よーぜふのBlog「ANI・だいありー」

萌キャラが登場するアニゲー作品を採上げては勝手に騒ぐブログです
脳内ヨメはフリーダム!

兄妹のカタチ

2006年06月25日 23時37分46秒 | AUGUST 『夜明け前より瑠璃色な』
ドラマCD「夜明け前より瑠璃色な」 feat:朝霧麻衣

このドラマCDももう3弾目になりました。
画像は当然そのCDジャケット絵柄です。
こういう斜めアングルって人を見る角度として心理的に見易いのだとか。
シンプルですがとても好きです。
麻衣ちゃん、とても可愛いです。(喜

買った時点で店頭に並んでいた数があまり無かったのを思い出し、早めに買っておいて良かったと思ってます。
ゲーマーズでCDを買う時、在庫が豊富にある場合は店員がカウンターの後ろから同じ物を出して差し替えてくれますが、僅少になると陳列棚から持参した防犯センサー付きケースに入った品物をレジでセンサー付きケースを外して、それを販売してくれます。
このCDは23日に出たばかりです。
今後は仕事帰りでもアキバに行く必要がありそうです。
その場合だとアキバの各店をじっくり立ち回る時間があまりとれないので、休日を待ってからアキバに繰り出していたのですが・・・。
土曜のアキバを思い出したら考え直さないといけなくなりそうです。
などと考えてる位なら「予約」が一番ですよね。(苦笑


「夜明けな」はアニメが控えているのであまりベラベラとネタバレさせても仕方無いとは思いますが、アニメはアニメでオリジナリティが結構あるという事なので、一応考慮して内容を書きたいと思います。
今考えると既出のドラマCDの①フィーナ編、②ミア編の記事をキッチリ整理して書けば良かったと感じてます。
とにかく今回は③朝霧麻衣編について書こうと思います。

感想を軽く言えば・・・
「兄妹ってとても身近なのにどうしてこんなに切な過ぎるんだろう」
という風になります。

兄妹ネタってのはホント色々と考えさせられますよ。
(姉弟の関係ニュアンスも同様に含みますが、ここでは設定上、兄妹とします)
血が繋がっているだけが「兄妹」ではない。
いつも一緒にいられれば「兄妹」にもなれる。

麻衣の素性・・・。
ネタバレになりますが、あまり深く掘り下げないようにしておきます。
PS2版の発売がこれからですからね。
こういう書き方をしてるので朝霧麻衣と朝霧達哉は兄妹であっても“血の繋がった兄妹”ではありません。
麻衣の両親が彼女の幼い時に亡くなってしまい、麻衣は家族ぐるみで付き合いのあった朝霧家に養子として受け入れられる事になりました。
しかし麻衣と達哉が本当の兄妹ではない事を知っている人物は、今は誰もいません。
つまり達哉の両親も今は・・・。
朝霧家にはさやかさんがいますが、苗字が違います。
(さやかさんの場合はさやかさんなりの深い理由があって朝霧家にいるのです)

「約束をしよう・・・。」
麻衣が達哉の妹になった時にとある約束を2人で誓いました。
麻衣が養子になった事、本当の兄妹ではない事は誰にも内緒にしよう。
つまりこの事実を誰にも口外しない事でした。
よってさやかさんや隣の鷹見沢家の人々も2人の関係を「普通の兄妹」にしか見えていないのです。
(朝霧家と鷹見沢家がいつから隣同士になったかの詳しい設定は無いようです)

兄は兄でも・・・。
長年、側で達哉を見てきた麻衣。
“血の繋がりがない”麻衣は成長して思春期を迎える事によって達哉を無意識に異性として見てしまう。
これが発展して行くのがPCゲーム版での麻衣シナリオです。
各ヒロインの中で一番に達哉に近い存在は麻衣でした。
好きになってしまった気持ちに「兄妹」の壁がとても分厚く立ちはだかりました。
その事にとても悩み苦しんだ“本当の麻衣”が今回のドラマCDに収められています。

