遊ちゃんと2人だけの夜

・・自分記録の独り綴り・・

週末ごとに南へ

2019-07-30 23:14:23 | ごく日常のこと
日没はたぶん今の時期、
2日で1分ずつ早くなるんではなかろうか?
調べたわけじゃないけど、
夕暮れの海通いをしてると、それくらいかな、と思う。

夏至はとっくに過ぎたから、当然なんだけど、
どんどん日が短くなっていく。

それがさびしい。

日がのびていく時期は、ワクワク感がある。
あ〜 夏が来る!
ロックを流して海岸線を走る車に乗った気分。

なんとはなしに、これから何かが始まる予感がする。

予感がするだけ、なんだけど、
それって単純にハッピー。


日が短くなっていくと、

山が染まる秋が見え、
枯葉を掃除する晩秋も見え、

街灯の下で、音もなく舞い降りる雪を見上げてる自分が見える。
毎年、夜の夜中、1人でそんなことをやってるから。



日が短くなっていくと、夜が早くて、
気持ちがこじんまり内側に向かう。
ため息が出る。長い夜が来る。





できれば、週末だけでも、日没を遅くして欲しい。

日本の南だと20分以上日没が遅いはず。
今だって、九州か沖縄なら、まだ7時半近くだろう。
週末ごとに南へ南へと向かえばいいのか。。



日没が早くなると、さびしい。





















コメント

愛の喜び

2019-07-28 20:51:50 | ごく日常のこと
台風の影響で、昨日午前はひっどい暑さだった。
35度はあったと思う。
そこに異常な湿度。蒸し風呂状態。
午後から今朝まで雨が断続的に降り、今日もムシムシ。


夕暮れの浜辺は、潮風が吹いてマシ。
今日は妙に磯の香りが強くて、ちょっと風がベタつく。


ゆーちゃんはリラックスしてご機嫌。
海水もほんのちょっと舐めてみた。
しばらく食事制限してきたけど、もう大丈夫ふそう。
でも蒸し暑いから、気をつけてあげなきゃ。





よく見ると可憐なハマゴウの花。
漢字だと浜香。いい香りするの?
顔を近づけても、香りが分からないのは、
海の匂いが強いからか。
漢方薬にもなる薬草らしい。

花言葉は、愛の喜び。
どこからそんな花言葉になるんだろ。





毎年、同じ場所に咲く。
枝が思いの外、太い。木だわ。
漢字で浜這とも書くらしい。枝が地面を這ってる。
こういう枝があちこちに見える。
葉っぱだけの部分が意外に美しい。
持ち帰って植えたら育つかな。無理かな。
塩分の強い砂地が好きなのかな。












コメント

小さな芽

2019-07-28 11:11:43 | 職場・子ども・発達障害に類する話
先週金曜日は、
手のかかる主要メンバーがほぼ全員休んで、来たのが45人。
今日は少ないわね、ラッキー! と皆言った。
騒がしさの音量も普段の半分以下でほんとに助かった。
普段は、いつか難聴になるわ、と本気で思うくらい騒がしい。


とホッとしていたら、
後味の悪い問題が起きた。


姉妹2人を通わせている母親が、 夕方迎えに来た時に、
「うちの子達のペットボトルがなくなったんですが」
と曇った顔で問い合わせてきた。


なくなった?

子どもの登録数は74人。実質来るのが50数人。
物を失くした忘れたは毎日何人も言う。
持ち物を見直して、ここになければ、
たいがいは学校かバスか自宅で見つかる。
子どもも親もこちらも慣れっこだ。


だけど、その日は少し違った。



この暑さでは、
持参した水筒だけでは水分が足りないだろうと、
母親はコンビニでペットボトルのお茶を、
姉妹に2本ずつ計4本買って、
朝、入り口でそれぞれに手渡した。
姉妹はそれぞれ、リュックや水筒と一緒に、
2本ずつ入った袋ごと自分のロッカーに入れた。

