鮮やか過ぎないトワイライトタイム。
ハマナスのピンクが美しい。
カメラではひとつだけ写したが、群生してる。今が盛り。
赤い実がついたら貰って帰り、
念願のローズヒップティー作りを試してみようかな。
5月初旬、25年ぶりくらいに声を聞く人、から電話がきた。
近況を伝えるメールが突然来ては、次が数年間途絶える人だ。
半月くらい前か、電話する、とメールに書いてきた。
けど、電話なんかして来ないだろうと思った。
4分の1世紀かかって来ないんだから、急にかけるわけない。
驚いた。かかってきた。
見知らぬ番号が表示されて、もしやと思い、出てみた。
ああ、あの人の声と話し方だ。
文字での、数日かけたメールのやり取り、
その場の時間を共有してのチャットのやり取りは、
どっちも打つのが面倒な時もある。
心情や現実が違うニュアンス・イメージで伝わりやすく、
やり取りは誤解の上にまた文字が重なって、外れて、
できた2つの道は次第に幅を広げて、離れていくこともしばしば。
とはいえリモートで話すのは、姿を晒したくないというのがある。
だから、良かったら電話にして欲しい、と電話番号は伝えてあった。
それでも電話はなかった。今さら別にそれで良かった。
それが来た。なんで?
健康診断で「精密検査をしてください」と言われ、
癌だと思い込み、死ぬのかと恐怖した模様。
それが理由だ。
大腸と胃に癌の疑いがあり検査して、
大腸は内視鏡でポリープを摘んで切除したと。
胃は癌ではなかった。大腸も内視鏡で用は足りた。
結局、そんなとこ、らしい。
じゃ、大丈夫だね、と癌経験者は応える。
そんなの、かすり傷だわ、と内心笑う。
ところが相手は25年ぶりに電話してくるくらいだから、
医者に「済んだ」と言われても信じてない。
本当は癌が見つかっていないのではと恐怖心の塊になっている。
それならセカンドオピニオンを見つけて行くのはどうか?
と言うと、あんな検査をまた一からやるのは御免だ、と返してくる。
それならカウンセリング的に話しを聞いてもらえば?と言えば、
すぐには行きたくない、しばらく時間をおきたい、との返事。
自分で答えを持っている。
なんで、私が要る?
私はストレートに言った。
あのね、大丈夫。
まだ疑いがあって検査の必要があれば、医師はやるから。
なかったのよ、今の段階で。
内視鏡で見回して、そこ摘んで済んだんなら、心配ない。
かすり傷かすり傷。平気!
だけど友達は見つかってからすぐ死んだ、とか、
あの人もあっという間に死んだ、とか死亡例を列挙する。
怖くて、もう人生終わった、と感じてる、そうで。
胃は以前としてシクシクして治らないし、
ステルス癌かなあ? ………と続く。
たぶん、不安感を話す相手が身近にいなくて、
私なら通じるだろうとかけてきたに違いない。
肺癌になっても(メール文では強気で)生きているから。
それでも1時間くらい話してたら、気持ちが整理されたようで、
電話から数日後に、「気分転換に旅行に行ってきます」とメールが来た。
それから1週間以上して、「旅行中は雨ばかりだった」と短い電話があった。
癌不安が膨らめば、また電話が来るかもしれない。
② 学童の助っ人に頼んだ人から、
助っ人キャンセルの電話が入った。
もう1箇所の学童にも助っ人要員を頼まれていた。
そちらには、ホントの理由は言わなかったようだ。
私には、「時間ある?話を聞いてもらえる?」と確認した上で、
実は健康診断で引っかかり、内視鏡で組織を採取したから、
数日後に結果が出るけど、前回と違い今回は癌の気がしてるんだそう。
大腸癌ではないかと怯えている。
30分くらい話をきいた。
結果が出たら、また電話させて、と言ったけど、あれから連絡はない。
③ お向かいのヤッコちゃんが昨日話しかけてきた。
いつものご近所困った人問題かな?と思ったら、
ヤッコちゃんも、検査に引っかかり、肺癌疑いだそう。
火曜日に結果を聞く予定だと。
「そうだったら、そうだったで仕方ないよね。
もう愛子ちゃんが心の拠り所だわ。」だって。
それほど親密な関係ではないんだけどね。
そーゆー話に溢れてる。
地元情報通のヤッコちゃんによると、
同じ町内の「ヨシキも癌だった」そうだし、
叔父さんの親友2人は、年末に1人、3月に1人、肺癌で他界。
癌が急増。
癌検査も急増。
お寺の住職は「癌死亡者の葬儀が増えた」と話してたら、自分も癌発覚。
彼は見かけると、やあ!と手をあげる。
悩み相談なんかしてこない。お坊さんだからね。
書こうとしたポイントから逸れた。
皆さん、私にカウンセラー役を求めないで。
私に必要なのは、愛と目的とお金。
私にはあなた達に応える余裕がありません。