①~③を聴いた時点で、①のフィーナ編では達哉とフィーナはめでたくカップルとなっています。
フィーナがメインヒロインなので、こういう関係になっていないと話しにならないというのもあります。
②のミア編、③の麻衣編では達哉がフィーナと恋仲になった、恋人のように仲睦まじくしているという表現はされていません。
ニュアンス的には達哉とフィーナが恋仲になってもおかしくはないという段階でしょう。
この先に菜月編、さやか編、リース編があるのですが、フィーナ以外のヒロイン達はこのドラマCDでは“達哉と恋仲にはならない”という事を前提にしてしまっているのでしょうか?
まだ先があるので憶測の域でしかモノを言えませんけど。
ゲームでは選択シナリオで各ヒロインと恋仲になれます。
ドラマCDやアニメとなると恋仲関係が固定されるので、そういう誰でもラブラブという訳にはいかないのでしょう。
少なくともミア編と麻衣編は自分の立場を基盤としてストーリーが繰り広げられています。

ドラマCDの内容をちょこっと紹介します。

話のベースは学院祭(文化祭)です。
学院祭の花形出し物である「演劇」に達哉と麻衣が主人公とヒロインとして舞台に立つ事に。
実は達哉が主役を張る予定の演劇部部長と校内で不意にぶつかってしまい、その部長が怪我をしてしまった事により舞台に立てなくなった。
たまたま生徒会の文化祭会議にクラス代表として出席をしていた達哉と麻衣。
その席に演劇部の副部長が現れてその事故の一報を伝えるのです。
ぶつかったのは自分だと達哉は告白します。
生徒会長は演劇を「当学院の花形名物」と位置付けて熱い期待を注いでいた。
そして会長は・・・。
「朝霧達哉クン、代わりに出なさい。」
と鶴の一声がかかった訳です。
麻衣はというと・・・。
「ラブシーンが嫌なら妹さんと出ればいいんじゃないの?」
と演劇部の副部長から鶴の一声がかかり兄妹で舞台に上がる事になりました。

劇の内容は月の物語をベースにしたラブストーリー。
ラブシーンと言っても告白するシーンだけだったのは台本を読んでからの事です。
「お兄さんを本当の恋人のように思って演じれば上手く行く」
これが昔誓った兄妹としての約束の回想を引き起こし、それを誓った為に今まで募ってきては心の中で押し殺してきた達哉への密かな想いが思いがけない方向に噴出して・・・。

しかしドラマCD全体が重かった訳ではありません。
学院祭では菜月が司会する月クイズ大会(ウルトラクイズ大会風)に回答者が何故か「鷹見沢仁」だったり「リース」だったり「さやかさん」だったりと見慣れた顔ぶれが予選を通過しての揃い踏み。
リースが菜月の出題を僅かに聞いただけで答えて正解してしまったりと、面白い内容もあります。

紹介はここまでにしておきます。

麻衣を担当した声優さんのコメントでは・・・。
「内容が切なさすぎて、とても悲しい気持ちになりました。」
「ゲームでフィーナと達哉がくっついて、麻衣に祝福されたシーンにヘラヘラしてた人はこれを聴いたら痛い目をみますよ。」
という内容等でした。

お兄ちゃんは、お兄ちゃんなんだよね・・・。
ゲームでは味わえない“妹の朝霧麻衣”としての葛藤が涙を誘います。
以前に行われた「夜明けな」の人気キャラ投票。
1位がフィーナで麻衣は2位でした。
実は序盤から終盤近くまで麻衣がトップだったんですよ。
妹キャラ効果もありますが、今回のドラマCDで麻衣の人気の高さの秘密がようやく解りそうです。
麻衣の名台詞は「いただきまぁーす!」なのですが、これは自分が料理の失敗をしてしまった時にその場を誤魔化そうとして出た“外国人風な声のイントネーション”での言葉です。
正直これは実際に聞いた方が早いです。
ちなみに麻衣が料理中に鼻歌を歌うと「デスマーチ」が発動した合図となり、今回の料理は失敗したという照れ隠しの表れです。
本人は気付いていない所が面白いです。
それを聞いた達哉は食事が終るまで憂鬱になるそうな。(笑


話が変わりますが、義兄妹で堂々と結ばれたのは「ダ・カーポ」の朝倉兄妹位でしょうかね。
音夢も幼い頃に両親が他界し、朝倉家の養子として純一の妹になったのですから。
でもこういう設定はパクリの対象にはならないです。
ダ・カーポといい、夜明けなといい、義兄妹の設定になったのは“それなりの訳”があったからなのです。
PC版をプレイした人には解るでしょう。
両作品とも“2人の血が繋がっていたら流石にこれはマズ・・・”ですから。(笑


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