姉妹は1年生と3年生で、
2人とも優しいおっとりさん。


だけど、飲もうと思ったら、なかったの。
私も、お昼ご飯の時にはなかったの。


そうなの?
じゃあ、2人とも12時にはなかったわけね。
その時に、ない、って言ってくれたら良かったねえ。


その時は無いなあと分かったけど、言うの忘れたの。
しかたないからね、水道のお水飲んだよ。


そうなの、ママが買ってくれたお茶が無くて困ったねえ。
見つかるか分からないけど、探してみるからね。





母親は、
私が名前を付けておかなかったから、ご迷惑をおかけします。

と頭を下げて帰った。



コンビニのペットボトルにも記名かあ・・
なんだかなあ、と思うけど、今後はそれしかない。




母親と姉妹の話を三人とも何も言わずに聞いていたが、
三人三様に、ちょっと思い当たるフシがあった。




三人で顔を寄せ、ため息をついてから話し合った。

あれかな?って気がする。
私もちょっとそんな感じのを見たわ。
あの子、持っていたのよねえ、コンビニの袋のまま。



私は、四年生男児が、
母親がここに入るや否や身支度が済んでいたのを奇妙に感じた。
建物の外は、子どもの居る場所からは見えない。
非常口からずっと母が来るのを待っていたのか。
リュックの他に、片手に荷物を持ち、足早にやって来て、
私に弟の居場所を聞いた。笑顔だったが、焦っていた。
玄関のそばで遊んでいた弟は母親が来たのに気づいてなかった。
兄は弟を呼び、急かしながらロッカーに連れて行った。



一人は、
その男児が弟の帰り支度を急かす様子を見ていた。
兄や姉は、弟や妹が泣いたり体調を崩すと気にするが、
いくら手間取っていても、帰り支度を手伝うことはない。
その男児も、普段は弟の面倒などみない。
なのに、焦って弟のリュックに何かを詰め込んでいて、
膨れ上がったリュックを背負わされた弟は、
お兄ちゃん、重いよ!と叫んだ。


一人は、
廊下を歩く男児が、
開封していない2本のペットボトルを入れたコンビニ袋を、
右手に下げているのを見ていた。
帰る時に、手付かずのお茶を2本も持っているのは不自然だ。
だから、ペットボトルの銘柄まで目がいった。
姉妹の母親が話したお茶2種類と一致する。



あれ? 何か変だな、と三人が感じた場面をつなげれば、
その男児が持って行ったというストーリーが成り立つ。


持って行った・・・

3人ともそれ以上の表現は避けた。


他のスタッフと所長に概要を報告し、
保護者には記名を徹底するよう伝えましょう、で終わった。



小さな小さなことだ。


同じことは昨年夏もあった。
誰が持って行ったかは分からなかったし調べなかった。



ペットボトルのお茶なんか、欲しいかな。

持ち帰れば、親に理由をきかれ、嘘をつかねばならない。
みんなに2本ずつ配られたんだよ、とか何とか。
弟が余計なことを言わないように、口止めも必要だ。


お茶そのものが欲しいのではない。
中・高校生のようにスリルを求めたのでもない。

彼の中で何かが足りないのだ。
足りないから、自分で埋める行為をしたのだ。



大人しくて手のかからない子だ。
友達とトラブルを起こすことはない。
兄弟仲もいい。
父親は大らかな感じで、母親は優しそう。
迎えに来るのは、ほとんど父親だ。



彼の深い部分を傷つけている、表現できないヒズミが、
たぶん家庭内に、親子関係のどこかにあるのだろう。


たまに彼が話かけてくるのに応じていると、
私の顔色を見ながら言葉を選び、気持ちをすり寄せてくる。

ギャングエイジと呼ばれる小4男児には珍しいタイプだ。

まるで幼な子のように体を私にくっ付けて座り、
胸のあたりで両手指をお祈りのように組み、
下から目線を投げかけ、左エクボをくっきり浮かべて話す。
学校の先生や親にも、こうして話すのだろうか。

明らかに何かが満たされていない。




短期間に同じ事が起きない限り、この件はもみ消される。
この子だという確証もないし。



だけど、彼の中では消えない。
うまくいったと思っていなければいいが。




親はなかなか気づかない。
側から言われてようやく我が子の姿が見えたりするものだ。



問題の芽は育たぬうちに、早く摘んだ方が良いけれど。
どうなっていくやら。

親業をやっていくのは他の何よりも大変だ。
お父さんもお母さんも頑張れ。












コメント

わたしは猫になりたい

2019-07-27 20:14:27 | 風の音
ランチは同級生5人集まって、2020同級会の打ち合わせだった。


いや、打ち合わせっていう程のものではない。
今からやるほどのものでもない。
最近はどーせ4分の1くらいしか集まらない。
出席するのは、
普段からよく顔を合わせたり飲んだりしてる連中だけだ。


中学の同級会幹事は、地域リレーで、
何年かぶりに、わたし達に回ってきた。

同級会はオリンピックの年にやるから、4年ごと。


とある繁盛してる地元料亭のランチタイムに、
突然連絡を入れ、個室をとってしまえるのも、
同級生皆、とほうもない年齢にたどり着いたからか、
5人集まれば、誰かの顔でワガママが効くようになった。


最初は、お店どこがいい? とか、
あの人、今、どうしてるんだろね? と、
割りと同級会路線の話をしてたが、


オレ、去年、大病したし、1年後なんて、
生きてるか死んでるかわからないのに、どうでもいい!


