いりりんの育児映画人生

映画が好きです!子供育ててます!14歳と8歳の姉妹にメロメロの毎日です~♪

「眉山」何が悪かったのか・・・~1100円~

2007年05月18日 | 映画 MOVIE LIFE
私、期待しすぎちゃった?
正直、悪くはなかったけど
すごく良くも無かったです。
しかし何故かクライマックスでは
劇場中すすり泣きの嵐・・・(勿論私を含む)
これは皆が感動したってことなのか、
あそこはとりあえず泣くシーンなのか、
ああああ、不明です。
っていうか何故私、あんなに泣いたの?
自分でも分からない分不思議でたまりません。

徳島を舞台にした親子愛もの。
宮本信子は夫である故伊丹十三作品では
その鼻につく感じを逆手にとって
この人でないと出来ない役柄でしたが、
この眉山ではその個性がやはりきつすぎる。
松嶋菜々子は見る度に
「あの連続テレビ小説ひまわりの時には
 ちっとも上手いと思わなかったけどね~~」と
思わず回想にふけってしまうくらい綺麗。
(竹内結子も同じ回想にふける)
大沢たかおもこういう穏やかな役はとても良いので
若い2人のほのぼのした感じはとっても良い感じでした。
が、何と言っても宮本信子の
「カリスマな感じのご婦人」役が
どうも目についてあまりすぎる。
はっきりしていて心地よいというよりは
口がすぎる図々しい女にしか思えません。
原作がこういう感じだったのか
宮本信子がいけなかったのかは不明。
もう少し抑えた演技が出来なかったものなのか。
宮本信子と対峙する役とも言える
夏八木勲はぐっとおさえた演技でグーだっただけに
これはもはや好みの問題なのか?と頭を抱えました。

あと献体というものが
テーマの1つだったと思われますが
どうも映画の中では余計な感じが。
親子愛だけじゃいけなかったのかな~。
まあ勉強にはなりましたが(笑)。

しかし最初にも書きましたが、
クライマックス近くなると
この全てが許されて(?)涙が止まらない。
ああ、劇場内のあちらこちらですすり泣きが。
終わり良ければ全て良しか~~??
・・・と思ったら、まだ続きがあってびっくり。
ロッキーと違ったのは
このラストである意味あの涙が乾いてしまい
結局、何だったのか分からなくなってしまったこと。
いえ、決してロッキーより下とは言いませんが、
何だか期待の割には納得いかない出来でした。
そういえば、若い2人の恋自体は良いんだけど
宣伝コピーの「母の恋と重なった時」って
全然今の恋と重なった感じな~~~い!
これはコピーの失敗?それとも演出の失敗?

なんとなく納得いかないままの1100円。


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