goo blog サービス終了のお知らせ 

遊ちゃんと2人だけの夜

・・自分記録の独り綴り・・

うちの母もそう言ってた

2025-08-06 05:48:12 | 肺癌

なぜ多くの医師は「がんで死にたい」と話すのか…89歳で亡くなったホスピス医が残した本当にいい死に方とは
8/5(火) 18:16 Yahoo!ニュース
 84

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Chinnapong
がんで死ぬことは不幸なのか。長年、消化器外科医やホスピス医として勤務し多くのがん患者を看取った小野寺時夫さんはそれを否定する。小野寺さんの同名書籍を新装復刊した『私はがんで死にたい』(幻冬舎新書)より紹介する――。(第1回)

【この記事の画像を見る】

■「ポックリ死」は本当にいい死に方なのか

 日本人は、死を口にするだけで「縁起でもない」と嫌う傾向が強い民族ですが、折に触れて「死」について考え、語り合うことが、逆によく生き、よい死を迎えるために欠くことのできないことだと私は信じています。

 高齢になるにつれて身近な人や知人の死に接することが多くなると、自分はいつ、どういう死に方をするだろうかと誰もが考えると思います。

 近年は、「ポックリ死」や「ピンピンコロリ」を望む人が増え、ぽっくり寺(寝たきりや認知症にならず、ぽっくり往生できることを祈願する寺)参りも盛んだと聞きます。仲間の医師のなかにも、眠ったまま目を覚まさないで逝くのが理想だという人もいます。

 長い間寝たきりになったり、ひどい認知症になったり、がんで苦しんだりしたくないからでしょう。

 認知症の進んでいる人やかなり高齢の人なら、ローソクの火が消えるようにフッと死ぬのはメリットがあります。しかし、そうでない多くの人にとって「ポックリ死」が本当にいい死に方なのでしょうか? 私にはそうとは思えないのです。

■死ぬ前に別れの一言も交わせず…

 腰痛持ちの女性Kさん(71歳)のカルテを見ると、飲んでいる睡眠薬と抗うつ薬の量が次第に増えているので、飲み始めたきっかけを聞くとこうでした。

 2年前のある日、夕食の後に些細なことが原因でKさんは夫に小言をいいました。無言になった夫は毎日欠かしたことのない風呂にも入らず、早々に床につきました。翌朝、いつも早起きの夫が起きてこないので覗いてみたら、息をしていなかったというのです。

 Kさんの夫は農家の次男で、分家してもわずかな農地しかもらえませんでしたが、荒れ地を安く買い足して夫婦で苦労して開拓し耕地を増やし続けました。やがて、優良農家として表彰されるまでになりました。亡くなる数年前からは、老夫婦だけで無理なくやれる広さだけに縮小し、これから旅行などを楽しもうと話し合っていたそうです。50年間一心同体で励まし合いながら生きてきたのに、死ぬ前に何の世話もできなかったこと、別れの一言も交わさなかったこと、そして些細ないさかいをしたことの無念さで頭がいっぱいになり、どうしても眠れなくなるというのです。

■夫の突然死で経済的に追い込まれた

 私が担当した肝臓がんの女性Mさん(70歳)の夫は、従業員15人ほどの医療機器会社を経営していましたが、3年前に心筋梗塞で急死しました。

 「ワンマン経営」を続けていたので、Mさんと2人の娘さんは会社経営のことにはまったく無知で、そのため結局、会社は閉鎖に追い込まれました。その後、空いたビルを隣の産婦人科病院院長の女医に病室修理の間だけと頼まれ、しかもほんのわずかな家賃で半年貸したのですが、2年経っても立ち退かず、結局は大変安く買い叩かれたそうです。

 残されたMさんと娘さんは夫の突然の死をきっかけに経済的にも追い詰められ、高額な不動産を破格の安さで手放さざるを得ない破目になったのです。

 場合によって「ポックリ死」は、本人にとってはいいかもしれません。しかし、比較的若くして亡くなる場合はもちろんですが、高齢になってからでも配偶者や家族との絆の強い場合は、遺族に、癒やすことがときには困難な心の傷を残すことが多いのです。

 30代や40代で夫を突然亡くした女性で、精神不穏(興奮して落ち着きがなくなること)や原因のわからない痛み・灼熱感の発作が生涯続く人がいるということをよく聞きます。

 高齢になっても突然の別れは、遺族に無念さを残すことがあります。そして、特に自営業者の場合、経営者の突然死で経営が破綻し遺族は経済的に困窮する例が意外に多いのです。

■突然死が家族に与える重大な影響

 絆が強い夫婦で配偶者が突然死したときの心の傷は、病気で世話をした期間を経て亡くなったときよりも深いのです。やはり「突然死」は家族の心に激しい一撃を与えるのです。

 家族が死を受け入れるためには、ある程度の準備期間が必要であり、亡くなっていく人の世話をしたという心情も大切で、それがないと心に癒やし難い無念さを残すことになるのです。親に突然死された子どもの情緒障害は治療が極めて困難だと聞きます。

