中国で見つけた珍しい???

中国在住の管理人が、中国で見つけた珍しいものを紹介していきます。

中国リアル農村の風景

2012年01月06日 14時32分32秒 | 旅行
 昨年の1~2月、現在の嫁と結婚するため、四川省に1ヶ月ほど滞在しました。嫁の実家は四川省の達県という所で、近頃は天然ガスの採掘で工業化が進み、ちょっと豊かになってきました。しかしその代償も大きく、市内には緑がほとんど残されていません。空気も北京の数倍汚いほどで、道路沿いにわずかに植えられた植物も、砂塵で真っ白になる有様です。初めて中国を訪れた兄が、街角の汚い風景が珍しいのか、写真に収めていました。それを見た嫁と家族は、恥ずかしい思いをしたようです。

 中国は旧正月を盛大に祝い、仕事を休んで一家団欒し、親戚の家を訪問し美味しいものを食べます。四川省は冬ですと、豚の体の各部を燻製肉にした「蝋肉」が絶品で、白酒によく合います。どの家に行っても肉ばかり出されて、あっさりした野菜料理が恋しくなります。肉料理に飽きていた私ですが、舅の実家では素晴らしいものをごちそうしてもらいました。







 家の中は薄暗く、数人の親戚があたたかく迎えてくれました。誰かが「あの丸々太った豚はどうした?」と聞くと、家の人が「あそこだよ」と指さした先、台所のかまどの真上に、豚一頭分の燻製肉が吊るされていました。その日は燻製肉、庭でしめたばかりのニワトリ、自家製の白酒などをいただきました。中国では、無農薬の食材は親戚からしか手に入らないと言われますが、私はこの日はじめて汚染されていない食材を中国で口にしたことになります。白酒は度数が高く強烈で、食欲がわきます。ニワトリはスーパーで売っているような、柔らかいブロイラーとは異なり、肉の引き締まった野生のニワトリです。あんまりニワトリが美味しいので、「おいしいですね」とお世辞を言うと、さっそくお土産にするため、ニワトリをしめに行ってくれました。そういうつもりで言ったわけではないのですが。

 食べ過ぎたので、腹ごなしに外をぶらつきました。冬のため緑が少ないですが、のびのびとした風景が目の前に広がります。私も日本の田舎者ですので、自然以外に何もない風景とは妙に落ち着くものです。









 最後の写真は、お土産にもらった二羽のニワトリです。将来的には、四川省に移住したいぐらいです。

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