「両性」ってあるから男女に限るんだってさ。
でもね、先生の話では、この条文を作った人は法律の専門家ではないんだって。
「そんな人が同性婚を排除する目的で両性なんて言葉を用いるとは思えない」
って言ってた。

その通りだよね。
そもそも、なんで「両性」ってしたのかって言ったら、
これまでの「家制度」をやめて個人を尊重するためでしょ?
じゃ、別に立法者意思は同性婚を排除してないじゃん??
なんで勝手な『常識』に振り回されなきゃなんないの??
条文なしになんでこんな勝手がまかり通るの??
慣習??
でも、「公の秩序」に関する事項に「慣習」を持ち込むのは御法度じゃないん?
意味分かんないよ!
こんな「なんとなく」みたいに婚姻が認められないがために
うちらセクシュアルマイノリティがどれだけ苦しむか分かってない

当事者の方は身を持って知ってるよね。
ノンケの方、どうか分かってて。
ノンケの人ん中には「勝手に同棲すればいいやん」って思う人もいるよね。
でもね、まずなかなか一緒に住めないんだよ?
賃貸住宅の多くには単なる友達同士の入居を認めないとこがある。
じゃあ、一戸建て?
今ね、女性の地位が向上したっていっても、大卒でもせいぜい男性の6割の賃金ってのが現状よ?
ゲイカップルならまだしも、ビアンカップルは経済的に苦しいわけ。
ビアンカップルにとっては賃貸でもいっぱいいっぱい。
まぁ、仮にマイホームを持てたとしよう!
ゲイの方なら持てるだろうし。
じゃ、どっちの名義にすんの?
これは男女間なら悩みもしないだろうね。
『相続』できるから。
でもね、AさんとBさんっていう同性カップルがいたとしよう。
Aさんの名義で家を買うでしょ?
で、Aさんが先に亡くなったらどうなると思う?
家はAさんの遺族に相続されるのよ。
「遺言を遺せばいい」って思う?
でも、遺族には遺留分ってのがあるんよ。
Aさんの財産が他にあまりなければ、
家の価値のいくらかをAさんの家族に支払わなきゃなんない。
お金がないなら、家を売ってそっから払うの。
男女の事実婚なら、寄与分なんかが認められる可能性もある。
権利濫用の主張もできるかもしれない。
なのに、「同性」ってだけでできない。
遺族年金なんかも当然もらえないよね。
どう思う?
「仕方ない」の一言で片付けられる?
さっきみたいな勝手な解釈のせいで路頭に迷う人が出るんで?
だからね、婚姻できるんとできんのとじゃ大違いなのよ。
他にもあるよ。
一方が仕事、他方が家事をしていたとするでしょ。
じゃ、仕事してる方が倒れたらどうするよ?
働き手がいなくなるんだよ?
仮に両方が仕事してたとしても、苦しい現状に変わりはない。
だって、婚姻してたら受けられる「配偶者控除」が受けられないから。
あ、税金のことね。
所得税法89条1項によってね、年38万円まで控除が認められてるんだ。
婚姻してればね。
38万円って大きいよ。
それに、問題はそんだけじゃない。
もし、別居してて、パートナーがどっかで事故ったら?
病院からは親族には連絡行っても、自分には来ない。
友達としてでも親族とつながりあればいいけど、
他県にいたらそういうんはないよね。
たとえ、事故ったことを知っても、会えないかもよ?
各病院には個人情報保護のガイドラインがあるからね。
大概、親族以外には会わせてくれない。
本人に意識があったり、親切な親族の方がいればいいかもしれないけどね。

とにかく、こんなような問題が尽きないのよ、同性間には。
差別よりむしろ、法的問題の方が厳しいのが現状かもね。
ノンケの方にはよく知っててもらいたいな、こういうこと。


さて、ようやくタイトル。
今日、号泣しました。
なぜって?



ドラマ見て。

見てた人も多いよね、きっと。

『私が私であるために』

そう、性同一性障害の人のドラマ。
フィクションらしいけどね。
GID(性同一性障害)の人を取り巻く問題を見事にドラマに仕上げてた。
主人公(male to female)が古風な父親に手術させてくれるよう頼むシーンで号泣
手術ってもちろん、性別適合手術ね。
あ、現在では「性転換手術」とは言わないからね。
これだと、「違う性にする」って意味になるから。
GIDの人は「本来の性に戻す」んだから。
その場面でね、主人公が、

「ダメって言うなら、私が受け入れられないなら、
 いっそこの場で私を殺してよ!!」

ってナイフを父親に渡したの
これが本当に辛かった。。。
うちはGIDじゃないけど、何か自分の立場とリンクするものを感じた。

見た人いたら感想でも残してって