goo blog サービス終了のお知らせ 

ヨッキーのヒトリゴト日記

原田洋介のしょーもないヒトリゴトを綴った日記でございます。

議員定数半減条例否決

2010-09-03 | 防府市議会

議員定数に関する特別委員会が開催されました。


6月議会に上程され、継続審議になっていた「議員定数半減条例」は反対多数で不承認になりました。


前回の委員会で、執行部に投げかけられていた質問の回答がありました。

まず、議員定数半減をしなければならない理由は?という質問に対する回答は、財政が逼迫しているからではなく、20年、30年先を見据えてのものというものでした。

13人という根拠は?という問いには「市長のマニフェストだから」。


市長も出席されましたので、そのあたりを市長に質すと「なんでも増やすんだったら倍増、減らすんだったら半減でやらなければならない」「定数半減はお金の問題ではなく心意気の問題だ」と。


うん、たしかに聞こえはいい。

でも、それはそれ。


地方自治は、国会の議院内閣制と違い、二元代表制となっています。


二元代表制の意義は?という問いに、市長さんは答えられませんでした。


議会というのは、行政の行きすぎを監視する役割をになっています。

これが二元代表制の大きな意義です。

これから地方分権(地域主権ですか?)が進んでくると地方議会の力量が問われてきます。

残念ながら、いまの防府市議会に、その力があるとは言えません。

ですので、議会基本条例をつくったり、研修制度を強化したりして、少しずつでもレベルアップしていこうとしているわけです。

しかし、まだまだ不十分でしょう。


その力がないので、半減したからといって、実力のある議員が当選してくるとは限りません。


結局、「議員半減は民意だから」というのが、最大の提案理由のようなんですが、市長選挙で松浦市長に当選された方だけが市民というわけではありません。

私は「市民から負託を受けた議員として、民意をもとに反対する」と討論しました。



松浦市長に投票された方の中にも「議員半減」だけではなく、「合併反対」に投票された方もいらっしゃるはずです。

そちらの声の方が聞こえてくるのは大きかったような気がします。

「私が当選したから、私のやることはすべて民意だ」というのはあまりにも危険ですし、それに歯止めをかけるのが議会の役割になってくるんですが、その機能を半減してしまおうというのですから、ホントに危ないことです。


委員会のやりとりをすべて聞いていただきたかったんですが、いまはそのすべもありません。

こういったことも議会改革として考えていかなければなりません。


一昨年の改選後に立ち上げられた「議会改革推進協議会」では、とにかくいろいろな項目をあげ、改革に取り組んでいこうと努力しています。

その協議事項の中には、議員定数の問題もあげられています。


委員会で不承認となり、本会議に委ねられることになりますが、おそらく否決されることになるでしょう。

でも、これで終わったわけじゃありません。

今回の議案上程で、大きな一石を投じられたことになります。

半減とまではいかなくても、定数減は考えなければなりません。


私は削減すべきという考えです。

でも、半減、13はやりすぎだと思います。


改選前も会派では24という意見を出したのですが、結局は27という数字になりました。

24がいいのか、20がいいのか、それ以下か。

考えていかなければならないでしょう。



支離滅裂な文章になりましたが、今日はこのあたりで。


おやすみなさい。


9月議会開会

2010-09-01 | 防府市議会


9月定例議会が始まりました。



議場にはTVカメラも来てました。



そんなニュースなネタはあったかなという感じでしたが、気づいたときには誰もいませんでした。



なんだったんでしょ。




初日の今日はまず市長の行政報告から。



駅南のマンション予定地。



開発業者の資金調達などがうまくいかず、着工が一年延びていましたが、それがもう一年延びるだろうという話。




駅前の一等地、なんか活用方法があったろうに、カンタンに売ってしまいましたから。



これからどうするんだろうというのが率直な感想です。





続いて、人権擁護委員の選任案件。



市役所OBの方が推薦されました。



どういう識見があるのかという質問も出ました。



市職員は日頃から人権擁護に関わっているという旨の答弁。



なるほど。




人権擁護委員さんというのは。。。



国民の基本的人権が侵犯されることのないように監視し、もし、これが侵犯された場合には、その救済のため、すみやかに適切な処置を採るとともに、常に自由人権思想の普及高揚に努めることをその使命とする公職である(人権擁護委員法2条)。



ということです。



議員は要らん!と政治活動をされている方もいらっしゃいますが。





本題に戻ります。




その後は、防府地域振興株式会社の経営状況報告。



この会社は、市が出資している、いわゆる「3セク」で、ルルサスの駐車場などの管理運営をしている会社です。



今年になって、臨時職員による横領事件が発覚したばかりで、管理体制が問われているところなんですが、配布されている資料の監査報告書を見て「ん?おかしいな」と思いました。



3名の監事の署名がされているのですが、そのうち2人の署名が酷似していたんです。



で、去年の資料をみると、明らかに筆跡が違う。



さきの不祥事で私文書偽造とかあったのに。



違うんだったら文書偽造でしょ。



町内会の監査じゃないんだから。



いや、それでもいけんですが。



なんでこんな資料が役員会とかで承認されるの?みたいな。



こういう体制の会社だから不祥事とか起きてしまうんでしょ?



