引き続き私事で申し訳ありませんが、先週新たに網膜の裂孔が見つかり3度目のレーザー照射による網膜の固定手術を受けましたが、今週の診断でも少々網膜が浮きかかっているとのことで、4度目の追加照射(これまでの合計で150発以上は打ちました)を行いました。全体的に弱い部分が広がっているとのこと、また左目も同じような状態であるとのことで、来週にでも大学病院で精密検査を受けることを勧められました。
3つに分類される網膜剥離のうち、私の場合は「裂孔性網膜剥離」に当たるようで、網膜の一部に裂け目(裂孔、円孔)ができ、そこから液化した硝子体(しょうしたい)が網膜の下に流れ込んで、神経網膜が色素上皮層からはがれている状態です。硝子体はゼリー状で、歳を取るにつれ液化して、誰でも自然と網膜から離れていくのですが、私のように網膜と硝子体が癒着して上手く分離できずに網膜を引っ張ると、破れたり穴が開いたりするわけです。
これを放置すると、網膜がどんどん破れたり剥離していくと、視力の低下、視野の欠損、さらに最悪の場合には失明の危険性もあります。そうした病状の進行を抑えるために、レーザー光線で裂孔の周りに火傷状にして、最も剥がれ易い色素上皮細胞と神経網膜との間を繋ぎ止めます。なんとかレーザーが打てる状況なので、剥がれずに済んでいるという状態です。当初、液化した硝子体(や血液)が流れ込んで、視界が濁っていましたが、今は大分澄んできていますし、視界全体にあった黒い(煤煙状の)点は殆どなくなりました。ただ、濡れた髪の毛状のものが眼球を動かすと見えます。(飛蚊症)
原因としては、老化による硝子体の液化と、網膜自体が薄くなってくると裂孔が生じやすくなる(老朽化した原発の配管と同じです)、私のように近視の強いと(両目とも0.01です)、液状化も進みやすく、また網膜を引っ張る力も強いようです。(当然、破れ易くなります)ただ、こうして何ヶ所も破れるケースは少ないようで、「念のため」ということで、精密検査を受けることになりました。(そう言えば、原発の避難当時、枝野さんも「念のために」と言いましたが、非常に危険な状態でした。何か嫌な感じですね・・・)
命に関わる病気ではありませんが、昨年亡くなった義理父と同じ病気でもあり、やはり色々と考えさせられます。病気というのは、それまでの生活そのもの、食事や考え方、呼吸の仕方、或いは家族や友人関係といった人間関係、そして人生全てのあり方を象徴しているものだそうです。そのあり方を変える契機を与えてくれているものであると。単に老化だとか、誰でも病気には掛かると流さずに、また治癒すればまた元の生活に戻るのではなく、大きな人生の転機にできるのか、そのような問いを投げ掛けられているのだと思います。いずれにしても悪化して失明となれば、必然的に転機とならざるを得ないわけですが、どちらに転んでも、自分のあり方が問われていることだけは間違いのないことのようです・・・
P.S. 東電は10月初旬から、本格的な賠償金の支払いを始めるそうです。「対象は、避難住民15万人分を含め、全体で40~50万件にのぼる」(『朝日新聞』)そうですが、仮払金を受けてから避難所(住所)を変えた人や、初めて請求することになる方は、自ら東電に連絡して請求しなければならないそうです。(被災者の自己申告制ですか・・・)「さらに、移動に掛かった交通費や宿泊費、医療費の請求には、原則として領収書などの証明書類が必要だそうで、これもまた大きな障害となりそうです。役所や自治体そのものが機能していない状況では致し方ないとも言えますが、なんとも被災者に冷たい対応に思えて仕方がありません。
これまで東電が支払った損害賠償金は1120億円で、これでほぼ下りる保険金は使い切りました。過日、東電は4000億円の欠損金を計上しましたが、これがきちんと被災者に渡るのかどうか注視してきたいと思います・・・
P.S.2 全国地方銀行協会元会長で福島商工会議所会頭の瀬谷氏が、「放射性物質を含む廃棄物の中間貯蔵施設について、『(原子力発電の)受益者は東京だ。東京のお台場にでも造ったらどうか』と述べ」、「細野原発担当相が毎週末に福島を訪れていたことを挙げ、『これまで仮置き場の議論は一切なかった。・・・』と非難したそうです。福島県民の思いとしては当然かと思います。また「一方で、『ごみは出た場所で始末するのが原則』と語り、廃棄物は『福島第1原発の敷地内に移すしかない』とも述べた」そうで、(私と同じく差別的な方のようで)現実的な対応も必要だとの言葉だと思います・・・(ただ、福島には造られても、東京にはできない、造られないというのが、この世の「利」の構造ではあるのですが・・・)
P.S.3 「経済産業省は30日、東京電力、東北電力管内の大口事業所向けに発動している『電力使用制限令』について、東日本震災などの被災地では・・・9月2日までに解除」、「それ以外の地域では、9日を最後に解除する」と発表しました。少なくとも、被災地に発令する必要など全くなかったのではないかと思います。また、復興のためにはしてはいけなかったと思うのです。兎に角、この電力使用制限令や電力不足を防ぐための節電が本当に必要だったのかは、(東電は電力使用の状況などの細かなデータを出すことを拒否していますが)今後明らかになってくるものと思います・・・
