好きなもの×好きなもの について

[地下鉄(メトロ)に乗って]を見た。
ナニを隠そう作家「浅田次郎」を深く敬愛崇拝している。
全ての作品が此世無く愛する名著、私の宝物である。

『-ぽっぽや-鉄道員』が映画化されてからというもの
何となくミーハーな気がしてしまって、大声で好きだというのに躊躇いがあったがやっぱり大好きである。
本当に名著が沢山あって、[シエラザード][日輪の遺産][天きり松闇がたり]「蒼穹の昴]　他
全てに、文学の素晴らしさあれやこれやが一斉にドドンと詰まっているのに
一貫して人の心の素直さ、愚直さ、豊かさや儚さ、其処に潜む生の強さが
ユーモアいっぱいに描き出されている。
実は自衛隊出身者で商才と博才にたけ、且お洒落という
ご自信の魅力たっぷりな人柄にもとても惹かれるものがある。


さらに、「地下鉄」こと東京メトロのファンでもある。
何度かこのブログにも愛すべき鉄道ネタを書いたものの
これも『テッチャン』と言われるのが怖いので
大声で好きだというのに戸惑いがあるが、やっぱり心が躍る。大好きなんである
東京メトロに勤める知り合いが2人いて、とても羨ましい・・・
都内の路線なら大概は頭に入っているので、乗換えトークが弾めば
一晩でもイケるよ！

浅田次郎×東京メトロ　『地下鉄(メトロ)に乗って』
永田町、赤坂見附、新中野、青山一丁目
昭和29年初地下鉄開業　憧れの真っ赤な[丸の内線]と
現代の東京メトロ[銀座線][半蔵門線]
急ぐ必要は無い。地下鉄はどう乗り継いでも目的地につける。
現代と過去を巧に行き来しつつ、[人間の生きる幸せ]を映し出す
大変結構な映画でした。
田中泯がとても良い味を出していた。

しかし何故私がキャスティングされなかったのか、不思議でならん