私に向かって、「あのよ~ちょっと聞いてもええきゃ?」「はいどうしました?」と私。以前介護の仕事をしていたことがある私は、老人はちょっと気になる存在。「あのよ~こういう家はいくらでできや~すかね?3000万くらいきゃ?」
「お家を建てられるんですか?」「わしの孫によ~残してやりたいんだけどよ~こんなことあんまり人に聞け~せんし、どうしてええきゃわからんし、あんた、優しそうな顔しとるで・・ちょこっと聞いてみたわわしの家そこやで、寄ってってっちょ~おばあちゃんは、孫への「愛」そして、自分の残り少ない人生について語っていました。このおばあちゃんはどんな風に人生歩んできたんだろう・・もっとお話したかったのですが、「あんた、仕事中にわるかったな」と丸い背中で帰って行きました。その背中を見ていたらとてもせつなかったのです。そしてついに監督は来ませんでした・・せつないのは私の方でした。
「お家を建てられるんですか?」「わしの孫によ~残してやりたいんだけどよ~こんなことあんまり人に聞け~せんし、どうしてええきゃわからんし、あんた、優しそうな顔しとるで・・ちょこっと聞いてみたわわしの家そこやで、寄ってってっちょ~おばあちゃんは、孫への「愛」そして、自分の残り少ない人生について語っていました。このおばあちゃんはどんな風に人生歩んできたんだろう・・もっとお話したかったのですが、「あんた、仕事中にわるかったな」と丸い背中で帰って行きました。その背中を見ていたらとてもせつなかったのです。そしてついに監督は来ませんでした・・せつないのは私の方でした。