 友人の弁護士は奥さん(71歳)が突然、心筋梗塞死し、多忙ゆえに奥さん孝行をまったくしなかったことを嘆いていました。その友人は奥さんの死後1年ごろから認知症になり、次第に進行してしまいました。

 私の従兄(73歳)の奥さんが脳出血で突然死したのですが、その後1年経っても、従兄が奥さんに長年世話になったのに何のお返しもできなかったと悔やんでいました。そして、急に認知症が進み、奥さんの死の2年後に老衰様で自分も亡くなったのです。知人の高名な大僧正も、死が家族に与える衝撃は、突然死が最も強く、長く尾を引くといっています。

■「がん死」が最も自然な死に方

 「ポックリ死」がよくない、といっても、そもそも人は死に方を自分で選ぶことができません。

 がんは40代から80代までにおいて死因の第1位です。

 90代になると心臓病が多くなりますが、がん死は全年代を平均すると3人に1人の割合になります。60代から80代前半に限れば2人に1人の割合に近づいているのです。がん死の割合は今後の高齢化の進行に伴ってますます大きくなるとみられています。

 がんになると、若い人だけでなく高齢の人でも大抵は、「どうして自分がこんながんなどになったのか」と自分の不運を嘆き、早晩訪れる死に向かっていかなければならないつらさがあるので、多くの人が「がん死」を嫌っているようです。しかし、人の死に方として「がん死が最も自然」なのです。

 「がん死」は「ポックリ死」と違い、例外もありますが、多くの場合で助からないとわかってからも半年から2年ぐらい普通に生活できる期間があります。そう長くはない期間ですが、人生の最期を自分なりに締めくくることもできます。

 たとえ短くても、人生の最終期にやりたいことをやったり、死後のために整理をしたり、周囲の人に別れをいったりすることもできるのです。そして、実際にがん死を前にしての生き方は人それぞれ、百人百様なのです。

■だから医師は「がんで死にたい」と話す

----------
・配偶者が死を迎えるまでの数年間は、夫婦としての精神的な結びつきが一層深まり、人生の原点に立ち戻ってお互いに語り合いながら濃密な時間を過ごすことができ、それまでの何十年にも勝る価値のある生活だったと語る人が時々います
・自営業者などで、死後のための整理や対策を立派にする人がいます
・死の直前まで仕事を続ける人、あるいは趣味に没頭する人もいます
・亡くなる前に、親友や兄弟姉妹などとの宴会を頻繁にする人がいます
・亡くなる1週間から数日前に、家族に最後の言葉をかけ、私たち医療スタッフにも丁重にお礼をいう人がいます
----------

 がん死につらい面があるのは事実ですが、がん死は心、魂、感情を持つ人間に最も相応しい死に方なのです。

 人の死に関わっている私の友人の医師たちのなかでも、「自分はがんで死にたい」という人が多いのです。

 

----------
小野寺 時夫(おのでら・ときお)
ホスピス医
1930年生まれ。東北大学医学部卒業、同大学院修了。消化器がん外科専門医、ホスピス医。1968年、東北大学医学部第二外科専任講師時代に日本で最初に中心静脈栄養法に着手し、これが全国に普及。米コロラド大学病院で、当時最先端の肝臓移植に携わったあと、1975年から都立駒込病院に勤務。のち同病院副院長、都立府中病院(現・都立多摩総合医療センター)院長を務め35年以上にわたって消化器がんの外科治療に携わる。その後、多摩がん検診センター(のちに都立多摩総合医療センターと統合)所長、日の出ヶ丘病院ホスピス科医師兼ホスピスコーディネーターなどを歴任、緩和ケアに携わる。外科医時代を含めて5000人以上にがん治療をし、3000人の末期がん患者の最期に立ち会った。2019年10月、がんで逝去。享年89。著書に『治る医療、殺される医療』『がんのウソと真実』『がんと闘わない生き方』など。
----------

 

 

コメント

夜露

2025-08-03 07:45:29 | 肺癌

 

 

昨夜は野外に置いた。

夜露かな? 

シートが濡れて、梅がしっとりふっくらしてる。

日中は乾き過ぎの梅もたくさんあったのに、

今朝見たら、みんな正気を取り戻したように美しい。

 

夜出しておいたのは昨夜だけ。

 

そうか、三日三晩干す意味は、

夜露に当てることも大事なんだなあ。

あと1日干そう。

 

びっしょり濡れたシートを取り替え、

梅を並べながら、祈る。

これが、子ども達への遺品になりませんように。

 

来年も作るわよ。

 

 

コメント

ハイビスカス

2025-08-02 20:49:30 | 肺癌

 

 

癌になってから、

新しい花は一切買わないことにしていた。

だけど、PET-CTの3日前ホームセンターで、

ハイビスカスの鮮やかなピンク色に目を奪われ、

夏の花の鮮やかさになんだか知らないけど感動した。

 

レジに行くと半額になっていた。

 

翌日また買いに行って、

赤とオレンジと黄色の鉢を自宅に連れ帰った。

 