3つに分類される網膜剥離のうち、私の場合は「裂孔性網膜剥離」に当たるようで、網膜の一部に裂け目(裂孔、円孔)ができ、そこから液化した硝子体(しょうしたい)が網膜の下に流れ込んで、神経網膜が色素上皮層からはがれている状態です。硝子体はゼリー状で、歳を取るにつれ液化して、誰でも自然と網膜から離れていくのですが、私のように網膜と硝子体が癒着して上手く分離できずに網膜を引っ張ると、破れたり穴が開いたりするわけです。
これを放置すると、網膜がどんどん破れたり剥離していくと、視力の低下、視野の欠損、さらに最悪の場合には失明の危険性もあります。そうした病状の進行を抑えるために、レーザー光線で裂孔の周りに火傷状にして、最も剥がれ易い色素上皮細胞と神経網膜との間を繋ぎ止めます。なんとかレーザーが打てる状況なので、剥がれずに済んでいるという状態です。当初、液化した硝子体(や血液)が流れ込んで、視界が濁っていましたが、今は大分澄んできていますし、視界全体にあった黒い(煤煙状の)点は殆どなくなりました。ただ、濡れた髪の毛状のものが眼球を動かすと見えます。(飛蚊症)
原因としては、老化による硝子体の液化と、網膜自体が薄くなってくると裂孔が生じやすくなる(老朽化した原発の配管と同じです)、私のように近視の強いと(両目とも0.01です)、液状化も進みやすく、また網膜を引っ張る力も強いようです。(当然、破れ易くなります)ただ、こうして何ヶ所も破れるケースは少ないようで、「念のため」ということで、精密検査を受けることになりました。(そう言えば、原発の避難当時、枝野さんも「念のために」と言いましたが、非常に危険な状態でした。何か嫌な感じですね・・・)
命に関わる病気ではありませんが、昨年亡くなった義理父と同じ病気でもあり、やはり色々と考えさせられます。病気というのは、それまでの生活そのもの、食事や考え方、呼吸の仕方、或いは家族や友人関係といった人間関係、そして人生全てのあり方を象徴しているものだそうです。そのあり方を変える契機を与えてくれているものであると。単に老化だとか、誰でも病気には掛かると流さずに、また治癒すればまた元の生活に戻るのではなく、大きな人生の転機にできるのか、そのような問いを投げ掛けられているのだと思います。いずれにしても悪化して失明となれば、必然的に転機とならざるを得ないわけですが、どちらに転んでも、自分のあり方が問われていることだけは間違いのないことのようです・・・
P.S. 東電は10月初旬から、本格的な賠償金の支払いを始めるそうです。「対象は、避難住民15万人分を含め、全体で40~50万件にのぼる」(『朝日新聞』)そうですが、仮払金を受けてから避難所(住所)を変えた人や、初めて請求することになる方は、自ら東電に連絡して請求しなければならないそうです。(被災者の自己申告制ですか・・・)「さらに、移動に掛かった交通費や宿泊費、医療費の請求には、原則として領収書などの証明書類が必要だそうで、これもまた大きな障害となりそうです。役所や自治体そのものが機能していない状況では致し方ないとも言えますが、なんとも被災者に冷たい対応に思えて仕方がありません。
これまで東電が支払った損害賠償金は1120億円で、これでほぼ下りる保険金は使い切りました。過日、東電は4000億円の欠損金を計上しましたが、これがきちんと被災者に渡るのかどうか注視してきたいと思います・・・
P.S.2 全国地方銀行協会元会長で福島商工会議所会頭の瀬谷氏が、「放射性物質を含む廃棄物の中間貯蔵施設について、『(原子力発電の)受益者は東京だ。東京のお台場にでも造ったらどうか』と述べ」、「細野原発担当相が毎週末に福島を訪れていたことを挙げ、『これまで仮置き場の議論は一切なかった。・・・』と非難したそうです。福島県民の思いとしては当然かと思います。また「一方で、『ごみは出た場所で始末するのが原則』と語り、廃棄物は『福島第1原発の敷地内に移すしかない』とも述べた」そうで、(私と同じく差別的な方のようで)現実的な対応も必要だとの言葉だと思います・・・(ただ、福島には造られても、東京にはできない、造られないというのが、この世の「利」の構造ではあるのですが・・・)
P.S.3 「経済産業省は30日、東京電力、東北電力管内の大口事業所向けに発動している『電力使用制限令』について、東日本震災などの被災地では・・・9月2日までに解除」、「それ以外の地域では、9日を最後に解除する」と発表しました。少なくとも、被災地に発令する必要など全くなかったのではないかと思います。また、復興のためにはしてはいけなかったと思うのです。兎に角、この電力使用制限令や電力不足を防ぐための節電が本当に必要だったのかは、(東電は電力使用の状況などの細かなデータを出すことを拒否していますが)今後明らかになってくるものと思います・・・