おう、オレも来年はわかんねえ。飲もうぜ!
(⬆︎自分の会社の経営状態)

と言い出して、
もはや5人のプチ同級会となってしまった。


真っ昼間だけどね。




男子3名、女子2名。
時は容赦なく変化を刻んでも、同級生とは不思議なもので、
今も中学生時代の顔が同次元に映って見えてるミラクル脳作用。


飲むとみんなで気分は20代の飲み会。


いいよねえ、だから同級生って宝物。


生ジョッキぐいぐい進み、

ハタチに戻ったら、同じ職業に就く?とか、

そんな話になった。



男子Aは、俺はやり直すなら、絶対、家業は継がない、と言った。
うまくやって儲かってるのにねえ。


男子Bは、30歳くらいで、自分で事業を起こす、と言った。
務めた会社で一番利益を上げてやってるのが、バカらしいと。


男子Cは、俺は別の女と結婚する、と言った。
夫婦仲良く商売してるように見えるが、
本当はもっと好きな女がいた、今も忘れがたいと。



女子Aは、って私のことだけど、
両親を泣かせてもタイから戻らず、タイに住む、と言った。


まあね、飲んでタラレバの話だからね、何だってOK。



ひとりっ子の私が両親を捨てることが出来るか、
せんぜん自信ないけど、

どんな危険な所かも分からない、
とんでもない所に、親の止めるのも聞かずに出かけ、

ひと月、ハガキひとつ送って来ない娘を死ぬ程心配して、
友人達や外務省に必死で問い合わせて、

数日後、外務省に、
バンコク到着後アマリンホテルに2日滞在して、
それ以降、行方不明、と告げられ、

翌朝、母は、
玄関の前に飛んで来たクロアゲハ蝶を見て、
ああ、娘は難民キャンプで死んで、
アゲハチョウになって母の元に来たんだ・・

と、・・とんでもなく心配をかけたバカ娘ではあったけど、

でもねえ、人にあらず、の、どんなワガママを貫いてでも、
たとえ他に変わる子のいない一人っ子であろうとも、
それができるくらい大胆に、親の思いを振り切って、

私はあの地にとどまりたかった。
表面、とてもミーハーな大学生ではあったけど、

私は難民救済活動をしたかった。
そこから自分の道を見つけ出したかった。



タラレバの話、時はリセットできない。

だから、同級生だけの飲み会はステキ。
何を言おうがオールオッケー!





で、最後に、女子Bは、こう言った。


わたし?
生まれ変わったら、猫になりたい。


4人でひっくり返って笑った。


だって、もう、わたし、人間、やだぁ。




あまりに大笑いして、吐きそうになった。

同級生って、最高!!



















コメント

早起き民族

2019-07-26 10:00:32 | ごく日常のこと
朝の4時半から隣人は草刈りを始めた。


耳にうっすらグィーングィーンと聞こえてきた。
どんどん音が大きくなった。

窓を開けて寝ていたが、

窓を閉めに起き上がるより、断然眠気が勝る。

5時にも5時半にも終わる気配はなく、

どんどん我が家に近づくようで、
いよいよ音に耐えきれなくなり、窓を閉めた。



隣人は2時間を越す爆音草刈りをやり遂げた。
なんたる体力精神力の70半ば。


音が止んだ6時半に私は起き上がった。


庭のお花やプチトマトに水をやり、
隣人の仕事ぶりをチラリ拝見すると、あらお見事!

100坪を越す裏庭もサッパリと隅々まできれい。
農道につながる雑草天国の横道もすっかり「道」になった。


ついでに、
我が家の横の道を半分刈ってくれてる。
全部きれいに刈らないのは私への配慮だ。

うちの横道を刈ってくれると、
わたしがヒラメのお刺身を持ってお礼に行くからだ。
お礼をされるのが恐縮らしく、うちの分をやらないで残す。


ま、どっちでもいいけど。


それにしても、この辺の4時半は、
目を覚ましていて当然の生活時間帯らしい。

真冬は、お向かいの人が4時半から雪かきをする。
ザラーッザラーッという轟音に目を覚ます。


素晴らしい早起き民族が住む里。
私は違う場所から来たDNAなのだろう。


お陰様でわたくしも早起き健康な朝を過ごせます。











コメント