PET-CTを撮ってどっぷり疲れて帰宅したら、

赤いハイビスカスが開いて、

「おかえり〜」とニコニコ真っ赤な笑顔で待っていてくれた。

ありがとう。ありがとう、ありがとう。

 

あとは8月5日の結果を待つだけ。

 

 

夏の花、

来年は葵をたくさん咲かせたい。

運転しながら、ある場所で白や赤やピンクの葵をみる。

12年前、ゆーちゃんを連れて行く公園には、

たくさんの葵が咲いていた。

世田谷を離れ調布に2年住んだ時期………

川沿いに咲く桜と、とんぼ公園の葵だけは私の心を慰めた。

 

なんだか、葵を咲かせたい願望が湧くんだよね。

酷暑にも鮮やかに咲く花、愛おしい。

 

 

 

天気予報が日曜日から雨マークだったから、

あー、どうしても今日やらなきゃ!と全部梅を干した。

けっこう時間がかかった。 合計8.75キロ。

 

 

 

あまりにカンカン照りだから、

「三日三晩」でなくて、二日二晩で終わることにした。

一日干しただけで、色が少し変わった。

塩が吹いたのもある。

 

 

 

 

けっこうな手間なので、来年は作るかわからない。

 

明日の夕方から息子がやって来る。

月曜日は10時〜19時まで、在宅ワークだそうだ。

火曜日は、私の付添い。

結果説明は、家族じゃないと。

 

 

 

 

コメント

再発疑い

2025-07-18 18:37:12 | 肺癌

7月11日、半年ごとの定期検診に行き、

担当医師の肉眼では癌の有無は判別できなかったが、

癌マーカー検査が12.4と高いので、

放射線技師の詳しい所見が出るのを待って、

担当医師が、17日15時、その内容を電話で連絡してきた。

職場にいた。iPhoneを持って離れた場所に行って聞いた。

再発の可能性ありは予想していなかったから、かなりショックだった。

けど、職場で聞いたわけで、

すぐ副主任にあれこれ仕事の引き継ぎを開始。

支所の担当に電話で状況を伝えた。

娘と息子と、病院の行き来に協力してくれてるイトコに連絡。

 

最初に医師と話した際は22日を指定したが、

再度電話し、18日午前9時半、診察を1番目にしてもらった。

 

イトコ同席で担当医師の説明を聞く。

 

 

 

これからの対応は、

 

要は、可能性あり、で、判然としない段階なので、

ペットCTを撮れば、癌は色が付くから判る。

ペットをやって、肺以外も、全身を調べ、

ペットで撮れない脳はMRIを撮る。

というものだ。

肺癌が認められた場合は、手術できないから、投薬。

23年1月退院後に「治験」に加わって、

遺伝子異常による癌の発生を調べ、該当。

万が一、癌が再発した時は、その薬を使うと決めてあった。

なんと、その日が来るとはね。

私が抗がん剤は絶対イヤだと言った為の検査だった。

…… ある出来事や言葉は未来時間とつながる、のかもしれない。

 

日程は、一番早く入れる日に入れてもらった。

 

 

 

暑い日だった。

帰宅したら、もう動けないくらい疲れていた。

娘と息子にLINEで、コピーペーストで概要を送った。

頭が回らず、わかりにくい変な文章。誤字あり。

LINE画面 ↓

 

娘は20日から1週間帰省し、24日は娘が同行。

31日はイトコ。

8月5日は、息子が同行。

と決まった。

 

今日は癌だと言われたら、岡田君に言うつもりでいた。

もう手術はしません!

あんな術後の24時間麻酔継続の強烈痛い手術はごめんだ。

 

そしたら、癌でも、部位的に手術できないから、薬だそうで。

そうとう高い薬な気がするが……??

人生に2度もPET-CTを撮るなんてね。

 

仕方ない。流れのままに。

 

 

 

 

 

コメント

ガンマーカー

2025-07-11 19:39:38 | 肺癌

半年ごとの癌検診。
ふぅ……

担当医はCT画像を何度も回し診て、大丈夫だね、と言うんだけど、
血液検査のガンマーカー数値が今回はかなり高い。

なんで? 

私の数値は癌発見時も正常値で、

手術後もその後も、ずっと低いまま。
だから、私に関してはガンマーカー検査は当てにならないと思ってきた。

医師もそうだねえ、なんて言ってた。

でも、とにかく、1週間以内に、

放射線技師の専門的な診断結果を医師が電話してくれることになった。

良くても電話する、と言った。

はぁ… やだ。無いと思うけど。
1週間長い。

一応、ガンマーカー検査(血液検査)を2ヶ月後にも予約させられた。

その時にさらに高かったら、ペットCTかなあ、だって。
やりたくない! 全身CTのことだ。
すごく時間がかかる、バリバリ被爆するやつだ。 
癌専門病院だから癌しか調べない。

今日は、CTの造影剤でも、ウッと込み上げてきたり、

今までにない熱さを感じたり、終了後しばらく怠くて気分悪かったり。


体調悪かったかな。疲れ蓄積かな?

ふ……

あんまり考えないで過ごそう。

心配事の8割9割は取り越し苦労だ。

 

 

コメント