中国で見つけた珍しい???

中国在住の管理人が、中国で見つけた珍しいものを紹介していきます。

中国語の呼称について

2012年04月09日 10時30分06秒 | 日記
 近頃あまりネタがないので、中国語について書きたいと思います。

 中国では人を呼ぶのに、さまざまな呼称を用います。上司と話をする場合は、日本語と同じく相手の姓+役職が最も多用されます。その際、中国語の役職は、日本語より幾分ルーズな使い方をされます。例えば相手が副主任であった場合も、「王副主任」とは呼ばず、「王主任」と呼んだりします。本来ならば「張副総経理」であっても、「張総」と省略し、「副」を取り払ってしまいます。その方が、聞こえが良いのでしょう。このためかは知りませんが、中国には「副主任」、「副書記」など、「副」がつくポストが多くあります。「副総工程師」(副チーフエンジニア)など、和訳すると矛盾が生じる場合もあります。

 「老師」は、本来ならば教師に対して使われる呼称ですが、中国語の場合は教職員まで拡大されます。また相手が教職員でなくても、ある程度の年齢に達しかつインテリであれば、「王老師」と呼んでもおかしくありません。夏目漱石の小説の主人公が、年長者を「先生」と呼んでいる感覚でしょうか。

 本来ならば血縁関係を表す「姐姐」(お姉さん)等も、場合によっては、血のつながりのない年上の女性に用いることができます。年下の従兄弟を、「弟弟」と呼ぶこともあります。日本人的な感覚では、「弟じゃなくて従兄弟だろ」と注意したくなるところです。

 それから「老板」(ラオバン、社長さん)の使い方もルーズです。誰に対しても尊重を表す意味で用いることができます。上海では近頃、店員のことを「服務員」と呼ばず、「老板」と呼ぶ人がいます。本物の老板は、あまりいい気持ちはしないでしょう。

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