代々木公園・富ヶ谷との”縁” ①～運命を変えた”看板”～

私は不思議と昔からこの代々木公園、富ヶ谷の地に“縁”がある様です。

平成１９年６月下旬、中国は「天津中医学附属大学病院」での研修を終え、帰国後３日目。私は“開業”に向けての物件探しに入りました。

当初は現治療院のある渋谷区富ヶ谷での開業はまるで考えておりませんでした。私は以前、府中市に住んでいた時期もあり、又、以前勤めていました医療機器会社の営業所も府中市にあり、病院又は医療のネットワークも多少ありました。そんな事で当初は府中市内での開業を考えていました。又、東洋はり医学会では八王子支部に所属し、支部の中では府中市内での開業している仲間はおりませんでした。
その日は府中市、国分寺市、国立市と５～６件程、物件を見て回りました。なかなか納得のいく物件が見つからず、その日は物件探しを止めました。

その日は夕方６時より“オザキボクシングジム”でのトレーナーをする日でした。木谷マネージャーから「代々木八幡駅に新しくジムの看板を出した！」と聞いていたので、早速ジムに行く途中、小田急線代々木八幡駅上り線ホームに設置した看板を見に行きました。チャンピオンベルトを巻いた木谷氏のファイティングポーズの立派な看板を見終えると、６時まではまだ１時間程時間がありましたので駅を出て「お茶でもしようかー」と八幡商店街を歩きました。

丁度夕方で買い物の主婦、学校帰りの学生、会社帰りの人と商店街は活気に満ちておりました。そこで「ここいいじゃん！ここにしよう！」とふっと急に思い立ちました。競合する治療院が他にあるのか？もまったく考えず、すぐに近くの不動産屋に飛び込みました。希望条件を告げるとその不動産屋さんは２件の物件を紹介してくれました。そのうちの１件が現治療院の物件です。その物件を見て即決！自分の中では“ここだ！”と決めました！と言っても“契約”があり、すぐに決められるものではありません。実際はその後、何日かは他の不動産屋を回り、この富ヶ谷近辺で何件か物件は見て回りました。しかし、なかなか希望に合う物件はなく、結局は一番最初に紹介して頂いた、現治療院のある物件と契約する事が出来、開業に至りました。物件探しを始めて初日に出会った物件で開業する事が出来、本当についていると思います。これも「オザキボクシングジム」のあの看板のお陰です。