ちゃんと確認してくださいよという指摘をしました。



報告を待ちたいと思います。





それから、補正予算の審議。



これについてもいろいろ質問が出てきました。





とりあえず委員会で審議されますので、くわしいことはまた書きたいと思っています。




とくに最近感じることなんですが、なんだかボロが多すぎです。



そのチェックを甘くするために議員を減らそうということなんかなとも思ってしまいます。




もちろん、このままじゃいけないと思ってます。



議員は多いのかもしれません。



でも、これが適正だという数はありません。




市長さんは「将来を見据えて半減させる」ということを大義名分とされています。



議会側の言い分になってしまいますが、その前にやることがいっぱいあるんじゃないかと思います。





久しぶりにいっぱい書いたんで、目がショボショボしてきました。




今日からは毎日更新する予定です。



とうとう家からのインターネット回線が復活しましたので。



ということで、今日はこの辺でこらえてください。




おやすみなさい。



中司実議員のご葬儀に参列

2010-02-02 | 防府市議会

防府市議会議員の中司実さんがご逝去され、本日、ご葬儀が営まれました。



私がはじめて当選したとき、会派で面倒を見ていただいたのが中司議員です。

なにもわからない新人でしたので、議会のこと、議員としての心構えなど、いろいろなことを教えていただきました。


以来、ずっと気にかけてくださって、いつも「がんばっちょるか」と声をかけてくださっていました。

私にとっては、やさしいおじいちゃんのような存在の先輩議員でした。


最近は入退院を繰り返され、少しお元気がなくなったように見えましたが、議会に来られたときには、いつものようにやさしく声をかけてくださいました。


正直、まだ信じられません。


議会に行くと、やさしい笑顔で「お、がんばっちょるか」と声をかけてくださる中司議員がいらっしゃるような気がします。




本当にお世話になりました。

ありがとうございました。


ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、心からご冥福をお祈り申し上げます。


産業建設委員会

2009-12-17 | 防府市議会

小雪がちらついています。

寒いッス。


でもまぁ12月も中旬ですから、雪くらい降って当たり前なんですが。

温暖化ですね。

COP15も気になります。


さて、昨日の市議会は常任委員会で補正予算などの審議が行われました。

私の所属している産業建設委員会では、おもに災害復旧関連工事の予算審議が行われました。

今回出てきているのは、小規模治山事業3件、林地崩壊防止事業2件、
がけ崩れ災害緊急対策事業として1件、農地の復旧が37件、農業用施設(ため池や水路など)復旧57件、林道復旧工事事業が5件、そのほか河川や道路が40件あまりとなっています。


要望にどれくらい対応できているのかということを質問しました。

農地関係だけでも重複したものも含めて、のべ500件ほどの通報があったそうです。

今回は国や県の補助がつくもので、だいたい工事費が40万円以上相当のものが対象になっているとのことです。

40万円以下のものもたくさんあるのですが、それについては、なんとかいい方法がないか検討しているとのことでした。


工事箇所が少ない感じもしますが、国の事業があったり、県の事業があったりで、どこからどういう線が引いてあるのかよくわからないところもあります。


とにかく、一日も早い復旧を望みます。


とりあえず委員会に関係する補正予算は全会一致で承認されました。


12月議会開会

2009-12-03 | 防府市議会

とうとう12月になってしまいました。

最近ぜんぜん更新できていませんです。

申し訳ございません。



さて、今年最後の定例会、12月議会が開会しました。


昨日の初日には、冒頭に副議長の選挙が行われ、選挙の結果、松村議員が副議長に就任することになりました。

その後、議会運営委員の選任や、各常任委員会の正副委員長の互選などがあり、議会の人事も新しくなりました。


そのほか、可決したおもな議案は以下のとおりです。


■指定管理者の指定について

・防府市まちの駅の指定管理者に、一般社団法人防府市観光協会が指定されることになりました。期間は平成22年4月から平成27年3月までの5年間。



■指定管理者の指定について

・防府市体育館、防府市陸上競技場、防府市武道館の3施設の指定管理者に、コナミスポーツ&ライフ・日本管財グループが指定されることになりました。期間は平成22年4月からの5年間です。



■山口・防府地区広域事務組合の解散について

・山口・防府地区広域事務組合を平成22年3月末で解散することになりました。



■山口・防府地区広域事務組合の解散に伴う財産処分について

・山口・防府地区広域事務組合の解散にともなって、組合の基金の処分を定めるものです。防府市に基金の積立金が返還されることになります。



■防府市に所在する山口県行政機関の存続を求める要望決議

・県の出先機関である県税事務所、環境保健所などが山口市に統廃合されること、県立衛生看護学院が廃止になることになっていますが、議会として、その存続を求める要望決議を全会一致で可決しました。




今日は朝から一般質問の打ち合わせでした。

今回は「行政改革について」質問します。


こないだまで行政刷新会議の「事業仕分け」が注目されていましたが、「ビジョンが見えない」などの批判もありました。

たしかにそんな感じもしました。

行政改革って、ただの経費削減をすることだけではありません。

防府市でも行革が進んでいますが、「いくら減らした」という効果額だけが前面に出ているような気がします。

そのあたりの質問をする予定にしてます。



いろんな方から「最近サボり気味じゃないの?」って言われてます。

そんなつもりはないんですが、11月を見てみると、更新したのは3日しかありません。


ごめんなさい、今月はがんばって更新しますんで!!!